東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のメイン会場に使用される新たな国立競技場が約3年間の工期を経て完成した。生まれ変わった会場を一般に向けてお披露目すべく「スポーツ」「音楽」「文化」「エンディング」という4パートで構成された昨日のオープニングイベント。「スポーツ」ではJリーグ横浜FCの三浦知良選手やラグビー日本代表の中村亮土選手、リーチマイケル選手、田中史朗選手によるトークセッション、ウサイン・ボルトや桐生祥秀らアスリート24名のエキシビションレース“ONE RACE”、「音楽」では嵐とドリカムによるライブパフォーマンス、「文化」では太鼓芸能集団・鼓童の演奏や東北発の6つの祭りが集結した「東北絆まつり」の演舞、そして「エンディング」ではサプライズゲストのゆずによる楽曲披露など、各パートにて国立競技場の竣工を祝うさまざまな企画が繰り広げられた。
イベントはMCを務める
2008年から2013年まで6年連続で国立競技場を舞台に単独公演を行ってきた嵐。メンバーが会場内を紹介するVTRが中継映像に切り替わると、「行くぞ国立ー!」と声を張り上げる松本潤の姿がスクリーンに映し出された。5人は“ARASHI”のロゴが刻まれたトロッコに乗って登場し、手を振りながら「Love so sweet」を歌唱。続いて「今日から新しい歴史を作っていこうぜ」という二宮和也の言葉をきっかけに「Happiness」「A・RA・SHI」を披露したあと、トロッコからステージに降り立った5人は「BRAVE」でエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げてステージを終えた。ライブ後、松本は会場を見渡しながら「こんなふうに生まれ変わるんだと感動しています。ここでいろんな伝説が生まれると思うとワクワクしますね」と声を弾ませ、相葉雅紀も「こうやってライブができると思っていなかったので、一生の財産になりました」と興奮気味に語った。アーティストにとって国立競技場はどんな場所かとMCの平井に尋ねられた櫻井翔は「東京の中心から発信しているような感覚になりますし、こんなに多くの観客が一堂に会する場所はなかないので特別です」とコメント。「国立競技場は今後どんな場所になっていってほしいですか?」と聞かれた大野智は「オリンピックなどをきっかけに新たな記録や名場面が生まれる場所になればいいなと思います」と答え、二宮は「アスリートやアーティストにとって目標となる場所になると思います」と述べた。
ドリカムと嵐のステージを観ていた修造は「嵐の思いは走り出したね」「ドリカムが歌っているように1万1回目になっても絶対諦めちゃいけないと思うよ!」と嵐「Happiness」、ドリカム「何度でも」になぞらえ、熱気冷めやらぬ様子でコメント。続いてイベントの出演者たちがピッチに集結したところで、サプライズゲストのゆずが姿を現した。北川悠仁が「国立競技場の完成を祝って、オリンピックでの活躍を願って歌います」と宣言し、2人は出演者や観客のスマートフォンのライトを浴びながら「栄光の架橋」を熱唱。感動的なムードの中、イベントはフィナーレを迎えた。
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嵐&ドリカム国立競技場OPイベントで6万人沸かす、サプライズでゆずも登場 https://t.co/T4nP5y2amR