BAD HOP、Zeppツアーで1人ひとりの力を証明「来年アリーナやります」

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BAD HOPが6月26日に東京・Zepp DiverCity TOKYOでライブツアー「COLD IN SUMMER ZEPP TOUR」の最終公演を行った。

BAD HOP「COLD IN SUMMER ZEPP TOUR」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。

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BAD HOP「COLD IN SUMMER ZEPP TOUR」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。

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昨年11月に東京・日本武道館でのワンマンライブを成功させたあと、BAD HOPはそれぞれのソロ活動を活発化。全国5都市のZeppで行われた今回のツアーでもソロライブのパートが設けられ、8人それぞれにスポットライトが当てられた。

DJ CHARIとDJ TATSUKI、Normcore Boyzのショーケースライブ後、LEDスクリーンに吹雪の映像が流れると、ツアータイトル「COLD IN SUMMER ZEPP TOUR」のロゴが大きく映し出される。場内のテンションが高まる中、2階建てのステージから勢いよくスモークが吹き出し、飛び出してきたのはBAD HOPのエース・T-Pablow。「Prologue」でライブの幕を開け、血気盛んなラップをフロアに叩き込んだ彼は、続けて「YAGI」をパフォーマンスし、観客の体を弾ませる。さらにAuto-Tuneを駆使して「Life Style」「Only One」を歌ったT-Pablowがコール&レスポンスから「I Feel Like Goku」をスタートさせると、VingoとG-k.i.dが登場。3人は腰を落としながらヴァースを蹴り、フックでは飛び跳ねて会場のボルテージを引き上げた。

T-Pablow退場後は、入れ替わりで登場したBarkとVingo、G-k.i.dの3人が三者三様のラップを聴かせていく。「RedruM」で会場を不穏な空気で包んだ3人は、続けてトラップチューン「Gucci Scarf」を披露。リズミカルでキャッチーな「Dinner Jacket」から「In The Mode」につなげると、ドリーミーな「Drop Water」で会場をチルアウトさせた。「Walking Dead」には途中からBenjazzyが合流。血の映像がドロドロと流れるLEDスクリーンをバックに雄叫びのようなラップと共に現れたBenjazzyは、続く「2018」で武器とする高速ラップを放って会場に大歓声を響かせる。さらにソロ曲「VVS」でそのラップスキルを存分にアピールすると、「もっと盛り上がれるって奴は端から端まで全員手を上げろ!」という煽りから「Handz UP」をTij Jojoと共にパフォーマンスし、終始フロアを沸かせ続けた。

Benjazzyがステージを去ると、Tiji Jojoのソロステージへ。Tiji Jojoは5月に配信リリースしたソロ作品から「PLAYER 1」「STAR TREK」「Cast Away」を連発し、浮遊感のあるビートとメロディアスなラップで観客の体を揺らしていく。「俺と一緒にブチ上がれるって奴はこの曲を歌ってくれ」という呼びかけからTiji Jojoは人気曲「White T-shirt」を披露し、その求めに応じた観客の力強いシンガロングを一身に浴びた。続いて「House Party」がスタートすると、Yellow Patoがステージに登場。Tiji Jojoと共に“男の夢”を力強くラップする「Super Car」で会場をヒートアップさせたあと、開放感のあるミドルチューン「3LDK」を1人で歌い上げてみせた。

そしてYellow Patoが退場すると、BAD HOPの中心人物であるYZERRが最後の1人としてステージに出現。「Intro」で場内の雰囲気をダークに染め上げたYZERRは、その後も「No New Friends」「Overnight」「Blah Blah Blah」と重々しいビートの楽曲を立て続けにパフォーマンスし、オーディエンスを圧倒していく。宇宙をイメージさせる映像をバックに「Space Trip」をパフォーマンスしたYZERRは、この場所にたどり着くまでの険しい道のりを振り返ると「Back Stage」をエモーショナルに歌唱。ラッパーとして前に進む覚悟を歌った「Rich or Die」でソロステージを締めくくった。

BAD HOP「COLD IN SUMMER ZEPP TOUR」Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。

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ここでYZERRが「BAD HOPともっと盛り上がれるって奴どんくらいいんだ!?」と問いかけ、オーディエンスが歓声で応えると、トロピカルムードあふれる「Ocean View」がスタート。この曲でようやくBAD HOPのメンバー全員がステージに集結し、会場の温度は一気に上昇する。YZERRが「夢に見たシチュエーション 俺たち照らす iPhone 昔じゃ有り得ないよ」と歌う「Diamond」では、リリックに合わせて観客がスマートフォンのバックライトを点灯。「Asian Doll」ではT-Pablowがセクシーな歌声を聴かせ、「Mobb Life Tour」ではTiji Jojo、G-k.i.d、Vingoが息の合ったパフォーマンスを展開した。「つるまない」「これ以外」とメッセージ性の強いナンバーが続いたあと、T-Pablowは全国5都市のZeppを回った今回のツアーを振り返り、唐突に「BAD HOP、来年アリーナやります」と発表。会場にどよめきが起こる中、「成り上がり方は誰よりも最速だから。なんでかって? こいつにまたがってっからだよ」というT-Pablowの言葉を合図に「Kawasaki Drift」がスタートする。クルーの代表曲と言えるこの曲で8人は全員参加のマイクリレーを展開し、それぞれの力をアピール。T-Pablowが「川崎区で有名になりたきゃ!」と叫べば、観客たちは待ってましたと言わんばかりに「人殺すかラッパーになるかだ!」と全力で応えた。パフォーマンスを終えた8人は、大歓声に包まれながらステージを去っていった。

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BAD HOP「COLD IN SUMMER ZEPP TOUR」
2019年6月26日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. Prologue
02. YAGI
03. Life Style
04. Only One
05. I Feel Like Goku
06. RedruM
07. Gucci Scarf
08. Dinner Jacket
09. In The Mode
10. Drop Water
11. Walking Dead
12. 2018
13. VVS
14. Handz Up
15. PLAYER 1
16. STAR TREK
17. Cast Away
18. White T-shirt
19. House Party
20. Super Car
21. 3LDK
22. Intro
23. No New Friends
24. Over Night
25. Blah Blah Blah
26. Space Trip
27. Back Stage
28. Rich or Die
29. Ocean View
30. Diamond
31. Asian Doll
32. Mobb Life Tour
33. つるまない
34. これ以外
35. Kawasaki Drift

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