ファン投票で選ばれた楽曲をランキング形式でパフォーマンスする「リクエストアワー」を中心に、毎年1月にTOKYO DOME CITY HALLで複数のイベントを開催しているAKB48グループ。今年は1月18日から26日まで9日間にわたって公演が続き、初日には
STU48
2年ぶりにTOKYO DOME CITY HALLで単独コンサートを開催したSTU48は、1月29日にリリースする4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」を初披露。24名のダンサーを従え、ミュージックビデオを再現したようなパフォーマンスでファンを圧倒した。序盤のMCでは初めて選抜メンバー入りした矢野帆夏が「ミュージックビデオの撮影は過酷と聞いていましたが、嘘じゃなかったんだなと思いました。本当に寒かった...!」と話し、キャプテンの岡田奈々も「今まで経験してきたミュージックビデオ撮影の中で一番過酷でした!」と真冬の海辺を舞台に裸足で踊ったMV撮影を振り返った。
アンコールでは岡田が「2年前のTDCホールでの単独コンサートのときはスタッフさんにも怒られてばかりで、よくわからないままこのステージに立っていたと思います。でもこの2年間でメンバー1人ひとりが成長していて、そばで見ていて頼もしいなと思うことが増えました」と語ったあと、「間もなく結成3周年ということで、STU48ももう一歩前に進まなければいけないなと思い、新キャプテンを発表させていただきます」と切り出し、今村美月を新キャプテン、福田朱里を副キャプテンに指名。今村は「キャプテンの形はたくさんあると思うので、自分らしく大好きなSTU48をもっともっと素敵なグループにしていけるようにがんばります!」と意気込みを述べ、福田は「キャプテンのみちゅを支えられるように、そしてファンの皆さんにもSTU48を応援しててよかったなと思っていただけるように力を尽くしたいと思います」と力強い言葉を語った。
NGT48
NGT48にとって3回目のTOKYO DOME CITY HALL公演には、新潟での3日間の合宿を経て選ばれたメンバー16人が参加。コンサートの冒頭ではその合宿の様子が上映され、講師やスタッフからの激しい檄に戸惑ったり、涙しながらも励まし合ったりするメンバーの姿など、次々に映し出される過酷な内容に会場は静寂で包まれた。そして本間日陽の「単独コンサート、いくぞー!」というかけ声でコンサートがスタートすると、16人の中には感極まって目を潤ませるメンバーも。2年前の「第3回ドフラフト会議」で指名されて NGT48に加入した藤崎未夢は「2年越しで夢が叶いました。うれしいです」と満面の笑みを見せ、荻野由佳は「(今日ステージに立てなかった)16人の分もすべて背負って、皆さんが喜んでいただけるように精一杯がんばります!」と挨拶した。
その後、NGT48はユニット曲のコーナーなどで会場を沸かせ、合宿の課題曲になったAKB48「UZA」や、2016年発表の初オリジナル曲「Maxとき315号」をパフォーマンス。アンコールでは小熊倫実が「たくさんの方の支えがあって、こうしてステージに立たせていただけているんだなと実感しました」と述べ、中井りかも「本当にたくさんの方がいてくださったから、付いて来てくださったから、ここにまた立つことができたと思います。ここに立てなかったメンバーにも支えられてここにいるなと思います」とファンに感謝の気持ちを伝えた。
HKT48
今年結成9年目のHKT48のコンサートは、「HKT48 第2章 選抜発表」と題したVTRで幕を開けた。どよめきと歓声の中、この先HKT48を牽引していく“第2章選抜メンバー”がポジションの発表と共に続々ステージに登場。センターには1期生でバラエティ番組での活躍がめざましい村重杏奈が選ばれ、コンサートの1曲目に「しぇからしか!」のタイトルをもじった「シゲらしか!」が披露された。村重は「HKT48新センターの村重です! TDCの皆さん、盛り上がっていきましょう!」とファンに挨拶。チームHキャプテンの松岡菜摘から「センター、どうよ」と感想を聞かれると、「どうしようかと思った。皆さんブチギレて帰ったら!」「ふざけるのが怖い。前にいると騒げないからストレス溜まってる…」と複雑な胸の内を明かし、会場に笑いを起こした。
