Age Factory新イベントでドミコとENTH迎え熱演、新曲3曲を次々に披露

1

271

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 32 238
  • 1 シェア

Age Factoryが新たに立ち上げた自主企画イベント「Fight Club」の東京公演が、7月1日に東京・UNITにて開催された。「Fight Club」はこれまでAge Factoryが行ってきた対バン自主企画「EGUMI」とは異なる趣旨で立ち上げられたイベント。初回はゲストにドミコENTHが選ばれた。

Age Factory(撮影:西槇太一)

Age Factory(撮影:西槇太一)

大きなサイズで見る(全19件)

ドミコ(撮影:西槇太一)

ドミコ(撮影:西槇太一)[拡大]

King Crimsonの「Easy Money」が流れる中、ドミコがステージに登場すると、さかしたひかる(Vo, G)がおもむろにギターを弾きながら「怪獣たちは」を歌い始めた。そこに長谷川啓太(Dr)がビートを重ね、楽曲の終盤にスピードを上げていくと、そのまま「こんなのおかしくない?」「わからない」を連発。「まどろまない」の冒頭にはダンサブルな長尺のインストを入れ、ライブならではのアレンジで会場をスリリングな空気へと変えた。

青いライトを浴びながら披露された「深海旅行にて」では、アウトロでさかしたがギターを掻き鳴らし、バスドラの上に飛び乗るなど大暴れ。ラストに「ペーパーロールスター」を歌ったのち、去り際に観客とAge Factoryに感謝と敬意を表した。

ENTH(撮影:西槇太一)

ENTH(撮影:西槇太一)[拡大]

続くENTHのライブは、daipon(Vo, B)の「ENTHちゃん始めます!」という挨拶を合図に「TH」でスタート。takumi(Dr, Cho)は高速ドラムを繰り出し、Naoki(G, Cho)は高くジャンプしつつ観客のクラップを煽った。メロディアスな「IN MY VEIN」「HANGOVER」では3人の声のハーモニーでもオーディエンスを魅了した。

普段はメロコア畑でのライブが多いが、ここ1、2年はそれ以外のジャンルのバンドやイベントから声がかかることも多いというENTH。daiponが「俺らはクラスのお調子者がそのまま大人になっちゃったような人間たちで、普段はこういうバンドを観ないという人も多いかもしれないけど、一緒に遊んでくれますか?」と笑顔でフランクに語り掛けると、フロアからは歓声が沸いた。「LOVE ME MORE」では会場からシンガロングやコール&レスポンスが沸き起こり、「Get Started Together」ではエネルギッシュな演奏に突き動かされるように激しいダイブやモッシュがフロアに発生。絶えずポジティブなエネルギーであふれたライブとなった。

清水エイスケ(Age Factory)(撮影:西槇太一)

清水エイスケ(Age Factory)(撮影:西槇太一)[拡大]

そしてAge Factoryは、SEとして流れていたMobyの「Porcelain」をかき消すように音を鳴らしながら「GOLD」を熱唱。力を振り絞って歌い叫ぶ清水エイスケ(Vo, G)に負けじと、観客も力いっぱい声を上げる。「WORLD IS MINE」などのハードな楽曲を鬼気迫る音で鳴らしたあとは、「Puke」で増子央人(Dr)と西口直人(B)の刻むビートの上で清水がラップを乗せた。観客に向けて「目を閉じろ」と言い放ち、新曲「CLOSE EYE」を初披露。緊迫感のある演奏のあとで、清水は「今日楽しいっすね。我ながらいいイベントを組んだと思います」と笑みを浮かべ、先日制作した新曲3曲をすべて披露すると宣言した。

その後も彼らは、鮮烈なイントロと共に新曲「HIGH WAY BEACH」を演奏。繊細で美しい楽曲に、西口の柔らかいコーラスが効果的に響いた。この曲を皮切りに、それまでの突き刺すようなアグレッシブなロックサウンドから、温かくドラマチックなサウンドに曲調が変化。清水は「million」「ロードショー」を力強く伸びやかに歌い上げた。

ギターを爪弾きながら「もう何もいらないでしょう、俺たち。あふれすぎている気がする」と語った清水は、そのまま3つ目の新曲であるバラード「nothing anymore」を歌唱。しなやかで柔らかいリズム隊の演奏の上で、清水は喉を枯らしながら叫び続けた。そして彼は、この日に初披露した新曲を8月と9月に3作連続で配信リリースすることと、秋にワンマンツアーを行うことを告知。「また会いに来てくれ、俺たちいつまでもここでやってるよ」と観客に声をかけて「TONBO」を披露し、ステージを去った。

アンコールでは「旅の歌を歌いたくなったので、全員で歌ってくれよ」と清水がオーディエンスに呼びかけて「Tours」を演奏。笑顔を見せながら歌った彼は、「また旅の続きで会おう」と挨拶をしてライブを終えた。

この記事の画像(全19件)

Age Factory presents「Fight Club」東京公演 2019年7月1日 UNIT セットリスト

ドミコ

01. 怪獣たちは
02. こんなのおかしくない?
03. わからない
04. まどろまない
05. 旅行ごっこ
06. My Body is Dead
07. 深海旅行にて
08. マカロニグラタン
09. united pancake
10. ペーパーロールスター

ENTH

01. TH
02. HAHA
03. IN MY VEIN
04. HANGOVER
05. VooDoo Shangrila
06. LOVE ME MORE
07. ムーンレイカー
08. Gentleman Kill
09. SLEEPWALK
10. Will
11. Get Started Together
12. Bong! Cafe au 'lait Acoustic Guitar!

Age Factory

01. GOLD
02. CLEAN UP
03. WORLD IS MINE
04. Puke
05. CLOSE EYE(新曲)
06. HIGHWAY BEACH(新曲)
07. million
08. ロードショー
09. nothing anymore(新曲)
10. See you in my dream
11. TONBO
EN. Tours

全文を表示

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

【ライブレポート】Age Factory新イベントでドミコとENTH迎え熱演、新曲3曲を次々に披露(写真19枚)
https://t.co/7ofWaT3HXb https://t.co/0xIz0Os5or

コメントを読む(1件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 Age Factory / ドミコ / ENTH の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。