EXID日本ツアー、Zepp Tokyoでファイナル「EXIDを愛してくださってありがとう」

EXIDの全国ツアー「EXID 2019 Summer Live Tour -TROUBLE-」の最終公演が、8月16日に東京・Zepp Tokyoで行われた。

このツアーは今年4月リリースの日本1stアルバム「TROUBLE」を携え、全国4会場で5公演にわたって開催。ツアーファイナル公演にも多数のファンが集結し、メンバー5人のパフォーマンスを全力で楽しんだ。この記事では夜公演の模様をレポートする。

開演時刻を迎えステージに現れた5人はシルバーやホワイトを基調にしたクールな衣装を身にまとい、1曲目「ME & YOU」を華麗にパフォーマンスする。Zeppを揺らす重低音に合わせて5人が繰り出すパワフルなダンスに、フロアからは大歓声が沸き起こった。続く「I LOVE YOU」ではステージ後方のLEDビジョンに5人の姿が大きく映し出され、オーディエンスのテンションを更に高めた。

MCに入るとLEは「おひさしぶりですね！」と日本のファンとの再会を喜び、ジョンファは「ME & YOU」について「（韓国で発売した当時は）LEが怪我をしていて、5人では歌えなかった。フルメンバーで見せられるのは今回が初めてです」と話し、大きな拍手を浴びた。ソルジは満員のフロアに向かって日本語で「大丈夫ですか？ 暑い？」と呼びかけ、ツアーファイナルへの意気込みを「皆さんと一緒に燃え尽きたいです」とアピールしていた。

キュートでセクシーなダンスと、5人それぞれの声の個性が印象的な「TROUBLE｣、ソルジの情熱的なボーカルが冴え渡る「Every Night」、LEの力強いラップでフロアを盛り上げた「Cookie & Cream」と、中盤ではアルバム「TROUBLE」の楽曲が次々と披露されていく。その後はメンバーがファンに宛てて書いた直筆の手紙、レコーディング時やミュージックビデオ撮影時のドキュメンタリー映像が流れ、5人のさまざまな表情でファンを楽しませた。

再びステージに現れた5人は、衣装をデニムのホットパンツとシースルーのシャツのコーディネートにチェンジ。リラックスした表情で「Midnight」「Too good To me」といったナンバーを歌い、時折お互いに笑い合ったり肩を組んだりしながら楽しげな歌声を響かせた。本編終盤では「DDD」「Ah Yeah」など、ダンスチューンを次々と披露していく。フロアからも大きなコールが響き、場内の一体感はピークに達した。本編最後は「UP & DOWN」をパフォーマンスし、5人は笑顔でステージを去っていった。

熱烈なアンコールの声に応え、ツアーグッズのTシャツに着替えた5人がステージに戻る。「VAPORIZE YOURSELF!」を歌ったあとはそれぞれがファンに向けてメッセージを送った。ジョンファはツアーに向けた5人でのリハーサルを「ひさしぶりに一緒に汗を流したらやっぱり楽しくて、面白かったです」と振り返り、ハニは「皆さんからたくさんのエネルギーをもらえました」と感謝を述べる。ソルジは「5人で、完全体でステージに立てることにわくわくしていました」、ヘリンは「たくさん来てくれてありがとう。本当に感動しました」とツアーの喜びを語った。一方LEは「まとめるのが難しいメンバーで……（笑）」と苦笑いして4人からのツッコミを受けたあと「会いに来てくれる皆さんに、心の底から感謝したいです」と語っていた。

ソルジの「EXIDを愛してくださってありがとうございます！」という言葉のあと、5人は最後の曲「Memories」を熱唱。LEDビジョンにはこれまでのEXIDのさまざまな映像が流れ、グループの歴史を改めて振り返るひとときとなった。名残惜しそうにメンバーが手を振りながらステージを降りたあと、ビジョンでは今年12月にファンミーティングが行われることが告知され、オーディエンスからは大歓声が起こった。

EXIDはファンミーティングに先駆け、12月4日に日本で2枚目のシングル「MAGIC（仮）」をリリースする。また10月下旬にはナタリーとのコラボレーション企画「#MOREMORE_EXID」の一環として、東京と大阪でのポップアップストアのオープンも決定している。