続いてHKT48は寸劇企画「寸劇戦隊 指レンジャー」や、村重がROLANDなどの著名人に扮したユニット曲のコーナーで会場を盛り上げる。村重がセンターの重圧を打ち明けつつ、「メンバーみんなのおかげで心折れずに無事に終えることができました」「今日ここにいないメンバーもいるけど、皆でHKT48なので、ずっとずっと仲よしなHKT48でいれたら」とメンバーへの思いを涙ながらに伝えたあとには、グループの絆を歌った「HKT48ファミリー」が披露された。さらにこの日出演できなかったメンバーの映像が流れるなど、場内に感動的なムードが広がる中、今度はスクリーンに「HKT48 第3章 選抜発表」の文字が。わずか100分で第2章の幕が閉じ、センターから16番手までポジションが下がるという展開に村重は「早い!」と驚き、会場は爆笑で包まれた。そしてHKT48は田中美久を新センターに据え、「しぇからしか!」をパフォーマンス。田中は「2020年、今こそより一層メンバーが団結し、信念を持ち、私たちでHKT48の新時代を築いていきます!」と力強く宣言した。
STU48「STU48選抜コンサート~東京には染まらないで帰ります。~」2020年1月18日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト
01. 無謀な夢は覚めることがない
02. 風を待つ
03. 思い出せてよかった
04. ペダルと車輪と来た道と
05. 夕陽を見ているか?
06. 記憶のジレンマ
07. Relax!
08. 鏡の中のジャンヌ・ダルク
09. UZA
10. 天使のしっぽ
11. FIRST LOVE
12. 孤独なバレリーナ
13. 野蛮な求愛
14. 瀬戸内の声
15. 制服の重さ
16. 原点
17. レモンジュース
18. 暗闇
19.
20. そばかすのキス
21. サステナブル
22. 大好きな人
<アンコール>
23. STUフェスティバル
24. 君のことが好きだから 広島弁ver.
25. 水夫は嵐に夢を見る
26. 手をつなぎながら
27. 夢力
NGT48「NGT48選抜メンバーコンサート ~TDC 選抜、合宿にて決定。初めての経験~」2020年1月18日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト
01. 春はどこから来るのか?
02. 心に太陽
03. Let's get“あと1センチ”
04. やさしさに甘えられない
05. Soft Serve
06. みどりと森の運動公園
07. 奇跡は間に合わない
08. 履物と傘の物語
09. I'm sure
10. ギンガムチェック
11. 暗闇求む
12. 君はどこにいる?
13. 僕の涙は流れない
14. 友達でいましょう
15. 世界の人へ
16. 泣きべそかくまで
17. 純情よろしく
18. 青春時計
19. UZA
20. Maxとき315号
<アンコール>
21. 夢を死なせるわけにいかない
22. 世界はどこまで青空なのか?
23. ナニカガイル
24.
HKT48「HKT48選抜メンバーコンサート~NEWYEARも、“しょうもないこと”本気でやろうぜ!ヨロシクどうぞ!~」2020年1月18日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト
01. しぇからしか!(シゲらしか!)
02. メロンジュース
03. ぶっ倒れるまで
04. キスは待つしかないのでしょうか?
05. 口移しのチョコレート
06. へたっぴウィンク
07. Dear J(Dear シゲ)
08. 始まりの雪
09. 夢力
10. 明日は明日の君が生まれる
11. 天国野郎
12. 君と僕の関係
13. おねだりシャンパン
14. ロマンティック病
15. シャワーの後だから
16. KONJO
17.
18. しぇからしか!
19. 早送りカレンダー
20. ウインクは3回
21. 君のことが好きやけん
22. 大人列車
23. 意志
<アンコール>
24. 桜、みんなで食べた
25. スキ!スキ!スキップ!
26. 12秒
27. 最高かよ
※記事初出時、写真のキャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
HMV三宮オーパ @HMV_Sannomiya
【ライブレポート】「AKB48グループTDC祭り」開幕!STU48、NGT48、HKT48が見せたそれぞれの決意(写真44枚) https://t.co/w5ilsYKh3m