特撮、ももクロ、ヒプマイ、ドレスコーズらの“闇鍋”実現!5周年のEVIL LINEを盛大に祝福

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キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSが主催するライブイベント「EVIL LINE RECORDS 5th Anniversary FES."EVIL A LIVE" 2019」が昨日7月15日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで行われた。

「EVIL LINE RECORDS 5th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2019」フィナーレの様子。(写真提供:キングレコード)

「EVIL LINE RECORDS 5th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2019」フィナーレの様子。(写真提供:キングレコード)

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このイベントは2014年4月2日に発足したEVIL LINE RECORDSの設立5周年を記念して開催されたもの。出演者として特撮ももいろクローバーZドレスコーズTeddyLoidイヤホンズ、内藤るな・高井千帆・平瀬美里(ex. ロッカジャポニカ)、サイプレス上野とロベルト吉野月蝕會議、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」のThe Dirty Dawg、清竜人の全10組がラインナップされた。また開演前にはどついたるねんが海に面した会場の入口でフリーライブを2回行い、「精神」「R☆」などバンドの代表的なナンバーを連発。ワトソン(Vo)は途中ステージを降りてフラフラと海に歩いていくなど、奇行に近いパフォーマンスでその存在を強烈にアピールし、2回目のライブではアンコールまでをも巻き起こした。

サイプレス上野とロベルト吉野×月蝕會議×The Dirty Dawg(from「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」)(写真提供:キングレコード)

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月蝕會議(写真提供:キングレコード)

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そして開演直前、木村昴高橋李依が注意事項のアナウンスを行い、集まった観客のテンションを引き上げると、いよいよフェスが開幕。出演者を紹介するオープニング映像の上映後、サイプレス上野とロベルト吉野、月蝕會議、The Dirty Dawgの3組がステージに現れる。割れんばかりの大歓声に包まれる中、3組はこのフェスのために制作されたコラボ曲「The Three Musketeers Mic Relay」を披露。勢いあふれるロックサウンドに乗せて白熱のマイクリレーを展開し、会場のボルテージを一気に高めた。コラボパフォーマンスに続いては、月蝕會議が単独で登場。メンバー全員が作詞・作曲・編曲家であり、ももクロやイヤホンズ、「ヒプノシスマイク」への楽曲提供も行う月蝕會議は「死んでよダーリン」「行方知レズ」のキラーチューン2曲でそのパフォーマンス力を見せつけた。続くサイプレス上野とロベルト吉野は、コール&レスポンスやテクニカルなDJパフォーマンスで観客を沸かせ、「ヒップホップ体操第二」で会場に一体感を醸成。さらに観客にスマホのライトを点灯させると、彼らの地元である横浜をレペゼンする「Yokohama La La La」を歌ってステージをあとにした。

イヤホンズ(写真提供:キングレコード)

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イヤホンズ×内藤るな・高井千帆・平瀬美里×清竜人(写真提供:キングレコード)

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この日が初ステージとなったB.O.L.T。(写真提供:キングレコード)

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高野麻里佳、高橋李依、長久友紀の3人組声優ユニット・イヤホンズが登場すると、客席はブルー、イエロー、ピンクのサイリウムで彩られた。月蝕會議をバックバンドとして従えた3人は「新次元航路」でライブをスタートさせ、ミュージカルのようなライブを展開。続く「あたしのなかのものがたり」でも声優としての演技力を存分に生かしたパフォーマンスを繰り広げ、オーディエンスを楽しませた。イヤホンズ退場後、ステージ中央に設置された椅子に腰かけた清竜人は、ピアノの伴奏に乗せて「抱きしめたって、近過ぎて」を優しく歌唱。続けて「平成の男」「痛いよ」の2曲を切なく歌い上げ、心に沁みる歌声で観客を魅了する。そこへ「キャー!」という黄色い歓声と共にイヤホンズ、元ロッカジャポニカの内藤るな、高井千帆、平瀬美里が登場すると、高橋の「私たちの気持ち、受け止めてください!」という言葉を合図にコラボ曲「竜人くんが大好きです▽」がスタート。清と6人の女性たちはキュートなパフォーマンスをハイテンションで繰り広げ、会場いっぱいに笑顔を広げた。続いて行われたのは、4月に活動終了したロジャポの内藤、高井、平瀬に新メンバーの青山菜花、白浜あやを加えた新グループ・B.O.L.T(ボルト)のライブ。白を基調とする衣装をまとった5人はロックチューン「星が降る街」をエネルギッシュにパフォーマンスし、温かい拍手に包まれながら初ステージを終えた。

