1月15日に約2年ぶりのオリジナルアルバムとして「一年中」を発売した片平。リリースパーティでは春夏秋冬をテーマに制作された本作の楽曲12曲が収録順に披露された。会場に集まった大勢の観客に挨拶し、バンドメンバーの外園一馬(G)、松江潤(G)、わかざえもん(B)、河村吉宏(Dr)、村山☆潤(Key)を1人ずつステージに呼び込んだ片平は、アコースティックギターを手にオープニングナンバー「デザート」を歌唱。続けてきらびやかなサウンドが特徴のウインターソング「冬の魔法」を演奏した。3曲目の「ラズベリータルト」では曲に合わせて観客がクラップを鳴らし、さわやかなナンバー「sunny」では片平がタンバリンを片手に場内を明るいムードで満たした。
ここまで4曲を歌い、ファンに改めて挨拶した片平は「自分が変わることが1つのテーマになっていて。もう1つ、明るい幸せなムードをみんなに届けたいなと思って作りました。気持ちが沈むこともたくさんあるけど、季節のように生まれ変わっていくうちに理想の自分に近付けたらいいなと思って歌を歌っております」と「一年中」に込めた思いを説明。「夏が待ちきれない」でライブを再開し、「一日中」をしっとりと弾き語ったかと思えば、アッパーチューン「JUMP」では一転、会場を高揚感で包み込んだ。さらにエレキギターを手にした片平は「悔しくって気持ちが落ち込んでいたときに書いた秋の歌」という曲紹介から「赤い目の空」を、「出身は福島という田舎ですが、もう少しこの場所でがんばりたいなと思って、東京で、どんな場所でも咲いてやろうと思って書いた曲があります」という言葉を経て「bloom in the city」をプレイした。
次に片平は地元の福島や東北への思いを語ったのち、「オレンジ」を熱唱する。「悲しい出来事はなにひとつなければよかったけれど 今こうしていられること 出会えてよかったよ」というフレーズを響かせた彼女は、そのままの流れで疾走感あふれる「晴天の兆し」をパフォーマンス。1番の歌詞をど忘れし、なかなか歌い出せないというハプニングがありつつも「一年中」のラストを飾るナンバー「明日には」を歌い上げた。
アルバムの楽曲をすべて披露し終えた片平は一旦ステージから退場したあと、「baby」でリリースパーティの第2部となるアンコールをスタートさせる。ロックナンバー「BAD GIRL」ではバンドメンバーがそれぞれソロを繰り広げ、受験生への応援ソングとして2015年に発表された「誰もが」では片平が再び弾き語りで歌声を届けた。そして「誰にだってシンデレラストーリー」「女の子は泣かない」「Party」といった人気ナンバーを立て続けに歌った彼女は、「これからも歌います! それだけが決まってます」「最近、歌うことが純粋に楽しいです」と笑顔で挨拶。ラストナンバーとして「始まりに」を披露した。
その後、片平はマイナビBLITZ赤坂でバースデーライブ「一年中ライブ 5月編『夏が待ちきれない!』」を開催することを発表してステージをあとにするも、鳴り止まないダブルアンコールに応えて再度ファンの前へ。「Love takes time」を弾き語り、会場にシンガロングを巻き起こしてライブを締めくくった。片平のオフィシャルサイトでは2月2日23:59まで「一年中ライブ 5月編『夏が待ちきれない!』」のチケットの一次先行予約を受付中。このライブでは当日会場でチケットと共に学生証を提示すると500円がキャッシュバックされる。
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片平里菜「brand new album『一年中』発売記念 リリースパーティ“冬の魔法”」2020年1月26日 マイナビBLITZ赤坂 セットリスト
01. デザート
02. 冬の魔法
03. ラズベリータルト
04. sunny
05. 夏が待ちきれない
06. 一日中
07. JUMP
08. 赤い目の空
09. bloom in the city
10. オレンジ
11. 晴天の兆し
12. 明日には
<アンコール>
13. baby
14. BAD GIRL
15, Oh JANE
16. 誰もが
17. 誰にだってシンデレラストーリー
18. 女の子は泣かない
19. Party
20. 始まりに
<ダブルアンコール>
21. Love takes time
片平里菜「一年中ライブ 5月編『夏が待ちきれない!』」
2020年5月31日(日)東京都 マイナビBLITZ赤坂
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