この公演は11月4日の京都・ロームシアター京都 サウスホール公演と合わせて「5lack ホールツアー 2019」として行われたもの。東京・板橋区は5lackや兄の
MONJU退場後しばらくして開演を告げるブザーが鳴ると、「ときに人生ってのは過酷なもんで、時間ってのはどんどん過ぎてっちまう」と5lackの語りが流れ始める。ホールがシリアスなムードに染まる中、「『5lack ホールツアー 2019』はじまり、はじまり」の言葉に続いて、ホーンの音がサイレンのように鳴り響くと「調子どうだ!」と荒々しく声を上げながら5lackがステージに登場。スモークが吹き上がる中、バックDJのPUNPEEに加えて
「Life a.」「TAMURO」とBudaMunkプロデュースの酩酊感ある楽曲を続けてパフォーマンスするとISSUGIが現れ、5lack、ISSUGI、BudaMunkによるユニット・
「しゃべりすぎるとボロが出るんで」と5lackがMCを切り上げると「TOKYO」のイントロが流れ、GAPPERも再登場。5lackは「お前のフッドはどこだ!」と叫び、コールアンドレスポンスでフロアのバイブスを高めた。ここでmabanuaとGAPPERは退場し、5lackはPUNPEEと2人でライブを進行していく。「もういい」や「影道」など4曲を続けてパフォーマンスしたあと、2人はそれぞれの衣装についてコメント。5lackは「昔、駅で友達を待ってたら、こんな格好のおじちゃんに蹴られた」と話す一方、PUNPEEは「俺はそのボスとか社長みたいな感じ」と説明した。会場がリラックスしたムードに包まれる中、5lackが「みんなの愛を感じつつ……それはどこにだって転がっているもの。だけどなぜか尊い」と語り、そこから「But Love」へ。「Hot Cake」では観客が合唱し、「Feelin'29」ではmabanuaがライブに復帰すると共にKOJOEも現れ、メロウな曲ながら会場は大いに盛り上がる。さらに「Girl If You」を畳みかけた5lackは、盆踊りや花火の映像が流れる中、「Weekend」で観客を踊らせた。
アンコールは「Twilight Dive」で静かに幕開け。ホールは瞑想的なムードと暗闇に沈んでいくが、照明が点くと5lackは「……っていう曲でした」と述べて笑いを起こした。そしてラストナンバーとして披露された「NEXT」では、この曲のミュージックビデオに出演するジャージ姿の男が自転車に乗って登場。5lackたちが大歓声を浴びながらステージを去ったあと、クラシック曲が流れると共に「Fin」の文字がスクリーンに映し出され、ホール公演は穏やかに幕を下ろした。
5lack「板橋再開発」
2019年11月21日 板橋区立文化会館 大ホール セットリスト
01. Grind the Brain
02. DNS
03. HNGRI KILLIN!!
04. That's Me
05. Life a.
06. TAMURO
07. 踊狂
08. Street Wars
09. TOKYO
10. もういい
11. 影道
12. I Say No
13. Unfounded
14. But Love
15. Hot Cake
16. Feelin'29
17. Girl if you
18. Weekend
<アンコール>
19. Twilight Dive
20. NEXT
J_ROCKNews @J_ROCKNews
5lack、兄や仲間たちとフッドに還元した単独ホール公演「板橋再開発」 https://t.co/Sibk7LGQEz