KREVAソロデビュー15周年「908 FES」に三浦大知ら集結、BONNIE PINKとあの曲初披露

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KREVAが主催するライブイベント「908 FESTIVAL 2019」が9月26日に神奈川・横浜アリーナで行われた。

KREVA(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

KREVA(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

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今年9月8日にソロデビュー15周年を迎えたKREVA。記念すべき年に行われた8回目の「908 FESTIVAL」には常連の三浦大知に加えて、DEAN FUJIOKA、BONNIE PINKs**t kingzが登場し、KREVAとのさまざまなコラボレーションで観客を沸かせた。

左から三浦大知、KREVA。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

左から三浦大知、KREVA。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

オープニングムービー上映後、スクリーンにKREVAの楽曲タイトルが目まぐるしく映し出され、最後に「無煙狼煙」の文字が浮かぶとポップアップでKREVAが現れる。レーザーが交錯する中、KREVAはバンドメンバーの柿崎洋一郎(Key)、近田潔人(G)、熊井吾郎 (DJ、MPC)、白根佳尚(Dr)、大神田智彦(B)と共にライブを開始し、堂々たるラップパフォーマンスを見せつけた。昨年の「908 FESTIVAL」でのJQ(Nulbarich)との共演がきっかけで制作された「One」ではJQの代わりに三浦が登場。ステージの両サイドに分かれたKREVAと三浦は、それぞれアリーナの通路を走り回って熱狂を生み出した。

DEAN FUJIOKA(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

DEAN FUJIOKA(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

ライブはノンストップで進行し、ステージには入れ替わり立ち替わりでゲストが登場。ゲストアクトのトップバッターとしてKREVAに呼び込まれたDEANは「History Maker ~HITM Ver.~」を熱唱し、壮大なサウンドで場内を包み込む。続けて「Sakura」を優しく歌ったDEANは、KREVAを迎え入れると「Echo」でコラボ。DEANが歌声を響かせる隣でKREVAはコラボのために書き下ろしたというリリックを力強くラップした。

BONNIE PINK(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

BONNIE PINK(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

左から三浦大知、BONNIE PINK、KREVA。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

左から三浦大知、BONNIE PINK、KREVA。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

ディーン退場後、「1人になっちまった」と寂しげなKREVAは「チキチハァ!」と“ヒップホップため息”をついて会場に笑いを起こし、“ヒップホップ舌打ち”からビートボックスを披露。そのまま「くればいいのに」になだれこむと「ついにこの人が来てくれました!」と興奮気味にBONNIE PINKを呼び込んだ。KREVAにステージを任されたBONNIE PINKは「Tonight, the Night」を歌ったあと代表曲「A Perfect Sky」を披露。その卓越した歌唱力で会場を大いに盛り上げる。そこに再び現れたKREVAは帰ろうとするBONNIE PINKを引き止めると、さらに三浦を加えた3人でサザンオールスターズの「真夏の果実」を椅子に腰かけながら歌い上げた。

s**t kingz(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

s**t kingz(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

BONNIE PINKに続いて登場したのはshoji、kazuki、NOPPO、Oguriからなる4人組ダンスパフォーマンスチーム・s**t kingz。ステージから炎が吹き上がる中、ハードロックナンバー「BLOW」でパフォーマンスを開始した4人は、「P.Y.T.」でアダルトなムードを生み出しつつ、続く「太陽は罪な奴」では一転して陽気なダンスで会場を盛り上げた。振り付けのレクチャー後に披露されたオリジナル曲「Popping!」には、白いスーツ姿のKREVAもラップで参加。さらに客席にいたDEANも加わり、会場にピースフルな一体感が生まれた。

三浦大知(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

三浦大知(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

三浦は「Be Myself」でライブを開始。バックダンサーと共にスタイリッシュに踊りながら伸びやかな歌声を響かせる。3曲目にはKREVAと「FEVER 勝手にリミックス」でコラボし、観客を大いに沸かせた。パフォーマンスをしっかり観てもらいたいというKREVAの提案で観客が着席したあと三浦はバラードナンバー「片隅」を披露。さらに「飛行船」でs**t kingzと共に迫真のパフォーマンスを繰り広げた三浦は「Blizzard」をエネルギッシュに歌ってステージをあとにした。

