ピエール中野(
翌30日に大阪・Zepp Osaka Baysideでファイナルを迎える凛として時雨の全国ツアー「凛として時雨 Tour 2019 Golden Fake Thinking」の前夜祭という位置付けで行われたこの公演。ピエール中野は“ドラムDJ”スタイルでステージに上がり、まずドラムセットの前に着く。7月3日リリースとなる両A面シングルの表題曲である「laser beamer」「Neighbormind」のほか、人気曲の「abnormalize」や初期ナンバー「TK in the 夕景」、さらにはライブでセットリストに加わる機会の少ないレア曲「24REVERSE」と時雨の楽曲を畳みかけた。ドラムセットがステージの前方に配置してあり、観客は中野から繰り出される迫力あるドラムプレイを間近で楽しんだ。
ライブ後半に中野はDJブースに移動。VJのRAMを迎え、向井秀徳の歌うYUI「CHE.R.RY」のカバー音源でDJタイムをスタートさせた。「凛として時雨の難易度高めの曲を叩いたんですけど、DJパート盛り上がる準備できてますか!」と呼びかけた中野は、ヤバイTシャツ屋さん「あつまれ!パーティーピーポー」を投下し、リスペクトを捧げる電気グルーヴの「Shangri-La」をスピン。サカナクション「アイデンティティ」では楽曲に合わせてドラムを叩き、フロアの熱狂を誘う。さらにMAN WITH A MISSIONやPerfumeなどの楽曲をスピンして場内の一体感を高め、時雨のツアー初日の神奈川・CLUB CITTA'公演で競演した長い親交のあるthe band apartの楽曲「WHEN YOU WISH UPON A STAR」を観客に届け、「初日を飾ってくれたバンアパにも大きな拍手を」と呼びかけた。さらに中野はSuchmosと吉幾三の楽曲のマッシュアップ、マキシマム ザ ホルモン「恋のメガラバ」でフロアを踊らせ、CHAGE and ASKA「YAH YAH YAH」、嵐「A・RA・SHI」を熱唱。ラストに時雨の「DISCO FLIGHT」の音源に合わせてドラムを叩いてライブを終えた。
アンコールではDJタイムに飲酒していたこともあってか、長尺のトークで思いの丈を述べた中野。酒が回ったせいもあり、自信がないとしつつもファンの声に応えて時雨の「Telecastic fake show」を演奏した。予告した通りにラフなプレイになりつつも、普段のライブとは異なるレアな空間を生み出し、初の大阪開催となったイベントを大盛り上がりで締めくくった。
※記事初出時、楽曲名に一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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ピエール中野 凛として時雨 ピヤホン監修 @Pinakano
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