この曲は東京・渋谷の泥酔者を撮り続ける謎のSNSアカウント・SHIBUYAMELTDOWNが10月にリリースしたコンピレーションアルバムの収録曲。Dos Monosのデビューアルバム「Dos City」リリースパーティ後に路上で泥酔していた没 a.k.a NGSが、何者かに機材を盗まれ、SHIBUYAMELTDOWNに泥酔中の写真を公開されたことから生まれた楽曲だという。MVの監督はフランス人のティボ・トレスカが担当。“東京だけど東京ではない、Dos City=もうひとつの街”が描かれている。
なおDos Monosは1月8日に東京・WWWで行われるコンピレーションアルバム「SHIBUYAMELTDOWN」のリリースパーティに出演。チケットはイープラスとPeatixで販売されている。
荘子it コメント
基本的に音楽に意味などない。
もしこの曲に意味のようなものがあるとしても、それはせいぜい、被害者/加害者の偽の二項対立の脱構築、くらいなものだろう。
どういうことか。
僕たち(正確には没たち)は記念すべきリリースパーティーの直後、路上で泥酔し、何者かに機材を盗まれた。さらにその直後、SHIBUYAMELTDOWNというアカウントに、盗難に遭う直前の泥酔した写真をUPされた。
機材を盗まれ、肖像権を奪われた。二つの被害に遭ったと思うかもしれないが、没(正確には僕)はそれを被害だと思っていない。
被害者、即ち、受けた仕打ちを被害だと認識する者。その存在によってのみ加害者が生まれる。ならば、被害者が被害を被害だと思わなければ加害者は存在しない。
閑話休題。この辺でstop making sense。
機材が盗まれ、肖像権が奪われ、その縁によってこの曲が生まれた。見ての通り、残ったものは意味ではなく、音楽。それは被害ではなく、正確には恩寵だ。
没 a.k.a NGS コメント
2019/6/6 was almost the day of demons. 2020をむかえながら20XXに向けた作品を作らせてくれたSHIBUYAMELTDOWNと監督ティボ、ありがとう!
Taitan コメント
肖像権のないすべての私たちへ捧ぐ。監督のティボとは初タッグでしたが、僕らのトンチキな提案にもニコニコしながら全ノリしてくれて楽しかったです。ぜひ酩酊しながらご鑑賞ください。
SHIBUYAMELTDOWN
2020年1月8日(水)東京都 WWW
<出演者>
DJ:DJ INERGY / 没 a.k.a NGS(Dos Monos)
リンク
日本語ラップ専門アカウント @Rhymeboy
【NEWS】
泥酔中に機材盗まれ写真撮られたDos Monos、その縁で生まれた楽曲のMV公開
https://t.co/nI30ohAZEu