PRIZMAX“7人の形”力強く提示した新体制初ワンマン「CIRCUS」

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PRIZMAXが昨日7月6日に東京・チームスマイル・豊洲PITにてワンマンライブ「PRIZMAX Live Level 8 ~CIRCUS~」を開催した。

PRIZMAX(撮影:笹森健一)

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3月にケビン、森英寿、小川史記という3人の新メンバーを迎え、7人体制となったPRIZMAX。今回のライブはグループが新体制となってから初めて行われたワンマンで、彼らは“大人の遊園地”をテーマにしたステージを展開。最新アルバム「FRNKSTN」収録の楽曲やPrizmaX時代のナンバーをアップデートしたパフォーマンスを大勢のホリック(PRIZMAXファンの呼称)の前で披露した。2部にわたって行われた公演のうち、この記事では第2部の模様をレポートする。

PRIZMAX(撮影:笹森健一)

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開演時刻を少し過ぎた頃、ステージ上のスクリーンにはメンバーを順に紹介していくオープニングムービーが投影される。7人を迎えるべく会場のムードが高まったところで、スポットライトが照らし出す先にはメインボーカル・森崎ウィンの姿。彼が「Light The Night」を高らかに歌い上げライブの幕開けを告げるとダンサーの島田翼、福本有希、清水大樹、小川、そしてバックボーカルのケビン、森が次々とファンの前に姿を見せた。ウィンをセンターポジションに据え、その左右に2人のバックボーカル、ステージの各所に4人のダンサーが立つという布陣で、7人はPRIZMAXの新たな形を力強くホリックに提示してみせる。続く「DADADADADADA」では島田のアクロバティックな跳躍が聴衆の歓声を誘い、メンバーに担ぎ上げられた森崎は「豊洲! もっと声出せ!」と鋭い眼差しでファンを煽る。曲を終えるとリーダーの清水は「バッチリ1部超えていくんで、付いて来いよ! 最高の夜にしよう!」と言葉に気合いをみなぎらせた。

森崎ウィン(撮影:笹森健一)

森崎ウィン(撮影:笹森健一)[拡大]

続いて届けられたのは、PRIZMAXのデビュー曲である「Mysterious Eyes」。ホリックは新メンバーのケビンや森がさわやかにこの曲を歌い上げる姿を感慨深げな眼差しで見つめつつ、メンバーの「ハンズアップ!」という威勢のよい煽りに応じてペンライトをリズミカルに揺らした。清水のプロデュースによるヒップホップナンバー「Candy」を終えるとステージ上のシーンは変わり、7人は蛍光カラーのストリートルックからスモーキーピンクを基調としたクラシックなパンツルックに衣装替え。ここでは森崎作詞の「夢唄」、福本プロデュースの「South Cross」といったスイートなミドルチューンが届けられ、ボーカルの3人が織り成す豊かなハーモニーが会場中に響き渡った。

福本有希(撮影:笹森健一)

福本有希(撮影:笹森健一)[拡大]

「WHO」のラストで花道の先に設けられたセンターステージへと歩みを進めたメンバーは、ここで2度目のMCタイムを取る。清水にコメントを求められたキャラの濃い最年長・福本は「今日は雨だけど、雨降って地固まるって言うじゃないですか。そこにさらに花咲かせようぜ」とホリックに語りかけ、森崎の「Oh my god!(笑)」というリアクションを誘った。会場が一気に和んだMCののちの「I hate you」はそのままセンターステージで披露され、円になって踊る7人はお互いの顔を見合わせ「この曲いいね!」と笑いながら楽しそうに体を弾ませていた。

清水大樹(撮影:笹森健一)

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ライブ中盤にはメンバー個々のパフォーマンスにフォーカスを当てたシーンが用意され、7人がそれぞれの個性でホリックを魅了していった。森崎のアカペラからスタートした「yours」では福本が切なげな表情で舞い、島田は「春空」でケビンのキーボード演奏をバックに、動きの1つひとつに表情を付けた繊細なダンスを踊る。「Orange Moon」では、清水がシャツをはだけさせた姿で観客の前へ。鍛え抜いた上半身をあらわに情熱的なリズムに乗る彼の艶めかしいパフォーマンスには、フロアのあちこちから悲鳴のような歓声が漏れた。そして新メンバーは3人だけで「Someday」を披露。階段に腰かけて歌うケビンと森の声に小川はラップで彩りを加え、フレッシュな魅力を存分に発揮していた。

小川史記(手前)をハグする森英寿(奥)。(撮影:笹森健一)

小川史記(手前)をハグする森英寿(奥)。(撮影:笹森健一)[拡大]

ボサノバ調のリラックスムードあふれるアレンジが施された「カフェオレ」ではカフェのセットがステージ上に再現されたほか、コーヒーの香ばしい香りが会場に充満して嗅覚を刺激する粋な演出も。7人は曲中、コーヒーを淹れたりソファでくつろいだりと“店内”での穏やなひとときを演じてみせ、小川は長髪のカツラを被ってコミカルに自身の役回りを務め上げた。続く「Truth」ではメンバー全員によるスタンドマイクパフォーマンスが新鮮な印象を与える。

島田翼(撮影:笹森健一)

