本日1月18日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われた映画「
「太陽の家」で主人公である大工の棟梁・川崎信吾を演じた長渕。昨年12月に行われた完成披露舞台挨拶にも出演予定だったが、急性腎盂腎炎による入院のため欠席していた。彼の復帰後初のイベント出演ということもあり、会場は開始前からファンの熱気に包まれていた。
今回の舞台挨拶には長渕のほかキャストの
長渕は撮影時について、「長い期間みんなと生活したから、撮影が終わったときは寂しかった。愛に満ち満ちた現場で幸せでしたね」「プロモーションを含めると1年近く関わっているんですけど、それだけに今日という日を迎えられたのは、喜びもひとしおです」とコメント。一方瑛太は「剛さんの考えていらっしゃることや、各シーンに対するアイデア、その瞬発力にドキドキしながら参加しました」と長渕から多くの刺激を受けたことを語った。さらに彼は撮影初日について、「すぐに剛さんが『メシ食いに行こう!』と誘ってくださって、一緒にお蕎麦を食べました。そこで『全力出していこうな!』というお言葉をいただけて、思いっきりやっていこうという気持ちで撮影に臨めました」と振り返った。
映画のテーマである“優しさ”に関連し、現場で優しさを感じたエピソードについて質問されると、潤浩は「棟梁(長渕)はいつもそばで笑顔でいてくれて、公園で遊んでくれたりしました」と語る。これについて長渕は「潤浩くんとは途中から芝居も何も関係なくなっちゃって、僕の大事なシーンの撮影のときに『ねえねえ長渕さん!』って話しかけてきて(笑)。でもそんな様子を撮ってもらった場面もあって、彼の自然な姿も収められていると思います」と微笑んだ。また広末は、本編のあるシーンで信吾が缶コーヒーを持ってくることについて言及。この場面は長渕がアドリブで用意したものだったと明かし、「『がんばれよ』『早く良くなって』とか、そういった言葉にはできない温かさ、優しさが込められているようで、すごくグッときたんです」と述べた。
イベント後半、権野監督が「撮影に入る前から長渕さんと各シーンについて話し合ったこともあったし、読み合わせをやらせていただいたこともあったんです。すごく濃密な時間でした」と回想すると、長渕は瑛太からも撮影に関する相談を受けていたことに触れ、「みんなでいい作品にしようっていう気風が最初からあって、とてもうれしかった。そこから台本だけでは表現できない、素晴らしい部分が浮き彫りになって、立体的な作品になったと思います。みんなでこういうものを作るんだ!という意識そのものに優しさを感じました」と現場の雰囲気を説明する。そして「これだけ愛をもらったんだから、映画に関わったみんなにラブレターを書こうと思って。それが『Orange』という曲になったんです」と映画の主題歌「Orange」にまつわるエピソードについても触れた。
最後に長渕は「みんな一緒に走って作り上げました。この時代にこの映画がどう映るか、心の中にいろんな心象を与えると思いますが、少しでも皆さんの心に明かりが灯ったら、ぜひお友達に紹介していただきたいです」とコメントし、舞台挨拶は終了。長渕の去り際にはファンが花束やプレゼントを手渡す場面もあり、終始優しさに満ちたイベントとなった。
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HMV三宮オーパ @HMV_Sannomiya
【イベントレポート】長渕剛、復活!大勢の優しさに包まれた「太陽の家」舞台挨拶(写真29枚) https://t.co/dwMMZLMZpY