七尾旅人が演劇に初挑戦、ザハ・ハディド&もんじゅ描く岡田利規版現代の“夢幻能”

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七尾旅人が6月3~24日に神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場で上演される音楽劇「未練の幽霊と怪物」に出演する。

「未練の幽霊と怪物」キャスト。左上から時計回りに森山未來、片桐はいり、栗原類、七尾旅人、太田信吾、石橋静河。

「未練の幽霊と怪物」キャスト。左上から時計回りに森山未來、片桐はいり、栗原類、七尾旅人、太田信吾、石橋静河。

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岡田利規 (c)Kikuko Usuyama

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この舞台は劇作家で演出家の岡田利規チェルフィッチュ)が“能”に触発された新作で、2017年2月にドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリーとして上演された「NO THEATER」の進化版。霊的な存在が思いを語る“夢幻能”の様式を用い、建築家のザハ・ハディドを主人公に描く「挫波」と、高速増殖炉・もんじゅをめぐる「敦賀」といった間狂言を挟む2つの演目が上演される。

森山未來片桐はいり栗原類石橋静河太田信吾といったキャストに並び、七尾は劇中で声楽にあたる“謡(うたい)”を務め、音楽監督兼演奏を担当する内橋和久と共に音楽劇の根幹を担う。なお七尾が演劇作品に出演するのは今作が初となる。

岡田利規 コメント

社会とその歴史は、その犠牲者としての未練の幽霊と怪物を、ひっきりなしに生み出して
来て、今だって生み出し続けています。
わたしたちはそれら幽霊や怪物のことを見ないこと忘れてしまうことを、その気になればできちゃうし、そのほうが快適な向きは確かにある。
でもそれらに、つまり直視しないこと忘却することに、抗うために、能という演劇形式が持つ構造を借りて、音楽劇を上演します。

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KAAT 神奈川芸術劇場プロデュース「未練の幽霊と怪物」

2020年6月3日(水)~6月24日(水)神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
2020年6月27日(土)、6月28日(日)愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
2020年7月4日(土)、7月5日(日)兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

作・演出:岡田利規
音楽監督・演奏:内橋和久
<出演者>
森山未來 / 片桐はいり / 栗原類 / 石橋静河 / 太田信吾 / 七尾旅人(謡手)

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2020年6月27日(土)、6月28日(日)愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

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