森七菜、岩井俊二「ラストレター」主題歌で歌手デビュー「本当に私で合っているの?」

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女優の森七菜が自身も出演する映画「ラストレター」の主題歌「カエルノウタ」で歌手デビューを果たす。

左から小林武史、森七菜、岩井俊二。

左から小林武史、森七菜、岩井俊二。

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映画「ラストレター」キービジュアル (c)2020「ラストレター」製作委員会

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2020年1月17日公開の「ラストレター」は監督を務める岩井俊二の出身地でる宮城県を舞台に、手紙の行き違いをきっかけに始まった2世代の男女の恋愛と成長を描くラブストーリー。主演の松たか子をはじめ、広瀬すず、庵野秀明、神木隆之介、福山雅治、中山美穂、豊川悦司らが出演する。

レコーディング中の森七菜。

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森が歌う主題歌「カエルノウタ」は作詞を岩井監督、作曲を小林武史が担当する。歌手デビューについて森は「初めてお話をいただいた時、本当に私で合っているの?と驚きました」と率直な感想を述べ、「スクリーンで最後に自分の歌が流れるのは、楽しみですが、すごく誇らしげな気持ちになるか、穴に入りたくなるか、どちらかだと思います(笑)」とコメント。森の歌声を聴いた岩井は「歌だけですが、演じるような表現でひとつひとつの言葉に宿すものがあって、まだあどけない女の子なのに、すごく丁寧に、文学的に表現していて、とても感心しました」、本作を企画、プロデュースした川村元気も「少年と少女の間をたゆたうような瑞々しさと、誰にも真似できない力強さがあった」と彼女の歌声を絶賛し、小林はレコーディング現場での森について「歌詞の意味を岩井さんに確認したりしていて、その後のレコーディングは、また格段に良くなり、二歳くらい年齢が上がったような感じで、最後はあどけなさだけでなく、女性としての色気が出てきたのかなと思いました」と語っている。

森のデビュー曲となる「カエルノウタ」は2020年1月15日にリリースされることが決定。カップリングには小泉今日子「あなたに会えてよかった」、荒井由実「返事はいらない」のカバーが収められる。なお「カエルノウタ」の発売日1月15日には映画「ラストレター」のサウンドトラックもリリースされる。

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森七菜 コメント

初めてお話をいただいた時、本当に私で合っているの?と驚きました。今回、歌手デビューとなり、映画主題歌に初挑戦です。それがこんなに素敵な、私が大好きな作品で、さらに岩井俊二監督、小林武史さんに作っていただいた唄を歌うことが、非常に重大な事だと感じました。歌詞、メロディともに一瞬一瞬聴き逃せなく、全部余すことなく歌わないと、と心掛けました。歌うことは楽しいですが、まだまだ未熟なので、ひとつの映画を作るような、お芝居をするような感覚で歌いました。スクリーンで最後に自分の歌が流れるのは、楽しみですが、すごく誇らしげな気持ちになるか、穴に入りたくなるか、どちらかだと思います(笑)。

小林武史 コメント

主題歌は、歌独自の世界観はもちろん、映画との関係性というのも必要で、今回、映画のエンドロールの使いどころも、透明感のある森さんの声にピッタリなので、トータルとしてうまく色々な要素がつながることになると思います。森さんは、レコーディングを一回一回重ねるごとに成長してくるんです。最初から表現しようとする気持ちがあり、やっぱり女優さんなんだなと思いました。歌詞の意味を岩井さんに確認したりしていて、その後のレコーディングは、また格段に良くなり、二歳くらい年齢が上がったような感じで、最後はあどけなさだけでなく、女性としての色気が出てきたのかなと思いました。女優だけでなく、歌い手としての顏もどこかで忍ばせていってほしいなと思います。

岩井俊二 コメント

イソップ童話のひとつをモチーフにしつつ、ショートフィルムも別に作るような感覚で、映画と程よい距離感を保ちつつ、いろいろな解釈ができる歌にできればと思い、作詞しました。
森さんは、やはり根に女優というものがあるので、「上手く歌おう」というよりも、「表現しよう」というアプローチが、撮影現場で役者としてやっていたアプローチに共通するものがあるんだな、と。歌だけですが、演じるような表現でひとつひとつの言葉に宿すものがあって、まだあどけない女の子なのに、すごく丁寧に、文学的に表現していて、とても感心しました。映画の主題歌には、そこまで観てきた流れを上手く支えて、余裕を持ちながら緩やかに着地していくような役割があると思いますが、そこはとてもうまくいったかなと思っています。映画を観る前に曲だけ聞く人もいて、そういった方々がどんな映画を想像するかな、なんて想いを馳せつつ書いたので、そういう楽しみ方もしてもらえたら嬉しいです。

川村元気 コメント

「スワロウテイル」におけるYEN TOWN BAND、「リリイ・シュシュのすべて」から生まれたリリイ・シュシュ、岩井俊二監督作品から、いつも素晴らしい音楽が生まれてきた。では「ラストレター」からはどんな音楽が生まれるのか。
岩井俊二、小林武史と話し合いを続けた。たくさんのアーティストが主題歌の候補としてあがるなか、答えが目の前にあることに気づいた。
「試しに」と歌ってもらった森七菜の歌声には、少年と少女の間をたゆたうような瑞々しさと、誰にも真似できない力強さがあった。
その声に惹きつけられて、岩井俊二がおとぎ話のような歌詞を書き、小林武史が映画の世界観を投影したメロディをつけた。エンドロールにこの主題歌が流れたときに、ついに“岩井俊二監督作品”が完成したのだと感じた。

森七菜「カエルノウタ」収録曲

01. カエルノウタ
02. あなたに会えてよかった
03. 返事はいらない
04. カエルノウタ(Instrumental)
05. あなたに会えてよかった(Instrumental)
06. 返事はいらない(Instrumental)

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ぴょろん。 @pyoronjp

森七菜さんの歌手デビューにワクワクが止まらない。>> https://t.co/A9i5M4JiDF

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