志磨遼平(Vo / ドレスコーズ)(写真提供:キングレコード)

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玉井詩織(ももいろクローバーZ)×ドレスコーズ×TeddyLoid(写真提供:キングレコード)

玉井詩織(ももいろクローバーZ)×ドレスコーズ×TeddyLoid(写真提供:キングレコード)[拡大]

ドレスコーズのライブは「コミック・ジェネレイション」で勢いよく幕を開けた。続けて最新アルバム「ジャズ」のリード曲「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」を妖しく歌った志磨遼平(Vo)は、EVIL LINE RECORDSについて「非常にバラエティ豊かというか、“ニッチ”なレーベル」と説明。会場が笑いで包まれる中、レーベルからのリクエストだという「人間ビデオ」でライブを再開したドレスコーズは、ももクロに提供した楽曲「天国のでたらめ」のセルフカバーで出番を終えた。バンドメンバー退場後、1人残った志磨がサングラスをかけ、ステッキを手にして「シェケナベイベー!」と叫ぶと、玉井詩織(ももいろクローバーZ)とTeddyLoidが現れる。玉井曰く「なんとも共通点のない」3人は、故・内田裕也がカバーしたことでも知られる頭脳警察の「コミック雑誌なんかいらない」をカバー。マイクスタンドの前に立った玉井と志磨は、TeddyLoidがアレンジ・プロデュースしたダンサブルなサウンドに乗って腰を振りながらパフォーマンスを行い、それぞれの歌声を会場に響かせた。

TeddyLoid(写真提供:キングレコード)

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The Dirty Dawg(from「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」)(写真提供:キングレコード)

The Dirty Dawg(from「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」)(写真提供:キングレコード)[拡大]

玉井と志磨が退場すると、TeddyLoidがライブを開始。レーザーが飛び交い、ミラーボールが輝く中、アッパーなクラブサウンドを畳みかけるように展開し、オーディエンスを沸かせ続けた。「ヒプノシスマイク」に登場する山田一郎役の木村昴、碧棺左馬刻役の浅沼晋太郎、飴村乱数役の白井悠介、神宮寺寂雷役の速水奨がステージに集結し、The Dirty Dawgのライブがスタートすると、場内は悲鳴のような大歓声で包まれる。TeddyLoidをDJとして迎えた4人はチーム曲「T.D.D LEGEND」を初披露したあと、プロジェクトの代表曲である「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」「ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-」「Hoodstar」をメドレー形式で展開。4人それぞれがその声質を生かした個性あふれるラップパフォーマンスを繰り広げ、会場に爆発的な盛り上がりを巻き起こした。

ももいろクローバーZ(写真提供:キングレコード)

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特撮×イヤホンズ(写真提供:キングレコード)

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特撮×ももいろクローバーZ(写真提供:キングレコード)

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「EVIL LINE RECORDS 5th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2019」フィナーレの様子。(写真提供:キングレコード)

「EVIL LINE RECORDS 5th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2019」フィナーレの様子。(写真提供:キングレコード)[拡大]

