Yogee×Suchmos、4年ぶり競演実現した夜に角舘健悟「幼なじみってこういう感じなんだ」

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Yogee New Wavesが12月4日に東京・新木場STUDIO COASTで自主企画「Dreamin' Night vol.6」を開催。ゲストにSuchmosを招いてツーマンライブを行った。

「Dreamin' Night vol.6」Yogee New Wavesのステージの様子。(Photo by Naruki Yamaguchi)

「Dreamin' Night vol.6」Yogee New Wavesのステージの様子。(Photo by Naruki Yamaguchi)

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「Dreamin' Night vol.6」Suchmosのステージの様子。(Photo by Naruki Yamaguchi)

「Dreamin' Night vol.6」Suchmosのステージの様子。(Photo by Naruki Yamaguchi)[拡大]

YONCE(Vo)(Photo by Naruki Yamaguchi)

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「Dreamin' Night」はYogee New Wavesが2014年にスタートさせた不定期開催の対バンライブイベント。彼らの新作音源「to the MOON e.p.」のリリース日当日に行われた今回の公演では、2015年に東京・新代田FEVERで開催された「Dreamin' Night vol.2」以来、約4年ぶりに同企画でのSuchmosのゲスト出演が実現した。親交の深い両バンドのひさしぶりの競演を見届けようと、会場には多くのファンが詰めかけた。

角舘健悟(Vo, G)(Photo by Naruki Yamaguchi)

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竹村郁哉(G)(Photo by Naruki Yamaguchi)

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上野恒星(B)(Photo by Naruki Yamaguchi)

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歓声を浴びながら登場した先攻のSuchmosは、まず「In The Zoo」と「藍情」をパフォーマンス。深く重みのあるリズムとサウンド、そしてYONCE(Vo)のまっすぐなボーカルを会場に響かせた。続く「TOBACCO」ではYONCEが冒頭のカッティングギターに乗せて「おひさしぶりです、Suchmosっていいます」「若干のNervousはさっき本番前のCigarでほぐしたつもりだったけど」「今日はDreamin' Night, Dreamin' Night」と歌唱したり、ジャズセッション調のアレンジに乗せて軽やかなスキャットを披露したりと観客を大いに沸かせた。そして彼らは、YONCEの「Yogee、新作リリースおめでとう。今日は呼んでくれてありがとう」という言葉に続けて「MINT」をさわやかにパフォーマンス。続く「Hit Me, Thunder」では会場の空気を一変させ、激しいギターのノイズやハウリング、どこか物悲しいピアノの旋律から始まるエモーショナルなロングセッションを繰り広げた。その後TAIHEI(Key)のピアノソロを経て、6人はラストナンバー「Life Easy」を悠々とパフォーマンス。緩急のあるステージで観客を圧倒したSuchmosは、大きな歓声と拍手を浴びながら退場した。

粕谷哲司(Dr)(Photo by Naruki Yamaguchi)

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「Dreamin' Night vol.6」Yogee New Wavesのステージの様子。(Photo by Naruki Yamaguchi)

「Dreamin' Night vol.6」Yogee New Wavesのステージの様子。(Photo by Naruki Yamaguchi)[拡大]

続いて登場したYogee New Wavesは、ビルが立ち並ぶ都市をイメージした舞台セットを背に1曲目「Megumi no Amen」を披露した。また角舘健悟(Vo, G)の「Are you ready? Let's go!」という囁きを合図に、サポートメンバーの松井泉(Per)と高野勲(Key)を迎えた編成で新曲「to the moon」をパフォーマンス。曲中で角舘が「ようこそ! 新木場COASTへ!」と呼びかけたり、「ここは新木場、いかれた気分さ」と歌詞を変えて歌唱したりと観客を盛り上げ、4人はピースフルで一体感のあるステージを展開した。

角舘は4年前のSuchmosとの対バンライブを振り返りながら、この日の彼らのライブについて「最高でしたね。まさに"Hit Me, Thunder"って感じ」と感想を述べ、「僕らはアジアツアーから帰ってきたばかりなんですけど、今日Suchmosと合流して、いつも通りに一緒にタバコを吸ったり、くだらない話をしたりして。『ああ、幼なじみってこういう感じなんだな』と感じました」と感慨深そうに語った。さらに「Suchmosはシティポップじゃない。あいつらは神奈川のおしゃれラスタです。シティポップは俺らです(笑)」と発言し観客の笑いを誘いながらも、シティポップは都会に対するニヒリズムや都会の“美しくない部分”を歌っている音楽だと真剣に説明。「都会は窮屈だし、電車でいつインフルエンザをうつされるかわからない(笑)。でも俺が見つけた“抜け出しテクニック”が込められた音楽で、みんなが『今日の山手線はつまんなくなかった』と思ってくれたら最高だな」と語りかけた。その後Yogee New Wavesは新作「to the MOON e.p」の収録曲「あしたてんきになれ」をパフォーマンス。また「Bluemin' Days」では角舘が「花束をあげよう、Suchmosに」と歌い、「Ride on Wave」では観客とのコールアンドレスポンスが繰り広げられた。

アンコールでは角舘から、3月から4月にかけて全国ツアー「Dreamin' Night Tour 2020」を開催することや、新作に込めた思いなどが語られた。「さっき言い忘れてたけど、都会の窮屈さから逃れる方法なんて愛しかなくてさ。マジで俺にはそれしかなくて」と話す角舘に、客席から大きな拍手が贈られた。そして最後に角舘が「Suchmosと過ごしていた時間の中で生まれたラブリーな曲をやります」と笑顔を見せ、4人は「Like Sixteen Candles」に突入する。互いに目を合わせながら楽しそうにセッションを繰り広げる彼らの姿に会場の熱気は最高潮。そしてラストナンバー「Good Bye」を軽快に披露した4人は、オーディエンスの大歓声に包まれながらステージをあとにした。

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Yogee New Waves「Dreamin' Night vol.6」2019年12月4日 新木場STUDIO COAST セットリスト

Suchmos

01. In The Zoo
02. 藍情
03. TOBACCO
04. MINT
05. Hit Me, Thunder
06. Life Easy

Yogee New Waves

01. Megumi no Amen
02. Summer
03. Good Night Station
04. to the moon
05. Climax Night
06. HOW DO YOU FEEL?
07. あしたてんきになれ
08. CAN YOU FEEL IT
09. Bluemin' Days
10. Ride on Wave
<アンコール>
11. Like Sixteen Candles
12. Good Bye

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