活動休止を報告した3部に「がんばれ」の声、決意を新たにmono palette.ツアー終幕

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mono palette.のワンマンツアー「mono palette. Spring Tour 2019 -amorous petal-」のファイナル公演が5月19日に東京・TSUTAYA O-EASTで開催された。

mono palette.(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)

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昨年12月26日に行われたライブで、リーダー・あげいんが声帯ポリープ手術のため活動を一時休止することを発表していたが、彼は今回の東名阪ワンマンツアーで復帰。各地の会場で、4人での躍動感あふれるステージが繰り広げられた。この記事では、1日2公演行われた東京公演の第2部の様子をレポートする。

あげいん(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)

あげいん(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)[拡大]

ライブの開始を告げるダンサブルなSEが流れる中、会場いっぱいに広がる4色のサイリウムに迎えられて、メンバーはグループ初となるオリジナルの衣装に身を包んで登場。一瞬の静寂ののち1曲目「花鳥風月」がスタートし、あげいんの「全員俺らが幸せにするよ」というひと言で早くも会場の興奮はピークへと駆け上がっていく。続く「恋のABO」ではカラフルに光るグラスを装着してのステージを展開。「weeeek」「アンダーカレント」「一騎当千」が立て続けに披露された。

Rim(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)

Rim(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)[拡大]

曲中でRimとあげいんがキスを交わした「ID」を皮切りに、ライブはソロコーナーへ突入。雪見は「かかってこい東京!」とオーディエンスを煽り、「マリオネットラヴァーズ」で力強くシャウトした。3部が歌った「禍禍≫Reflection」では、ヘビーなサウンドに乗せてファンが頭を振り、体を折り畳む。前髪を持ち上げて再登場したRimは「ストリーミングハート」でクラップや掛け声で会場を1つにし、その一体感をそのままにあげいんは「ラブヘイトマジョリティ」を熱唱した。

MCでは緊張感のあるライブとは裏腹に、4人はゆるい雰囲気で無邪気にトーク。ステージ上は、彼らのプライベートを覗き見しているようなアットホームな空間になった。

雪見(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)

雪見(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)[拡大]

その後メンバーは白いジャケットに着替えてソロコーナーを継続。Rimはスタンドマイクを握って「end tree」を披露し、雪見は「さよならテンダー」を歌った。さらに雪見は3部と共に「メリーバッドエンド」を熱唱。そのままステージに残った3部は「迎えにきた」と言って手を差し伸べ、「ビタースウィート」をパフォーマンスした。

mono palette.(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)

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「ヒバナ」で再びステージに登場したあげいんは、MCでmono palette.の結成経緯について語り始めた。彼が口にしたのは、自身が絶望の底にいるときに、3部がずっとそばにいてくれたこと。それから雪見、Rimと手を差し伸べてくれる仲間が増え、一緒に活動することに至ったこと。何があってもこの4人と生涯の仲間として一緒にいたいこと。復帰後初のオリジナル曲となった「Again」は、そんな自身の経験が詰め込められていること。あげいんが「僕がもらった元気をみんなに分け合えていけたら」と言って歌った「Again」は、オーディエンスを優しく包み込んだ。

そして彼らは、夏に新しいアルバムをリリースすることを報告した。客席が大歓声に包まれる中、彼らはこのニューアルバムの収録曲であるワンダフル☆オポチュニティ!書き下ろしの新曲「中ボスさん」を初披露。コミカルなメロディと、重厚感や疾走感が混ざりあったサウンドのこの曲でライブは締めくくられた。

3部(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)

3部(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)[拡大]

アンコールで「脱法ロック」「厨病激発ボーイ」を明るく歌った彼らだが、3部がその後のMCで「あげいんが手術をして帰ってきて、おかえりムードの中で言うかどうかも迷ったのですが」と語り始め、歌唱時機能性発声障害につき一時ライブ活動を休止することを報告。彼は自分が歌が歌えなくなってきていることについて、約1年半ほど前から悩んでいたという。彼は観客に向けて「待っといてくれなんて言えないけど、ちょっとでもモノパレが好きで、待ってくれている人がいるのであれば、できればこの場所でまた会えたらうれしい」と思いを口にした。

mono palette.(Photo by Viola Kam / V'z Twinkle)

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これを受けて8月18日にに東京・LIQUIDROOMで開催が予定されていたmono palette.のワンマンライブは、あげいんの単独公演に変更されることに。各メンバーはソロ活動の強化や、Rimと3部によるトークイベントなど、それぞれが今できることを積極的に行って3部を待つと決意を固めた。4人は最後に肩を組み、声を震わせながら「ロングタイムトラベラー」を歌唱。会場のあちこちから聞こえる「3部さんがんばれ!」という声に包まれてツアーは幕を下ろした。

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「mono palette. Spring Tour 2019 -amorous petal-」2019年5月19日 TSUTAYA O-EAST 第2部 セットリスト

01. 花鳥風月
02. 恋のABO
03. weeeek
04. アンダーカレント
05. 一騎当千
06. ID / Rim&あげいん
07. マリオネットラヴァーズ / 雪見
08. 禍禍≫Reflection / 3部
09. ストリーミングハート / Rim
10. ラブヘイトマジョリティ / あげいん
11. end tree / Rim
12. さよならテンダー / 雪見
13. メリーバッドエンド / 雪見&3部
14. ビタースウィート / 3部
15. ヒバナ / あげいん
16. Again / あげいん
17. 中ボスさん
<アンコール>
18. 厨病激発ボーイ
19. 脱法ロック
20. ロングタイムトラベラー

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つきや @xul4m4h6123a

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