凛として時雨、激しい盛り上がり見せた「Golden Fake Thinking」ツアーファイナル

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凛として時雨が昨日6月30日に全国ツアー「凛として時雨 Tour 2019 Golden Fake Thinking」のファイナルとなる大阪・Zepp Osaka Bayside公演を開催した。

凛として時雨の大阪・Zepp Osaka Bayside公演の様子。

凛として時雨の大阪・Zepp Osaka Bayside公演の様子。

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神奈川・CLUB CITTA'を皮切りに全7都市8公演が行われたこのツアー。凛として時雨は7月3日に両A面シングル「Neighbormind / laser beamer」の発売を控えているものの、音源を携えて行うリリースツアーとは異なる初期曲を積極的に取り入れたレアなセットリストで各地のファンを喜ばせた。

凛として時雨の大阪・Zepp Osaka Bayside公演の様子。

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ツアー最終日、歓声に出迎えられた時雨はまず「ハカイヨノユメ」を演奏。TK(Vo, G)の激しいシャウト、345(Vo, B)のミステリアスなハイトーン、ピエール中野(Dr)による緩急の効いたビートが合わさって場内いっぱいに轟音が広がった。2005年発表の1stアルバム「#4」の収録曲「Sadistic Summer」に続き、TKが時雨の最初期ナンバーである「鮮やかな殺人」を奏で始めると、ひときわ大きな歓声が沸き起こった。

序盤はシンプルかつ静的な照明演出が中心になっていたが、345が飛び跳ね、中野が立ち上がって観客を煽った「DISCO FLIGHT」では多数の白い放射状のライトがフロアに向けて放たれ、楽曲の世界観を盛り立てた。TKによる短い挨拶をはさみ、バンドは「Chocolate Passion」「DIE meets HARD」と2018年発表の最新アルバム「#5」の収録曲を演奏。続けて2009年発表の「just A moment」より「a 7days wonder」を届け、会場全体に高揚感をもたらした。

ピエール中野(Dr)(撮影:河本悠貴)

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ライブ中盤にはTKがこの日唯一アコースティックギターを奏でた「Serial Number Of Turbo」や、ささやくような歌声と浮遊感のあるバンドサウンドが混ざり合う「seacret cm」が演奏され、一旦クールダウン。その後「新曲をやります」というTKの言葉に続けてツアーセミファイナルとなった6月22日の東京・チームスマイル・豊洲PIT公演公演で初披露された新曲「Neighbormind」が届けられた。この曲は映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」日本語吹替版の主題歌で、演奏中にはスパイダーマンを想起させる青、赤の照明が場内を包み込んだ。「想像のSecurity」のあと、フロントの2人が一旦ステージを去り、ドラムソロがスタート。打ち込みのトラックがループ再生されると、中野はリラックスした様子でビートを刻み始め、徐々にアクセルを踏み込むかのようにダイナミックかつテクニカルなプレイで観客を魅了した。ドラムソロが終わると同時にTK、345が定位置に戻り、エフェクティブなギターサウンドが印象的な「laser beamer」へ。この曲は舞台「舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice」の主題歌で、同曲のあとには2012年放送のアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の主題歌「abnormalize」がセットリストに組み込まれた。

TK(Vo, G)(撮影:河本悠貴)

TK(Vo, G)(撮影:河本悠貴)[拡大]

345(Vo, B)(撮影:河本悠貴)

345(Vo, B)(撮影:河本悠貴)[拡大]

「Telecastic fake show」で一段とフロアのボルテージを高めたのち、普段のライブであまり多くを語らないTKが「ツアーファイナルです。楽しいですね」と感想を述べ、345による恒例のグッズ紹介コーナーへ。ここでは今回のツアーでMCなしだった中野が345に絡んでいくというツアーファイナルならではの内容となり、観客の笑いを誘った。中野はこの日の演奏曲が残り2曲であることを宣言してから、「しかもめちゃめちゃ激しいやつ! いけるかー!」と叫び、高速BPMのキラーチューン「nakano kill you」を投下。鋭いビートを刻む中野 、力強くシャウトしてギターをかき鳴らすTK、頭を大きく振ったり、拳を突き上げたりしながら骨太なサウンドを鳴らした345と、それぞれが躍動感たっぷりのパフォーマンスを繰り出していく。熱狂的な盛り上がりを見せる中、時雨はラストに「感覚UFO」を演奏。TKが観客を積極的に扇動し、渾身の叫びを響かせるなど3人で圧巻のパフォーマンスを見せつけ、熱狂のままにツアーを締めくくった。

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「凛として時雨 Tour 2019 Golden Fake Thinking」2019年6月30日 大阪府 Zepp Osaka Bayside セットリスト

01. ハカイヨノユメ
02. Sadistic Summer
03. 鮮やかな殺人
04. DISCO FLIGHT
05. Chocolate Passion
06. DIE meets HARD
07. a 7days wonder
08. Serial Number Of Turbo
09. seacret cm
10. Neighbormind
11. 想像のSecurity
12. laser beamer
13. abnormalize
14. Telecastic fake show
15. nakano kill you
16. 感覚UFO

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0vy12 @0vy12

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