[東京スカパラダイスオーケストラ] ぴあ35周年祭で1万1000人が熱狂
2007年9月17日 20:50
9月16日、東京・若洲公園にて野外ライブイベント「POINT GREEN! TOKYO ECO PARK ~FEEL THE WIND~ PIA 35th ANNIVERSARY “Music Complex 2007”」が開催。エンタテインメント誌「ぴあ」創刊35周年を記念したこのイベントに、1万1000人の観客が集結した。
会場となった若洲公園は新木場駅からバスで15分ほどの場所。前日には奥田民生らの所属事務所・Hit&Run主催のイベント「Hit&Runちゃん祭り2007~ワカす バンド天国!~」も開催されたばかりだ。
新人からデビュー10年組まで揃ったCAMP STAGE
普段はキャンプ場として利用されているエリアのCAMP STAGEには、
今夏15本のフェスやイベントに出演したチャットモンチーは「こんなにイベント出てきたのに、まだ1回もやってない曲やります!」と話し、新曲「コスモタウン」「リアル」を含めた6曲を演奏。夏フェスで鍛えられたことを感じさせる、堂々としたパフォーマンスを披露した。
また、ともに今年デビュー10周年を迎えたTRICERATOPSとGRAPEVINEは同期どうしの仲のよさをMCで披露。TRICERATOPSの和田唱が「出番前に歯みがきしてたら歯みがき粉がなくて、(GRAPEVINEの)田中君が使ってたから借してもらったんだよ。クリニカでした(笑)」と笑わせ、直後にステージに登場したGRAPEVINEの田中和将は「今年はトライセラといろんなイベントで一緒になって、非常に嬉しかったです」と、10年目の夏を振り返っていた。
スカパラ、岡村靖幸、BoAなどバラエティ豊かなWIND STAGE
若洲公園のシンボルである風力発電用風車のすぐ下に設置されたメインステージ・WIND STAGEには、
ダンサー2人を従えて黒のスーツ姿で登場したのは、3月の「AP BANG!東京環境会議vol.1」以来約半年ぶりのライブとなった岡村靖幸。「どぉなっちゃってんだよ」「ア・チ・チ・チ」「come baby」「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「adventure」の5曲を披露。「ぴあベイベッ!」とおなじみのシャウトを聞かせ、キレのあるダンスでファンを魅了した。
イベントのトリを飾った東京スカパラダイスオーケストラは、今年の夏フェスの総決算といえるセットリストで観客を沸かせた。強風の中、谷中敦はMCで「風車もブンブン回ってます! 発電しまくってます! みんなも盛り上がって発電しまくっていってくれ!」と叫び、トリにふさわしい圧巻のステージでイベントを締め括った。
夏フェスシーズンのしめくくりにぴったりの豪華イベントとなった「Music Complex 2007」。23区内とは思えない絶好のロケーションで、訪れたファンも「今年最後の夏フェス」を存分に楽しんでいた。