ツアーは今年3月リリースのアルバム「CENTER OF THE EARTH」と4月リリースのシングル「The Key」を携えて全国12カ所で開催され、a flood of circleは各所で「CENTER OF THE EARTH」と「The Key」の収録曲を軸にしたセットリストをもとに熱演を展開した。最終公演も普段のライブと同じように佐々木亮介(Vo, G)の「おはようございます。a flood of circleです」というおなじみの挨拶でスタート。4人は「CENTER OF THE EARTH」のオープニングナンバーである「Flood」を皮切りに「The Beautiful Monkeys」「Vampire Kila」とアッパーチューンを畳みかけ、フロアにモッシュの渦とクラウドサーファーの波を生み出した。オーディエンスを十二分にヒートアップさせたあとは、今度はダンスタイムとばかりに「Drive All Night」「Rodeo Drive」「美しい悪夢」で躍動感のあるビートを鳴らし、緩急を付けた流れで観客を魅了した。
2ビートの高速チューン「Youth」でアップテンポな楽曲で構成されたブロックに区切りをつけると、4人は「スノードームの夜」「プリズム」といった佐々木の歌を引き立てるような楽曲を丁寧にプレイ。つかの間の穏やかなひとときを提供した。
しかし「The Key」を機に再びロックモードにシフトすると、今度は怒涛のように激しいナンバーを投下。「ハイテンションソング」でアオキテツ(G)が「テンション低いんじゃないですか!?」と観客を挑発すると、会場の熱気はさらに上昇した。佐々木が「ここから始めようぜ! 俺たちとあんたたちの明日に捧げます!」と叫んで始まった「シーガル」では大きなシンガロングが起き会場が一体感で包まれる。そんなフロアの空気を受けて、佐々木は「まだまだやれるぜ! 行ける気しかしない。全然ゴールじゃない感じがうれしいです。ここから始まるってマジで歌える。俺も君も一緒に進むしかない!」とシャウトし、「Center Of The Earth」を高らかに歌い上げた。
この日、4人はダブルアンコールにも応え、11月6日にメンバー全員が作詞作曲したミニアルバム「HEART」をリリースすることや、メジャーデビュー10周年企画として1stアルバム「BUFFALO SOUL」と2ndアルバム「PARADOX PARADE」の再現ライブを9月5日に東京・新宿LOFTで開催することなどを発表した。バンドとしての次の一手をアピールすると、佐々木の「やりたい放題やってくぜ。ついて来い!」という言葉からラストナンバーの「世界は君のもの」へ。去り際に佐々木は「今が一番無敵の自信がある」と胸を張り、観客の拍手喝采を浴びてツアーに幕を下ろした。
a flood of circle「a flood of circle Tour“CENTER OF THE EARTH”~アーユーハイテンション?~」2019年7月13日 マイナビBLITZ赤坂 セットリスト
01. Flood
02. The Beautiful Monkeys
03. Vampire Kila
04. Blood Red Shoes
05. Backstreet Runners
06. Drive All Night
07. Rodeo Drive
08. 美しい悪夢
09. Youth
10. スノードームの夜
11. プリズム
12. The Key
13. 春の嵐
14. 光の歌
15. ハイテンションソング
16. Dancing Zombiez
17. シーガル
18. Center Of The Earth
<アンコール>
19. 群青日和
20. ベイビーそれじゃまた
<ダブルアンコール>
21. 世界は君のもの
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】a flood of circle、無敵の自信を証明した単独ツアーファイナル(写真17枚)
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