ライブ終盤、おなじみの入場曲「overture ~ももいろクローバーZ参上!!~」を経て、ももクロのライブがスタートした。レーベルヘッドである宮本純乃介との出会いを振り返った高城れにが「ももいろクローバーZは宮本純乃介がだーいすきっゴホッ!ゴホッ!」と咳き込むと4人は「黒い週末」をパフォーマンス。続いて最新アルバムのリード曲「The Diamond Four」を披露した4人は、グループの代表曲「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」で観客を熱狂させた。百田夏菜子が「お前ら全員働けー!」と叫んでスタートした「労働讃歌」では、作詞を担当した大槻ケンヂが登場。どこか所在なさげな様子の大槻に観客は大きな声援を送った。その大槻が率いる特撮は「オム・ライズ」でライブの口火を切ると、続けて「アングラ・ピープル・サマー・ホリディ」を演奏し、迫力あるボーカルとヘビーなギターサウンドで観客を圧倒。MCで大槻は「労働讃歌」でのコラボについて「ももクロちゃんに申し訳ない思いでいっぱい」と語りつつ、「でもいいよね、今日は闇鍋のようなライブだから!」と言い放って観客を沸かせる。その後「人として軸がぶれている」で会場を盛り上げた特撮は、イヤホンズを呼び込むと「林檎もぎれビーム!」でコラボパフォーマンスを展開し、最後はももクロとのコラボ曲「パーティーは今」を披露。この曲で大槻とももクロは、祭りのあとのさびしさを恐れずに全力で今を楽しむことを呼びかけ、ライブに感動的なフィナーレをもたらした。全出演者のパフォーマンスが終了すると、出演アーティストが再びステージに集結。最後は大槻の提案により会場に集った全員で「1、2、3、EVIL A LIVE!」と叫び、3時間を超えるフェスは大団円を迎えた。

なおチケットが即日ソールドアウトとなったことを受けて、本公演の模様が8月24日にニコニコ生放送、9月下旬にMTVでオンエアされることが決定。放送内容はMTVとニコニコ生放送でそれぞれ異なるので、どちらもチェックしよう。

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「EVIL LINE RECORDS 5th Anniversary FES."EVIL A LIVE" 2019」
2019年7月15日 パシフィコ横浜 国立大ホール セットリスト

01. The Three Musketeers Mic Relay / サイプレス上野とロベルト吉野×月蝕會議×The Dirty Dawg(from「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」)
02. 死んでよダーリン / 月蝕會議
03. 行方知レズ / 月蝕會議
04. INTRO / サイプレス上野とロベルト吉野
05. ぶっかます / サイプレス上野とロベルト吉野
06. ヒップホップ体操第二 / サイプレス上野とロベルト吉野
07. Yokohama La La La / サイプレス上野とロベルト吉野
08. 新次元航路 / イヤホンズ(Band:月蝕會議)
09. あたしのなかのものがたり / イヤホンズ(Band:月蝕會議)
10. 抱きしめたって、近過ぎて / 清竜人
11. 平成の男 / 清竜人
12. 痛いよ / 清竜人
13. 竜人くんが大好きです▽ / イヤホンズ×内藤るな・高井千帆・平瀬美里×清竜人
14. 星が降る街 / B.O.L.T
15. コミック・ジェネレイション / ドレスコーズ
16. エリ・エリ・レマ・サバクタニ / ドレスコーズ
17. 人間ビデオ / ドレスコーズ
18. 天国のでたらめ / ドレスコーズ
19. コミック雑誌なんかいらない / 玉井詩織(ももいろクローバーZ)×ドレスコーズ×TeddyLoid
20. Game Changers(LAST BOSS Mix)with 中田ヤスタカ(CAPSULE) / TeddyLoid
21. Winners feat. Reol & Giga / TeddyLoid
22. もののけ姫 2018 feat. MeraLoid(TeddyLoid EDM Remake)/ TeddyLoid
23. Forever Love(VIP Mix)/ TeddyLoid
24. T.D.D LEGEND / The Dirty Dawg(from「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」)、DJ(TeddyLoid)
25. ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Special Medley / The Dirty Dawg(from「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」)、DJ(TeddyLoid)
26. overture ~ももいろクローバーZ 参上!!~ / ももいろクローバーZ
27. 黒い週末 / ももいろクローバーZ
28. The Diamond Four / ももいろクローバーZ
29. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.- / ももいろクローバーZ
30. 労働讃歌 / ももいろクローバーZ with 大槻ケンヂ
31. オム・ライズ / 特撮
32. アングラ・ピープル・サマー・ホリディ / 特撮
33. 人として軸がぶれている / 特撮
34. 林檎もぎれビーム! / 特撮 with イヤホンズ
35. パーティーは今 / 特撮×ももいろクローバーZ

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