SHANKら10組がハウステンボスを熱くした、7回目の「BLAZE UP NAGASAKI」

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SHANK主催の野外フェス「BLAZE UP NAGASAKI 2019 in HUIS TEN BOSCH」が6月8日に長崎・ハウステンボスで開催された。初回から数えると7回目、ハウステンボスに場所を変えてからは2回目となる今回。会場にはSHANKと関係の深いアパレルブースや、愛してやまない釣具のブースなどが並び、イベントに華を添えていた。

SHANK(撮影:半田安政 / Showcase)

SHANK(撮影:半田安政 / Showcase)

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四星球(撮影:半田安政 / Showcase)

四星球(撮影:半田安政 / Showcase)[拡大]

イベントのトップを飾ったのは、SHANKの庵原将平(Vo, B)が「どうしてもトップバッターを任せたかった」と言っていた四星球。彼らは影アナで「お子さまにも楽しんでもらえるライブにしてほしいと頼まれた」と話し、ライブをスタートさせた。1曲目「運動会やりたい」でオーディエンスをパフォーマンスに参加させ、会場に一体感を生み出した彼らは、続けて「クラーク博士と僕」「鋼鉄の段ボーラーまさゆき」を熱演。「Mr.Cosmo」では長崎の交通標識を持って走り、会場を笑わせながらも「長崎で一番カッコいいやつが呼んでくれたので、カッコいいことします!」と気合いを見せた。

ENTH(撮影:半田安政 / Showcase)

ENTH(撮影:半田安政 / Showcase)[拡大]

2番手のENTHは「去年遊びにきたときから、ここに立てるような気がしてました」と挨拶し、「Will」でライブを開始。「HAHA」で早くもフロアにモッシュピットが出現した。さらに彼らは「ステージ、フロア関係なくぶち上がったやつが優勝です」と宣言し、「HANGOVER」「ムーンレイカー」を連発。「SLEEPWALK」をじっくり聴かせたかと思えば、ハイテンションに「Get Started Together」を演奏、再びフロアは大騒ぎになった。

dustbox(撮影:半田安政 / Showcase)

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SHANKにとって敬愛する先輩であるdustboxは、「ハウステンボス来たぜー!」というSUGA(Vo, G)の咆哮と共に「Try My Luck」でライブを開始。新旧の曲を織り交ぜたセットリストで貫禄のステージを見せ付け、フロアにはモッシュの嵐が巻き起こった。「SHANK15周年だよ。最高のミラクル起こそうぜ」とエールを贈った彼らは「Here Comes A Miracle」「Hurdle Race」「Jupiter」を次々に披露。持ち時間が余ってしまい、予定になかった「Tomorrow」をラストに急遽パフォーマンスした。

Crossfaith(撮影:半田安政 / Showcase)

Crossfaith(撮影:半田安政 / Showcase)[拡大]

その後Crossfaithが登場すると、フロアの雰囲気が一変。「System X」でライブが始まり、フロアには地面が揺れるほどの激しいサークルピットが発生した。その盛り上がりに応えるようにKoie(Vo)がフロアに乗り出し、ウォールオブデスを要求。「Wildfire」ではSiMのMAH(Vo)がスペシャルゲストとして参加し、さらに会場を揺らす。そして「BLAZE UP NAGASAKI 2020で会いましょう!」と言い放ち、彼らはステージを後にした。

G-FREAK FACTORY(撮影:半田安政 / Showcase)

G-FREAK FACTORY(撮影:半田安政 / Showcase)[拡大]

続いては、地元をレペゼンする姿勢もSHANKに多大な影響を与えているG-FREAK FACTORY。彼らは観客に向けて「(長崎で)意地を張ってる理由をしっかり知ってほしい。この催しをここでやっている意味を。誰も言わないから俺らが言うよ」と語り、地元での開催にこだわるSHNAKを労った。この日彼らは5月にリリースした両A面シングルの表題曲の1つ「Fire」なども披露。ラストはBRAHMANのTOSHI-LOW(Vo)も参加して「ダディ・ダーリン」を熱唱した。

04 Limited Sazabys(撮影:半田安政 / Showcase)

04 Limited Sazabys(撮影:半田安政 / Showcase)[拡大]

04 Limited Sazabysは「長崎! 楽しむ準備できてる?」を語りかけ、最新シングル「My HERO」でライブを開始。「SHANKも好きだし、SHANKが呼んでるメンツも大好きです。好きの塊です。みんなも好きだよね? 好き同士、一緒に戦ってもらっていいですか?」と観客に語りかけ、「swim」「Squall」などのヒット曲を惜しみなく演奏した。そして最後に「この曲、何人知っているやついんだよ!」と煽りつつ、代表曲「monolith」「Buster call」を披露した。

SiM(撮影:半田安政 / Showcase)

SiM(撮影:半田安政 / Showcase)[拡大]

SiMは「DiAMOND」でライブをスタートさせ、「行けない奴は置いて行くからな!」と叫びながら「JACK.B」「KiLLiNG ME」といったキラーチューンを連発。昨年のステージで「親が長崎出身だ」と嘘をついたことを謝罪しつつも、「SiMを結成したのは長崎で……」と続けて観客の笑いを誘った。「Blah Blah Blah」「Get Up, Get Up」で会場を熱くさせたのち、最後はCrossfaithのKoie(Vo)を迎えて「f.a.i.t.h」を歌唱した。

BRAHMAN(撮影:半田安政 / Showcase)

BRAHMAN(撮影:半田安政 / Showcase)[拡大]