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ステージ上段にDJセットが置かれると、ここからは“DJ翼”のスピンするナンバーに乗ってまるでパーティのようなにぎやかなパフォーマンスが展開されていくセクションへ。メンバーは「Sing it!」でタオル回しを先導し、「Just Revolution」ではタオルをペンライトに持ち替えてホリックとコミュニケーションを取りながら会場を1つにまとめ上げていく。ステージのへりに座ってホリックとアイコンタクトを取ったり、メンバー同士でスキンシップをしたりと7人の振る舞いは曲を重ねるごとに自由度を増していき、彼らの全身で楽しさを表現するようなパフォーマンスに会場には笑顔が広がる。「Three Things」を歌いながらそんな客席の様子を見渡した森崎は「今日ホリックめっちゃかわいくない?」とつぶやき、いたずらっぽい笑みを浮かべていた。

ケビン(撮影:笹森健一)

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メンバーが舞台袖へと姿を消したのち、スクリーンには7人体制となってからのイベントの舞台裏や撮影の様子、ライブのリハーサルを記録した映像が映し出された。メンバーが絆を深めながら歩みを進めてきた姿をホリックが目に焼き付けるとここで「Memory」が流れ、真っ白な衣装に身を包んだ7人がステージへ戻る。「just Re-Start」と未来への思いを歌うこの曲で、メンバーは歌やダンスに強く感情を込めた渾身のパフォーマンスを披露。曲の持つメッセージを、全身で表現して観客に伝えてみせた。そしてそのまま「FRNKSTN」のリードトラックでPRIZMAXの“リスタート”をパワフルに提示した楽曲「DANCE」へとなだれ込む。センターステージでホリックを圧倒するような力強い群舞を見せる7人にホリックも熱い声援を返し、ライブハウスにはこの日一番の熱気が渦巻いた。清水が「最後、1つになっていきましょう!」と呼びかけた本編ラストは「Sweet Goodbye」。メンバーの呼びかけでフロアにはスマートフォンのバックライトの光が無数に浮かび上がり、清水は「最高だね」とつぶやく。ドラマチックなムードの中、森崎は「皆さん、本日はありがとう!」と笑顔で呼びかけていた。

森英寿(撮影:笹森健一)

森英寿(撮影:笹森健一)[拡大]

アンコールは「HUG & KISS」で朗らかにスタート。Tシャツに着替えた7人はステージ上を左右に移動し、ホリックに“キス”を届けながらこの曲を歌い踊った。ビートを効かせたEDMにアレンジされたファンクナンバー「UP<UPBEAT」の冒頭、森崎は歌詞を「そんな目で見ないでくれ スベってる翼のギャグー」と歌い替えて大笑い。しかし終盤のパートではダンサー陣がスキルフルなソロをリレーでつなぎ、リラックスムードを一変させるパフォーマンスでホリックを熱狂させた。

小川史記(撮影:笹森健一)

小川史記(撮影:笹森健一)[拡大]

最後の曲を前に7人はそれぞれに思いを語り、清水は「新体制になって初めてのライブでいろんなことに時間がかかって、僕らも待ち望んでいた今日だったので……みんなの笑顔が見られてうれしかったです!」とホリックに伝える。森が「このあとの3部も盛り上がっていきましょう!」と冗談を飛ばして場を盛り上げると、福本も「みんな2回りくらいかわいくなったね。女の子の一番のファッションは愛されることだと思ってるから。高須クリニックよりも福本有希。“YES”はいらない、“愛”だよ」と名言?を言い残した。最後に森崎は「同じ時間をもっと共有できたら」とファンに語りかけ、「最後はこの曲で終わりたいと思います!」と言って「if you」をタイトルコール。隣の小川にマイクを向けて彼に歌を歌わせた森崎、前後に並んでコミカルなダンスを踊った福本と森など、メンバーはペアになってステージのあちこちに散らばってはしゃぎ回り、最後までライブを楽しみ抜いた。会場中の全員が息を合わせた大ジャンプでライブが締めくくられると、清水は「また会える日までがんばります。楽しみにしていてください!」とひと言。オフマイクで「以上、PRIZMAXでした。ありがとうございました!」と思い切り叫び深く礼をした7人の背中には、鳴りやまぬほどの大きな拍手と歓声が降り注いでいた。

なお終演後には12月29日に同会場でワンマンライブ「PRIZMAX Live Level 9 ~CIRCUS WINTER EDITION~」が実施されることが発表となった。チケット販売などの詳細は、PRIZMAXのオフィシャルサイトで確認を。

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PRIZMAX「PRIZMAX Live Level 8 ~CIRCUS~」2019年7月6日 チームスマイル・豊洲PIT 第2部 セットリスト

01. Light The Night
02. DADADADADADA
03. Mysterious eyes
04. Candy
05. 夢唄
06. South Cross
07. rewind
08. WHO
09. I hate you
10. yours
11. 春空
12. Orange Moon
13. Someday
14. Never
15. カフェオレ
16. Truth
17. BAD LOVE
18. Ignight
19. Pleasure
20. Sing it!
21. Just Revolution
22. Woh!
23. my girl
24. Three Things
25. Memory
26. DANCE
27. Sweet Goodbye
<アンコール>
28. HUG & KISS
29. Ready
30. UP<UPBEAT
31. if you

PRIZMAX Live Level 9 ~CIRCUS WINTER EDITION~

2019年12月29日(日)東京都 チームスマイル・豊洲PIT
[第1部]OPEN 14:00 / START 15:00
[第2部]OPEN 17:30 / START 18:30

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りょうこママ// @Ryoko_yuuki_ryu

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