昨日9月23日に東京・Veats Shibuyaにて、ライブイベント「タワーレコード日本上陸40周年記念 ビクタージャズ祭り2019<SCENES>」が開催された。
このイベントは、先日オープンしたばかりのVeats Shibuyaのオープニングシリーズの一環で企画されたもの。5月にリリースされたジャズコンピ「SCENES」に参加した=
トップバッターを務めたjizueは、サポートドラマーにfox capture planの井上司を迎えての編成で登場。予想外の助っ人にフロアから歓声が上がると、片木希依(Piano)は「気付くのちょっと早いよ」と苦笑いした。続いてステージ上の4人は「shiori」「W」で口火を切り一気に会場のテンションを引き上げた。その後、井上が紹介されると大きな拍手が沸き起こり、片木が「私たちより人気あるよ。Tukasa feat. jizueになってる」とぼやく。その言葉に井上は「特別なJizueをお楽しみいただけたらと思います」とフォローを入れた。そしてjizueと井上は変拍子の「P.D.A.」やメロディアスなギターが印象的な「swallow」を披露し、ラストはラテン調の「rosso」を届けてステージをあとにした。
和楽器の音色とジャズピアノを融合させたSEをバックに現れたSANOVAは、息の合ったプレイで「up to you」や「東海道メガロポリス」をパフォーマンスし、卓越したアンサンブルでオーディエンスを惹き付ける。堀江沙知はビクターエンタテインメントに所属する先輩アーティストたちとの競演を喜びつつ、メジャーデビューまでの苦悩の日々を告白。「もう苦しいかなと思った日のライブでビクターの方に声をかけていただきました」「いつ辞めてもおかしくなかったけど、こうして続けてこれたことは奇跡だと思います。みんなへの感謝の気持ちを込めて」と「手紙」をピアノのみの演奏で届けた。
3番手のSchroeder-Headzは、「Surface」「Seeds」などさまざまなタイプの楽曲で構成されたセットリストを用意し、限られた時間の中でストーリー性を感じさせるパフォーマンスを展開。演奏の合間には「今年で10周年を迎えます。10歳になりました」と報告しつつ、12月4日にアニバーサリーアルバムをリリースすることをアナウンスして観客を喜ばせた。歓声と拍手が起きると渡辺シュンスケは「温かい! うれしい!」「本当に豪華なゲストがたくさん参加してくれているので、楽しみにしていてください」と新作への期待を煽った。
トリを務めたADAM atは、登場するなり「素晴らしい3バンドさんでしたね。おしゃれでうまくて。料理に例えればフランス料理、トルコ料理、中華料理。ビクタージャズの世界3大料理だったと思います」と語り観客を笑わせる。そして、「よーし、ジャンクフードの時間だぞ! ダブルチーズバーガーは好きですか? 家系ラーメンは好きですか?」と叫び、「オイマジカ」を皮切りに躍動感のあるジャズナンバーを次々とプレイ。アンコールではラテン調の「MONOLITH」を披露し、「明日、会社に行ったら、インストバンドの楽しさをぜひ伝えてくたい」とシャウト。熱狂の渦を作り出してイベントをフィナーレに導いた。
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岡田 將伸(ぴた) / M&Aデザインの中のヒト @masanobu_okada
お仕事終了。
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