夢みるアドレセンス、7年半の思いを込めた6人最後のステージ

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夢みるアドレセンスが12月20日に東京・TSUTAYA O-EASTでワンマンライブ「YUMEADO LIVE "20191220"」を開催。この日をもってオリジナルメンバーの荻野可鈴、志田友美、小林れい、2017年末に加入した水無瀬ゆきの4名が卒業した。

夢みるアドレセンス「YUMEADO LIVE "20191220"」の様子。

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夢みるアドレセンス

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ティーンファッション誌モデルが中心となり2012年に活動をスタートさせた夢アド。幾度かのメンバー卒業と新加入を経て、今年4月からは荻野、志田、小林、水無瀬、そしてグループを引き継ぐ2017年加入メンバーの山口はのん、山下彩耶の6人で活動を続けてきた。6人で立つ最後のステージは2017年のナンバー「Rainbow Rain」で幕を開け、「フォトシンテシス」「おしえてシュレディンガー」と3曲を連続で歌った夢アドは、1人ひとり簡単な自己紹介を終えると、6人での最後の時間を完全燃焼するかのように、ここからほぼノンストップでライブを進行した。

夢みるアドレセンス「YUMEADO LIVE "20191220"」の様子。

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衣装をチェンジしての中盤戦、「恋のエフェクトMAGIC」「くらっちゅサマー」「舞いジェネ!」といったハイテンションな楽曲が並ぶと、開演前から熱気にあふれていた場内はますます狂騒的なムードに。ユメトモ(夢みるアドレセンスファンの呼称)のコールは一段と熱を帯びていく。荻野と志田のデュエットから始まるバラード「小さなストーリー」ではユメトモもじっくりと6人の歌声に聴き入り、「Exceeeed!!」からは再び盛大なコールがフロアに響き渡った。終盤の「アイドルレース」では「ラストだぞ! そんなもんじゃないだろ! もっとかかってこいやー!!」と荻野がさらに焚き付け、「17:30のアニメ」でさらにヒートアップ。ラストナンバー「ファンタスティックパレード」ではメンバーもユメトモもジャンプを繰り返してO-EASTを揺らした。

左から山下彩耶、水無瀬ゆき、山口はのん。

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アンコールを受けて再びステージに立った夢アドは、ユメトモへの思いを届けるように「涙が出るくらい 伝えたい想い」を熱唱した。感傷的なムードを明るく吹き飛ばすかのように続けて「JUMP!」を歌うと、6人はさわやかな笑顔でユメトモと一緒に記念撮影。そしてさらにもう1曲、明るくキャッチーな「メロンソーダ」を歌ってステージを終えたが、ユメトモの「夢アド」コールは鳴り止まない。再度登場した6人はここで改めて、1人ずつユメトモへのメッセージを届けた。夢アド継続を決意した山下は、もともと「憧れの先輩」だった初期メンバーとステージに立った2年間を振り返りながら「別々の道を歩むことになるので、1人ひとりの応援もこれからもよろしくお願いします」と涙ながらに語り、山下と共に夢アドの歴史を継承する山口は「今まで引っ張ってくれてありがとうございました」と先輩への感謝、さらに「ここまで一緒にがんばってくれてすごくうれしかったし、今までありがとう!」と隣に立つ同期の水無瀬への感謝を伝えた。水無瀬は「不器用で言葉ではうまく伝えられないので……最後にこれだけ言わせてください」と告げると「みんな、ありがとう!大好きだよー!」と叫んだ。

左から小林れい、志田友美、荻野可鈴。

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「夢アドに入って約7年半、私の青春をすべて捧げて、本当に後悔はありません」と断言した小林は、「こうやって続けて来られたのは、間違いなくここにいるみんなや、普段から応援してくださっている皆さんのおかげです。こうやってみんなと過ごす時間が、私にとってすごくすごくかけがえのないものでした。7年半、幸せでした」と涙ぐむ。志田は笑顔で話し始めるも、7年半という長い時間を思い出すうちに感極まり、言葉を詰まらせてしまう。「何回やっただろうっていうくらいの振り入れとかもなくなるんだなと思ったらすっごい寂しいけど……7年半、志田友美、皆さんどうでしたか? ここまで続けてきて本当によかったし、たくさんの夢を見させてくれた皆さん、そして夢アドのエースにしてくれた皆さん、本当に本当にありがとうございました!」と最後は笑顔で締めくくった志田に、ユメトモは惜しみない拍手を贈った。「声出しするのも終わりだな、リハーサルするのも終わりだな……って思ってたんですけど、なんかね、いい意味でいつも通りな感じがしちゃって。泣いてるみんなを見て、ああラストなんだなと、今ここにきて感じています」と実感を述べたリーダー荻野は、「7年半、一度でも会いに来てくれたみんな、その1人ひとりがいたからこその7年半だったなと思います。そして何より……みんなに感謝してるんですけど、何より感謝してるのは、やっぱり友美とれいです。どんなに辛いときも最後までそばにいてくれました。一生のかけがえのない仲間をもらえたなと思います」と共に7年半を駆け抜けてきた志田と小林への感謝を伝え、会場やニコニコ生放送の中継で見守るユメトモたちに「7年半、幸せをありがとうございました!」と深く深く頭を下げた。

手を振ってステージを去る志田友美、荻野可鈴、小林れい、水無瀬ゆき(左から)。

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今年の6月、同じTSUTAYA O-EASTのステージで行われたライブツアー「夢みるアドレセンスLIVE TOUR 2019 SEVEN STAR」の最終公演で「この6人で日本武道館のステージに立ちたい」と夢を明かした荻野は、「みんなに伝えた夢は叶わなかったし、夢アドとしてみんなに幸せを届けられることはもうないんだけど、みんなを幸せにするっていう夢はこれからも守らせてください」と宣言した。そして「それじゃ最後、皆さんに届けたいと思います。受け取ってください。また会う日まで」という荻野のメッセージから、夢アドが6人で歌う最後の曲に選んだのは、新しい道へ進む決意を込めた「Bye Bye My Days」。さわやかな余韻を残して6人の夢アドはステージをあとにした。

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夢みるアドレセンス「YUMEADO LIVE "20191220"」
2019年12月20日 TSUTAYA O-EAST セットリスト

01. Rainbow Rain
02. フォトシンテシス
03. おしえてシュレディンガー
04. ステルス部会25:00
05. ひまわりハート
06. キャンディちゃん
07. ハナモモ
08. マワルセカイ
09. どこにでもいる、至って普通
10. 恋のエフェクトMAGIC
11. くらっちゅサマー
12. 舞いジェネ!
13. 小さなストーリー
14. Exceeeed!!
15. アイドルレース
16. 17:30のアニメ
17. ファンタスティックパレード
<アンコール>
18. 涙が出るくらい 伝えたい想い
19. JUMP!
20. メロンソーダ
<ダブルアンコール>
21. Bye Bye My Days

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