STU48、キャプテン岡田奈々プロデュース公演が開幕！予想外の選曲でファン沸かす

STU48が昨日1月11日に船上劇場・STU48号にて新公演「僕たちの恋の予感」の初日を迎えた。

「僕たちの恋の予感」はSTU48のキャプテンである岡田奈々がセットリストを考案した劇場公演。岡田はかねてより自身で劇場公演をプロデュースすることを切望しており、STU48号のオープンから約9カ月でその念願が叶うことになった。

「Overture」を経て、公演の1曲目に披露されたのは2009年発表のAKBアイドリング!!!の楽曲「チューしようぜ！」。予想外の選曲に客席からどよめきが起こるも、キュートな歌詞とポップなサウンドで会場の熱気が高まっていく。続いてSTU48は「友達じゃないか？」「キスだって左利き」「手をつなぎながら」といったもどかしい恋心を歌ったナンバーを連続でパフォーマンス。岩田陽菜は「初日公演始まりました！ 『僕たちの恋の予感』公演、楽しんでいますかー!?」と挨拶し、薮下楓は「すごく楽しめる公演になっていると思うので、1回も瞬きせずに観てください！」とファンに呼びかけた。

ユニット曲のブロックでは沖侑果と中村舞の“沖舞”コンビが「禁じられた2人」を、岩田、大谷満理奈、信濃宙花の現役女子高生トリオが「残念少女」を歌唱。モノクロの衣装に身を包んだ磯貝花音、今村美月、門脇実優菜、田中皓子は今村の印象的な歌い出しからダンスナンバー「涙の表面張力」を披露し、キレのある踊りでファンを魅了した。ここまでメッセージ性が強い曲が続いたと思えば、甲斐心愛と矢野帆夏の2人は大人に憧れる少女の気持ちを歌った「となりのバナナ」をかわいらしくパフォーマンスする。また石田みなみ、瀧野由美子、福田朱里はAKB48の派生ユニット・ノースリーブスの楽曲「キリギリス人」を披露。石田千穂と薮下の仲よしコンビ“ふうちほ”は、公演タイトルの「僕たちの恋の予感」という歌詞が登場する「友達でいられるなら」で会場を盛り上げた。

ユニット曲の感想を語るMCを挟み、クラシックなグレーのワンピース衣装姿に着替えたSTU48はAKB48「愛しきライバル」「従順なSlave」、=LOVE「手遅れcaution」といったシリアスな曲調の楽曲を立て続けに披露。NO NAME名義で2013年に発表されたナンバー「この涙を君に捧ぐ」で公演本編を締めくくった。

アンコールではイエロー、ホワイト、ミントグリーンの3種類のカラフルなTシャツを着たメンバーが「STUフェスティバル」を元気いっぱいにパフォーマンスしたほか、「船」「帆」「出航」といったSTU48らしいフレーズが散りばめられたAKB48「水夫は嵐に夢を見る」を力強く歌う。さらに瀧野の「今の私たちのこと、未来の私たちのことを歌っています」という紹介から、1月29日発売の4thシングル「無謀な夢は覚めることがない」劇場盤のカップリング曲で、「僕たちの恋の予感」公演のために書き下ろされた楽曲「奇跡という名のストーリー」をさわやかに歌唱。歓声に包まれながら公演初日を終えた。

マスコミ向けの囲み取材では、岡田が「公演名に関しては最初に曲だったり、全体のイメージを作ったあとに付けさせていただきました。公演名に悩んだときに、AKB48グループ総監督の向井地美音ちゃんが助言をしてくれて、『何か素敵な歌詞からいただくのはどう？』という意見をもらって、『友達でいられるなら』というユニット曲の中の歌詞から取らせていただきました。皆さんがメンバーを見てキュンとしたりだとか、メンバー同士もたくさん目を合わせてキュンとするポイントが増えていく公演だと思うので、お互い恋の予感を感じてもらえたらと思って付けました」と公演名に込めた思いを説明。瀧野は「この公演を通じてみんなとの絆が深まったらいいなと思いますし、題名通り皆さんと恋の予感ができるように一生懸命がんばりたいと思います！」と意気込みを語った。