アメフラっシが昨日12月15日に東京・神田明神ホールでワンマンライブ「なんだ神田アメフラ」を開催した。
前日の12月14日に埼玉・西武園ゆうえんちで行われたライブをもって大平ひかるがグループを脱退。「なんだ神田アメフラ」はグループ史上最大規模の単独公演であると同時に、愛来、市川優月、小島はな、鈴木萌花の4人体制での初のライブとして開催された。
開演時刻を迎えた4人はSEが流れる中、黒のマントに身を包んでステージへ。1曲目「Rain Makers!!」の冒頭でマントが脱ぎ捨てられ、傘をイメージしたオーガンジーと赤いベルベットを組み合わせた新衣装がお披露されると、メンバーの登場を待ちわびていた観客から歓声が上がった。彼女たちは市川と小島によるラップ調の掛け合いで魅せる「アダムスキーじいさん~ハムとみかん~」や、市川のデスボイスが印象的な「ハイ・カラー・ラッシュ」を立て続けにパフォーマンス。グループのコンセプトである“変幻自在”を体現したようなライブを繰り広げていく。
最初のMCではおなじみの「みんなに幸せの雨を降らせます」という挨拶に加え、メンバーが“爪痕を残す”という思いを込めて自分たちで考案した“アメフラっシポーズ”を初披露。小島は「新体制と言うことで変化、いや進化したライブを見せたいと思います!」と声高らかに宣言し、大平から“かわいい担当”を引き継いだグループ最年長の鈴木は新しい自己紹介で会場を和やかなムードで包み込んだ。
その後、愛来の「新体制となり新しいアメフラっシをお見せしていきますが、変わらないものがあります。それは3B juinorを受け継ぐという意志です」という言葉を合図に4人は縦1列に。以前彼女たちが活動していた
ライブ中盤には鈴木の「次のブロックでは“歌と向き合う”という思いを乗せてみました」という曲振りから、歌詞の世界観とリンクしたダンスが印象的な「月並みファンタジー」、バラードナンバー「Over the rainbow」、ミドルテンポの「フロムレター」が届けられる。続けて「ミクロコスモス・マクロコスモス」「轟音」といったオリジナル曲をパフォーマンスした4人は、小島の「ワンマンライブのたびに増えているものがある」という発言をきっかけに茶番を繰り広げ、新曲を歌うことを発表。茶番から一転、愛来が「私たちアメフラっシはまだまだ止まりません。立ち止まりたくなってしまうときもあるけれど、別々の道を歩んでいった大切な仲間たちにとって誇らしい私たちでいたいから、この4人でもっともっと前に進んでいきます」と決意表明したのち、藤田卓也が作詞作曲を手がけた新曲「雑踏の中で」が初披露された。さらに彼女たちは「STATEMENT」で「人生は一度きり このまま終わるもんか」というフレーズを響かせたほか、「明後日の方向へ走れ」でペンライトを振ってライブ本編を終えた。
鳴り止まないアンコールに応え、アメフラっシはTシャツとこの日発売された“アメフラっシキャップ”を身に着けて再度ステージへ。代表曲の1つ「グロウアップ・マイ・ハート」を披露し、間奏の「雨を降らせ!」というフレーズでシンガロングを繰り広げた。最後にそれぞれ今後の活動への思いを語った彼女たちが「私たちは絶対メジャーデビューするぞ!」と生声で叫ぶと、会場は大きな拍手で包まれた。
アメフラっシ「なんだ神田アメフラ」
2019年12月15日 神田明神ホール セットリスト
01. Rain Makers!!
02. Dark Face
03. アダムスキーじいさん~ハムとみかん~
04. ハイ・カラー・ラッシュ
05. Fragile Stars
06. 未知とのSo Good!!
07. Sneaker's Delight
08. 勇気のシルエット
09. 月並みファンタジー
10. Over the Rainbow
11. フロムレター
12. ミクロコスモス・マクロコスモス
13. 轟音
14. 雑踏の中で
15. STATEMENT
16. 明後日の方向へ走れ
<アンコール>
17. グロウアップ・マイ・ハート
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