神々しい雰囲気の中でステージに現れるたBRAHMANは「全力でBRAHMAN始めます!」と宣言し、ノンストップで「ANSWER FOR…」まで8曲を連続で演奏。「ANSWER FOR…」ではTOSHI-LOW(Vo)がフロアに降り、観客に担がれながら熱唱した。その後「田舎だとか人がいないとか……誰かがやんなきゃならないんだ!」と言い訳をするよりも行動を起こすことの重要さを語り、「鼎の問」を披露。長崎に来たのは7年ぶりだと語ったのち、「今日、悪いこと言ってやろうと思ったんだけど、SHANK好きだわ」と、SHANKの姿勢を買ってこのステージに立ったことを観客に暗に伝えて、「満月の夕」のカバーでライブを締めくくった。

HEY-SMITH(撮影:半田安政 / Showcase)

HEY-SMITH(撮影:半田安政 / Showcase)[拡大]

SHANKの盟友とも言えるHEY-SMITHは、「今日の1曲目はSHANKに送るぜ」と挨拶して「Don't Worry My Friend」を演奏。「お前ら、頭おかしくなってるかー? 音楽が唯一の合法ドラッグだから、バキバキにキマッてけー!」と言って「Fog And Clouds」「Drug Free Japan」を畳み掛けた。夕焼けを浴びながら「Summer Breeze」をしっとりと聴かせつつ、最後は怒涛のステージングで観客のダイブを誘発。猪狩秀平(G, Vo)はこの日を「本物のロックフェスやぞー!」と表現した。

そしてついに、この日を「1年間で唯一気合を入れている」と語るSHANKが登場。「長崎、SHANK始めます!」と挨拶した彼らは「Surface」「Cigar Store」を続けて演奏し、昨年の「BLAZE UP NAGASAKI」と同じ2曲でライブをスタートさせた。「Smash The Babylon」の演奏中には、段ボールで作られた松崎兵太(G, Cho)の顔をつけたCrossfaithのTeru(Program, Vision)が乱入。「Weather is Beautiful」では曲の最後にCrossfaithのKOIE(Vo)がステージに乗り込み、さらにCrossfaithのHiro(B)とTeruも加わって「Wall Ride」に突入した。長崎の民謡「でんでらりゅう」をサンプリングした「Knockin'on the door」では、BRAHMANのTOSHI-LOWがダイブし、でんぐり返しをしてステージに戻ってくるという一幕も。「Grimy Window」にはHEY-SMITHのホーン隊が参加し、オーディエンスはスカダンスをしながら盛り上がった。

庵原将平(Vo, B)は会場を埋め尽くす観客に向けて「長崎のバンドが身の丈に合ってないことをやっていることもわかってます。ほとんど意地です」と吐露。「Wake Up Call」「Set the fire」と続けた彼らは、ショートチューン「submarine」であっさりとライブを締めくくった。一旦ステージを降りた彼らだが、アンコールの声に呼び戻されて再びステージに登場。「BASIC」「Stop the crap」とショートチューンを畳みかけ、今年の「BLAZE UP NAGASAKI」に幕を下ろした。ステージを去る少し前に、庵原は「また、やろう!」と口にしていた。

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「BLAZE UP NAGASAKI 2019 in HUIS TEN BOSCH」2019年6月8日(土)ハウステンボス 第一駐車場特設ステージ セットリスト

四星球

01. 運動会やりたい
02. クラーク博士と僕
03. 鋼鉄の段ボーラーまさゆき
04. モスキートーンブルース
05. Mr.Cosmo

ENTH

01. Will
02. TH
03. HAHA
04. Voodoo Shangrila
05. HANGOVER
06. Gentleman Kill
07. LOVE ME MORE
08. ムーンレイカー
09. SLEEPWALK
10. Get Started Together
11. Bong! Cafe' au lait! Acoustic guitar!

dustbox

01. Try My Luck
02. Riot
03. Resistance
04. Bird of Passage
05. You Are My Light
06. Farley
07. Rise Above
08. Here Comes A Miracle
09. Hurdle Race
10. Jupiter
11. Tomorrow

Crossfaith

01. System X
02. The Perfect Nightmare
03. Destroy
04. Wildfire
05. Jagerbomb
06. FREEDOM
07. Leviathan

G-FREAK FACTORY

01. jam
02. SOMATO
03. 日はまだ高く
04. Unscramble
05. Fire
06. Too oLD To KNoW
07. ダディ・ダーリン

04 Limited Sazabys

01. My HERO
02. Kitchen
03. swim
04. message
05. fiction
06. escape
07. Squall
08. monolith
09. Buster call

SiM

01. DiAMOND
02. JACK.B
03. KiLLiNG ME
04. TxHxC
05. Blah Blah Blah
06. Get Up, Get Up
07. f.a.i.t.h

BRAHMAN

01. 初期衝動
02. 雷同
03. BASIS
04. BOX
05. BEYOND THE MOUNTAIN
06. 不倶戴天
07. GREAT HELP
08. ANSWER FOR…
09. 鼎の問
10. 満月の夕

HEY-SMITH

01. Don't Worry My Friend
02. Living In My Skin
03. Fog And Clouds
04. Drug Free Japan
05. California
06. 2nd Youth
07. STAND UP FOR YOUR RIGHT
08. Buffalo Soldier
09. SUMMER BREEZE
10. Goodbye To Say Hello
11. Come back my dog
12. Endless Sorrow

SHANK

01. Surface
02. Cigar Store
03. Smash The Babylon
04. Life i...
05. 620
06. Good Night Darling
07. Hope
08. Weather is Beautiful
09. Wall Ride
10. Departure
11. Knockin'on the door
12. Grimy Window
13. Wake Up Call
14. Set the fire
15. submarine
<アンコール>
16. BASIC
17. Stop the crap

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