AIのデビュー20周年を記念して行われた本公演。彼女はゴスペル隊を含むミュージシャン23名を引き連れて、約400年の歴史を持つ築地本願寺を舞台にパフォーマンスを繰り広げた。
オープニングセレモニーとして築地本願寺の僧侶による法要が執り行われたあと、ライブはスタート。AIと18名のゴスペル隊が客席に登場すると、場内は大きな歓声に包まれた。観客とハイタッチを交わしながらステージへと移動したAIは、まずはゴスペルのスタンダード「Jesus Is My Help」を披露。クワイアによる迫力のあるボーカルとハーモニーが響きわたり、場内に感動的なムードが広がった。
AIは「素晴らしい歌声をたっぷり感じてください!」と告げ、「キラキラ feat. カンナ」「For my Sister feat. Judith Hill」といった人気曲をゴスペルバージョンで披露。AI、そして日本とアメリカから集まったゴスペルシンガーたちのソウルフルなコーラスがオーディエンスを圧倒した。母親への愛を歌った「ママへ」では、孫がいるという女性客をステージに上げ、そのすぐそばで温かい歌声を響かせる。さらにAIが高校時代にゴスペル隊で歌っていたというカーク・フランクリンの名曲「The Reason Why I Sing」や映画「グレイテスト・ショーマン」の主題歌「This Is Me」をカバーし、オーディエンスを喜ばせた。
映画「AI崩壊」の主題歌として書き下ろされた新曲「僕らを待つ場所」が披露されたところで、ライブはクライマックスへ。「You Never Know feat. MJ116」「MORIAGARO」など5曲がメドレーで届けられ、オーディエンスは大興奮。安室奈美恵の「Baby Don't Cry」をモチーフにした新曲「Baby You Can Cry」や代表曲「Story」も歌われ、「みんながみんな英雄」では観客の大合唱が広がった。ラストナンバーは「Music Is My Life」。ピアノを中心にしたサウンドと壮大なコーラスをバックに、AIの歌声が高らかに響きわたった。
AIはさらにアンコールで「We Are The World」と「ハピネス」を歌唱。ピースフルな空気が広がる中、ゴスペルライブはエンディングを迎えた。このライブの模様は、12月から2020年1月にかけてNHK BS8Kで全5回にわたって放送される。
NHK BS8K「20周年記念 プレミアム・ゴスペルライブ in 築地本願寺」
2019年12月22日(日)21:00~
2019年12月24日(火)17:30~
2019年12月26日(木)14:00~
2019年12月31日(火)17:00~
2020年1月5日(日)11:00~
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ゆずひめ @akaredlipsberry
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