アンジュルム勝田里奈、国立大ホールワンマンで8年間の活動に幕

アンジュルムが昨日9月25日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでワンマンライブ「アンジュルム 2019 秋『Next Page』～勝田里奈卒業スペシャル～」を開催。この公演をもって勝田里奈がグループおよびハロー！プロジェクトを卒業した。

改名前のスマイレージ時代に2期メンバーとして加入し、2011年からおよそ8年間にわたって同ユニットでの活動を行ってきた勝田。卒業公演には新メンバー橋迫鈴が初めて参加し、最初で最後の12人体制でのライブとなった。

ホール内がランウェイのような演出で彩られる中、ライブは「いとし いとしと Say My Heart」でスタート。グループのファッションリーダーとして活躍してきた勝田の卒業公演にふさわしく、ポップで輝かしい雰囲気に満ちたパフォーマンスが展開された。勝田のモノローグから始まる「恋ならとっくに始まってる」のあとには、2期メンバーの勝田、竹内朱莉、中西香菜によるMCコーナーに突入。3人はスマイレージ時代の活動を振り返り、「本当に私たち悪ガキだったよね……」と時の流れを噛みしめた。またこのMCでは、本公演の衣装に勝田のアイデアが取り入れられていることが明かされた。

新旧楽曲を織り交ぜたメドレーブロックの途中では、勝田、竹内、中西が3人だけで「旅立ちの春が来た」を披露する場面も。「交差点」ではメンバーがステージ中央上段に立った勝田を仰ぎ、全員涙ながらに「大好きよ ありがとう」と歌にのせて思いを届けた。アンコールに入ると、勝田はソロ曲「とっておきのオシャレをして」をライブで初めて歌唱。この楽曲を終えると、彼女は集まったファンやスタッフ、メンバーにお礼を述べ、「こういうライブ会場で毎回皆さんが温かい応援をしてくれることに、実は毎回感動していました」「一番が決められないくらいたくさんの思い出があって、ここじゃなきゃできなかった経験をみんなと一緒にすることができたなと思います。みんなに、出会ってくれてありがとうって気持ちでいっぱいです」と自身の思いを明かした。

さらに新曲「私を創るのは私」のパフォーマンスを経て、メンバー1人ひとりが勝田に感謝の言葉を贈った。このうち同期である中西は勝田に助けられた場面を振り返りつつ、「メンバー全員に（勝田の卒業を）発表するときに、後輩の子たちと同じくらい泣いてしまいました。寂しいんですけど、これからもがんばっていきたいと思います。今まで本当にありがとう」とコメント。竹内は「セットで何かすることが多くて、今では人生の中で一番一緒にいた時間が長いのがりなぷー（勝田）なんだなあという感じですね。私がリーダーになってからの3カ月も、本当にたくさんの話を聞いてもらいました」「長い間本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした」と勝田をねぎらった。そしてアンコールのラストは、12人で「友よ」を披露。明るく勝田を送り出す、アンジュルムらしさあふれるパフォーマンスでライブは締めくくられた。

なおアンコールで披露された「私を創るのは私」は、11月20日にリリースされるニューシングル「私を創るのは私 / 全然起き上がれないSUNDAY」に収録。同シングルの通常盤Aには、勝田がラストライブで歌唱したソロ曲「とっておきのオシャレをして」も収められる。YouTubeでは「とっておきのオシャレをして」のミュージックビデオが公開されている。

アンジュルムは11月4日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールでワンマン「アンジュルム 2019 秋『Next Page』」（仮）を開催する。チケットは10月5日に販売開始。