ゲスの極み乙女。変人集合した東阪ワンマン、6月にアリーナ公演開催

ゲスの極み乙女。が昨日12月20日にワンマンツアー「東阪ONEMAN TOUR 2019『変人大集合』」の大阪・フェスティバルホール公演を開催した。

東京と大阪の2カ所で開催された今回のライブは、懐かしい歌番組風の舞台設定でタイトル通り“変人たち”が次々に登場するという一風変わったコンセプトで進行。ゲスの極み乙女。はバンド演奏と趣向を凝らした演出の両方でオーディエンスを楽しませた。

「星降る夜に花束を」で紗幕が落ち、大歓声が沸き起こると、曲中に花束を持ったジャック・スパロウのそっくりさんが登場。ステージ後方のスクリーンに「変人#01 ほぼジャック・スパ〇ウ」という紹介が映し出される。「秘めない私」では、ほな・いこか（Dr）が「美しさをひめない女」、「戦ってしまうよ」では川谷絵音（Vo, G）が「世間と全力で戦ってしまう男」などメンバーも変人として扱われた。

その後も「デジタルモグラ」では「全く物怖じしない若手芸人」として、芸人・新作のハーモニカが曲中でラップを披露したり、「いけないダンス」では「動きがいけないダンサー」としてダンサーが激しい踊りで魅了したりとさまざまな変人が登場。「ホワイトワルツ（adult ver.）」では「ウッドベースも上手すぎる独身32歳」と紹介された休日課長（B）がウッドベースをプレイしてアダルトな雰囲気を作り上げた。

ライブの後半にはゲスの極み乙女。のライバルバンド・人選のセンスが現れ、「私以外私じゃないの2」をパフォーマンス。人選のセンスは川谷がネットで見つけたアマチュアのミュージシャンだったことも明かされた。「キラーボール」ではちゃんMARI（Key）が「小学生で音楽理論をマスターしたピアニスト」として紹介される。最後に川谷は「こんな変なライブに来てくれてありがとうございます」と笑い、「人とのつながりで助けられたから、いろんな人と関わってライブをしたかった」と企画の趣旨を説明して「アオミ」で本編を締めくくった。

アンコールでは12月3日に配信されたばかりの新曲「キラーボールをもう一度」が届けられる。最後にはこの日登場した変人がもう一度集合し、全員で記念撮影を行った。なお本公演では5月にスタートするツアー「ゲスの極み乙女。TOUR 2020『ゲスの極み乙女。をもう一度』」のファイナルとして6月20日に神奈川・ぴあアリーナMM公演が行われることも発表された。