KREVAとs**t kingz。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

KREVAとs**t kingz。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

そして、いよいよKREVAのライブへ。両腕を広げてステージに現れたKREVAが「基準 ~2019 Ver.~」で高速ラップを叩き込むと特効が炸裂し、会場のボルテージは一気に上昇する。続いて「ひとりじゃないのよ feat. SONOMI」をじっくりと聴かせたKREVAは、s**t kingzと共にニューアルバム「AFTERMIXTAPE」収録曲の「アイソレーター」を披露。KREVAが攻撃的なラップを繰り出す中、s**t kingzはリリックをパントマイムのようなダンスで表現してみせる。KREVAは笑顔あふれる客席を見渡して「こういう状況を言うんだろうな。仲間ばっかり。いや、“敵がいない国”ってね」と語るとアルバムからもう1曲「敵がいない国」を披露し、観客の体を揺らした。

「Na Na Na ~2019 Ver.~」で銀テープが発射された瞬間。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

「Na Na Na ~2019 Ver.~」で銀テープが発射された瞬間。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

「楽しすぎる。楽しさの極みオブザイヤー」とご機嫌なKREVAは、BONNIE PINKを再び迎え入れると2004年発売のデビューアルバム「新人クレバ」に収録された「You are the NO.1(Hey DJ!)」を15年間で初めて披露。「泣きそうです」と感慨深げな様子を見せつつ、今度は三浦を呼び込み、2人で発表してきた楽曲のメガミックスから10年間欠かさずライブで歌ってきたコラボ曲「Your Love」につなげた。三浦退場後、KREVAは「音色 ~2019 Ver.~」「C’mon, Let’s go ~2019 Ver.~」と代表的なナンバーを連発。「Na Na Na ~2019 Ver.~」では銀テープが盛大に発射され、約1万2000人の観客による大合唱が横浜アリーナに響きわたった。

「908 FESTIVAL 2019」アンコールの様子。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)

「908 FESTIVAL 2019」アンコールの様子。(撮影:岸田哲平、中河原理英、本田裕二)[拡大]

アンコールで「楽しかったなあ。みんなが全部を楽しんでくれたからこういうフェスができたと思います」と感想を語ったKREVAは「今日ここが一番盛り上がってる、いや一番パーティしてると思うのでレッツゴー!」と叫ぶと「パーティーはIZUKO? ~2019 Ver.~」を披露。出演者全員とのかけ合いでクライマックスを作り上げ、今年の「908 FESTIVAL」に幕を下ろした。

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908 FESTIVAL 2019
2019年9月26日 横浜アリーナ セットリスト

KREVA

01. 無煙狼煙
02. One feat. 三浦大知

DEAN FUJIOKA

03. History Maker ~HITM Ver.~
04. Sakura
05. Echo feat. KREVA

BONNIE PINK

06. くればいいのに feat. BONNIE PINK
07. Tonight, the Night
08. A Perfect Sky
09. 真夏の果実

s**t kingz

10. BLOW
11. P.Y.T
12. 太陽は罪な奴
13. Popping!

三浦大知

14. Be Myself
15. (RE)PLAY
16. FEVER 勝手にリミックス feat. KREVA
17. 片隅
18. 飛行船
19. Blizzard

KREVA

20. 基準 ~2019 Ver.~
21. ひとりじゃないのよ feat. SONOMI
22. アイソレーター
23. 敵がいない国
24. You are the NO.1(Hey DJ!) feat. BONNIE PINK
25. Your Love feat. KREVA
26. 音色 ~2019 Ver.~
27. C’mon, Let’s go ~2019 Ver.~
28. Na Na Na ~2019 Ver.~
<アンコール>
29. パーティーはIZUKO? ~2019 Ver.~

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※記事初出時、一部楽曲タイトルに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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