この映画は、幼少期に音楽と出会って以降の、はっぴいえんど、Yellow Magic Orchestra、そしてソロといった細野の音楽活動の足跡をたどる作品。近年の活動にもカメラが密着しており、昨年から今年にかけて台湾、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスで開催されたワールドツアーのライブ映像や、バンドメンバーである
さらに、
監督は、NHKエンタープライズのエグゼクティブプロデューサーとして「NHK紅白歌合戦」「MUSIC JAPAN」「スコラ坂本龍一 音楽の学校」「岩井俊二のMOVIEラボ」「Eダンスアカデミー」などの制作に携わり、2015年に公開されたPerfumeのドキュメンタリー映画「WE ARE Perfume WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」の監督も務めた佐渡岳利。音楽は細野が担当している。
細野晴臣 コメント
自分の映画が出来上がって上映されるとは夢のようですが、同時に悪夢だとも思えます。何故生きている間にこんなことになったのかといえば、今年になって50年も音楽生活を続けてきたせいでしょうか。このような映画を自分で作ることはできません。製作陣の熱意があってこそ実現したものであり、自分も観客のひとりとして見ることになります。しかし到底客観的な評価などできるはずもありません。どうか見た人が少しでも得ることがあるように、と祈るばかりです。
映画タイトル「NO SMOKING」について
世界中を旅して最も感じたことは、当然のことながらどこもNO SMOKINGだったということです。しかしそれは屋内のこと。外ではほぼ喫煙OK。意外と寛容なところがありました。紐育、倫敦では路上ポイ捨てが常識で、それに馴染めずに自分は携帯灰皿を持ち歩いたのです。それを見た土地の人から「礼儀正しいね、でも吸い殻を清掃する業者の仕事を奪う」ってなことを言われました。なるほどそういうこともあるのか。その携帯灰皿を紐育で紛失し、買い求めようとしたらどこにも売ってません。あれは日本独自のものらしい。仕方なく紙コップを持ち歩きました。日本の路上禁煙は珍しい例だそうです。香港はブロック毎に大きな灰皿が設置してあり、喫煙率が高そう。長旅でホテルに泊まれば、ぼくは1時間毎に外の喫煙所へ出ることになり、それはかなり苦痛なことです。部屋で吸えば高額な罰金を取られますから。世界が歩調を揃えているこの禁煙法には違和感を持ちつつも、逆らうことはできません。ですから人に迷惑がかからないことを念頭に、周囲を見渡しながら喫煙を心がけているわけです。喫煙所さえあれば一安心。こうしてNO SMOKINGの世界でSMOKERを自認するのは、ひょっとするとタバコをやめるよりも意志の強さが必要となります。煙を吐くだけで差別され、否応なく少数派の立場に立たされるのですから。「詭弁を言わずにやめたら?」と言われます。いやいや、20世紀の文化を支援してきた紫煙に、突然愛想をつかすわけにはいかないのです。
佐渡岳利監督 コメント
YMOに衝撃を受けた少年時代から仕事をご一緒させていただく今に至るまで、細野さんを「スゴい!」と思い続けてきました。私と同じ思いの方には、その再確認ができて、初めて細野さんに出会った方には我々と同じ思いになれる映画にしたいなと思います。カッコ良くて、カワいくて、音楽を心から大好きな細野さんに、是非会いにきてください。
リンク
- 細野晴臣デビュー50周年記念ドキュメンタリー映画「NO SMOKING」
- 「NO SMOKING」特報 - YouTube
- 映画『NO SMOKING ノースモーキング』 (@hosono_movie50) | Twitter
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細野晴臣 Haruomi Hosono _information @hosonoharuomi_
細野晴臣50周年記念ドキュメンタリー映画「NO SMOKING」特報公開(動画あり / コメントあり) - 音楽ナタリー https://t.co/ehq2XtNCSs