長岡亮介が蒼井優&高橋一生共演の黒沢清監督ドラマ「スパイの妻」音楽担当

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長岡亮介(ペトロールズ)が6月にNHK BS8Kで放送されるスペシャルドラマ「スパイの妻」の音楽を担当する。

左から蒼井優、高橋一生。

左から蒼井優、高橋一生。

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長岡亮介(ペトロールズ)

長岡亮介(ペトロールズ)[拡大]

「スパイの妻」は1940年、第二次世界大戦前夜の神戸を舞台にしたラブサスペンス。時代の大きなうねりに翻弄されながらも、自らの信念と愛を貫き通そうとする女性の姿が描かれる。主人公の福原聡子を蒼井優、その夫の優作を高橋一生が演じ、監督を黒沢清が務める。

本作の音楽を手がける長岡は「今回は作品が放つイメージに自分のイメージを重ねていく、という初めての作業。興味深く加わらせていただきました。シンプルに、を心がけました。さあ、何曲採用されるのでしょうか?!(笑)」とコメントしている。

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NHK BS8K「スパイの妻」

2020年6月放送
<出演者>
蒼井優 / 高橋一生 / and more

長岡亮介(ペトロールズ) コメント

欲しいなと思うものを自分勝手に夢想して、そのイメージを歌や演奏に気ままに落とし込んでいく、自分が作る音楽は大体そういう感じでした。今回は作品が放つイメージに自分のイメージを重ねていく、という初めての作業。興味深く加わらせていただきました。シンプルに、を心がけました。さあ、何曲採用されるのでしょうか?!(笑)

蒼井優 コメント

黒沢監督と組ませていただくのは今回で3度目ですが、主演は初めてなので、とてもうれしいです。そして、濱口竜介さんたちの書かれた言葉が、映像ではあまり挑戦したことないタイプの口語なので、どういうリズムになるのか、また力のあるキャストの皆さんとどういう芝居になっていくのか楽しみです。

高橋一生 コメント

クラシックな物語性と新しい試み。リズムに還元されてしまいそうな劇的な台詞の数々。
初めての黒沢組は終わって欲しくない程充実した時間の中でお芝居をさせていただきました。
この作品の完成が心から楽しみです。

黒沢清監督 コメント

古典と言っていい戦時下のサスペンスを最新のデジタル映像で物語ってみる、そんなチャンスが私に訪れたことを大いに喜んでいます。しかも主演は蒼井優さん。彼女なら、歴史的であり同時に最先端でもある風景の中に、何の矛盾もなく存在してくれることでしょう。

濱口竜介 コメント

この企画への参加をお誘いいただいて以来、私が心に念じていたことは、黒沢清監督に最高に面白いドラマを撮っていただきたい、というその一点です。共同脚本の野原位ともども師匠である黒沢監督の胸を借りて思い切りぶつかった結果、生まれた物語はタイトル通り「スパイの妻」として戦中の状況に翻弄される一人の女性の話となりました。脚本家にも関わらず、完成作がどのようなものになるか全く予想がつきません。ただ、傑作となることだけは強く確信しています。いち黒沢ファンとして、参加できたことが心より嬉しく、誇らしく、完成を心待ちにしています。

野原位 コメント

黒沢監督とこの企画を進め始めてから早2年が経ち、今とても感慨深い思いでおります。
私自身も脚本チームの一員として関わり、黒沢監督から学ぶばかりで、その点でも非常にありがたい機会でした。兎にも角にも一観客としてワクワクしています。今作は黒沢監督が戦中を舞台にした新鮮で素晴らしい企画であり、そして濱口さんが脚本という二度とないかもしれない夢のタッグです。ここまで企画を支えてくれた方々にも心から感謝しています。この傑作の完成がただただ楽しみで仕方ありません。

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