「糸」はもともと中島が知人の結婚式を祝して作った楽曲で、糸を人に見立て、男女の出会いの奇跡と絆の大切さを歌ったバラード。1992年10月に発表されたアルバム「EAST ASIA」に収録されたのち、1998年2月に「命の別名」との両A面シングルとしてリリースされた。
映画「糸」は平成元年生まれの男女が出会い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり会うまでを、“生活者の視点から見た平成史の変遷”と共に描きだす、壮大な愛の物語。北海道、東京、沖縄、シンガポールをロケ地に、7月から9月にかけて撮影が行われる。
監督は「64-ロクヨン- 前編 / 後編」や「8年越しの花嫁 奇跡の実話」などを手がけた
菅田将暉 コメント
誰もが通る巡り合わせの遊歩道、糸。
時に険しく、時に愉快な人間の性を、原曲へのリスペクトを忘れずに、仕合わせを掴み取る気持ちで挑んでいきたいなと思います。
初めましての瀬々監督と、何度も共に闘ってきた
どうか、良いめぐり逢わせでありますように。
小松菜奈 コメント
多くの人々に愛され続けてきた「糸」、今回その物語の一部として参加できることを嬉しく思います。
曲の世界観を大切に、
菅田さんとは何回か共演させていただき、過酷な撮影も一緒に乗り越えて来ました。
そんな同志のような2人だからこそ紡ぎだせる空気感を大事に、一意奮闘しながら、丁寧に描いていきたいと思います。
劇中2人はそれぞれの人生を歩みながら、出逢いと別れを繰り返します。
流れゆく時間の中で、仕合わせとは何か。その瞬間をしっかりと感じて、私らしい園田葵を演じられたらいいなと思います。
今回の作品で私たちが、どんな糸で、どんな布を織りなすことができるのか、とても楽しみです。
中島みゆき コメント
「糸」 は、とても素朴な曲ですから、いろいろなかたがた方々に歌っていただくたび度に、さまざまな色があらわれて、いつも驚かされています。
このたび度は映像の世界に用いていただくこととなり、ありがとうございます。
また新たな「 糸 」に出会えるのを、楽しみにしています。
平野隆 コメント
生きるということは“幸せ”を追求する営みだと思います。
でも生きていると、辛いこと苦しいことが多すぎて道を見失ってしまいそうになります。この映画では、登場人物たちの出会いと別れが交錯し、同時に喜びと悲しみが交錯します。
彼らが最後にそれぞれの“仕合わせ”を見つけ出し、観客の皆様が幸せな気持ちで劇場を後にできる、そんな映画にしたいと企画しました。
この映画の主人公達は平成という時代を駆け抜けていきますが、その二人に平成を代表する若者である
100年後もきっと歌い継がれるだろう至極の名曲“糸”に乗せ、20人の名優たちが織り成す“愛”の物語を、2020年皆様にお届け致します。
瀬々敬久 コメント
自分たちがどこから来てどこへ行くのか。縦の糸が時間の流れなら横の糸は広がりと人との繋がり。
果たして、今、生きている時代をどう表したらいいのか、過去から来た未来をどう今という時間を通じて紡いでいけばいいのか。
中島みゆきさんの「糸」という曲をどう解釈し映画としていくのか。大きな難問を課せられた気がします。
ただ、そこには菅田将暉さんと小松菜奈さんという果敢さと繊細さと勇気を持たれたお二人が存在しています。
その頼もしさの中で共に挑戦していきたいと思っています。
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中島みゆきの「糸」が映画化、主演は菅田将暉と小松菜奈 - 音楽ナタリー https://t.co/XE2zqLPDDd