昨日4月21日に新潟・
山口への暴行事件に関する騒動を受け、昨日の公演を最後にこれまでの2チーム制度を取りやめて、今後1期生と研究生の構成で活動するNGT48。公演前にステージに登壇した早川支配人は「今回の件、およびその後の運営の対応の不備により、信頼を大きく裏切る形となりましたことを、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪したほか、「チームとしての活動よりも、皆様に心から応援していただけるNGT48になるために、やらなければいけないことがたくさんあると思います。それには多くの時間が必要だと考えております」と挨拶した。
「誇りの丘」の公演中にはチームNIIIキャプテンの加藤が「これからこのNIIIで活動してきたことを種にNGT48としてもう1回ステップを踏んで、今度はみんなでがんばっていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」とコメント。本公演をもってNGT48との兼任が解除され、今後AKB48の専任メンバーとして活動していく柏木は「今日千秋楽を迎えてチームはなくなりますけど、逆に全員がNGT48のメンバーなんだ、一員なんだっていう自信を持って、みんななりのNGT48を作っていってほしいなと思います」と語った。一方「逆上がり」公演では、チームGキャプテンの本間が「思い返せば楽しいことばっかりで、本当に、本当にチームGでよかったなと思いますし、私自身チームGのキャプテンになれたことは本当に幸せだなと思います」と昨年7月に行われた初日公演からの日々を振り返った。
さらに「逆上がり」公演では菅原、長谷川、山口の3人がグループからの卒業を発表。長谷川は「これからもっともっとがんばらなきゃいけないときに急な発表となってしまい、そして、この状況で皆さんにたくさんの不安や悲しい気持ちにさせてしまい、本当に申し訳ございません。私は本当にチームGが大好きで、チームGになれてすごく幸せでした」と話し、菅原は「絶対に次また皆さんと会ったときには必ず全力の笑顔を私に見せていただけるように、これからも上を向いて、1歩ずつでも少しずつでも前に向かって進めるようにがんばっていきたいと思います」と挨拶した。
暴行事件に関して運営側と意見に相違が生じる中で卒業することになった山口は、「私はアイドル、そしてこのグループが大好きでした。だからこそ、このグループに変わってほしかったし、自分が辛かったからこそ、大切な仲間たちに同じ思いをしてほしくないと全てを捨てる覚悟で取った行動でした」と今年1月に自身のTwitterアカウントやSHOWROOMでの生配信で事件について告白したことについて言及。「今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。目を逸らしてはいけない問題に対して、『逸らさないなら辞めろ。新生NGT48を始められない』というのが、このグループの答えでした」と告白した。
続けて山口は「この環境を変えなければまた同じことが繰り返されると思い、今日までずっと耐えて最善を尽くしましたが、私にできたことはほんのわずかなことでした。私には人の命より大切なものが何か分かりません」と話しつつ、「今の私にNGT48のためにできることは、卒業しかありません」と胸の内を吐露。「またステージで笑顔で、今度は夢に向かって歩いていく姿を皆さんに見せることができたらうれしいです。私がこれからできることは、今の苦しい姿ではなくて、笑顔で幸せな姿を見せて、皆さんに元気を与えることだと思います。皆さんが私を助けてくれたように、私も困っている人に手を差し伸べられる人でありたいなと思います」と今後について語った。
菅原、長谷川、山口の3人は5月5、6日に神奈川・パシフィコ横浜で最後の握手会を行い、5月18日にNGT48劇場で卒業公演を行う。
早川麻依子NGT48劇場支配人 コメント
2015年の結成以来、温かい応援・ご声援をたまわりました、ファンの皆様、新潟県の皆様におきましては、今回の件、およびそのあとの運営の対応の不備により、信頼を大きく裏切る形となりましたことを、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
今回の件の発生の原因でもありました、運営体制の不備、セキュリティの不備、メンバーとのコミュニケーション不足などの改善につきましては、日々取り組んでおり、
そして、このような急な形で、チーム公演の千秋楽を行いますことを改めて深くお詫び申し上げます。
私は支配人に就任してから、チームとして活動するメンバーを見る機会が今までありませんでしたが、今回の千秋楽に向けて、チームとして楽しそうにしているメンバーを見て、チームのよさを改めて感じました。でも今は、チームとしての活動よりも、皆様に心から応援していただけるNGT48になるために、やらなければいけないことがたくさんあると思います。それには多くの時間が必要だと考えております。その第1歩としてチーム制度をやめ、「NGT48 1期生」と「NGT48 研究生」として、気持ちを新たに、再スタートに向けた準備を整えたいと考えております。
チームNIII、チームGを応援してくださった皆様や、チームNIII、チームGのことが大好きで、大切に思っていたメンバーには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、どうかご理解のほどよろしくお願い申し上げます。私はまだ、劇場支配人として未熟なことは痛感しておりますが、メンバー、スタッフとともに、1歩づつ前に進んでいけたらと思っておりますので、温かい目で見守っていただけたら幸いです。
加藤美南(チームNIII キャプテン) コメント
今日で千秋楽となりましたが、皆さんが来てくださるおかげで私たちもステージでパフォーマンスすることができます。これからこのNIIIで活動してきたことを種にNGT48としてもう1回ステップを踏んで、今度はみんなでがんばっていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
柏木由紀(チームNIII) コメント
今日千秋楽を迎えてチームはなくなりますけど、逆に全員がNGT48のメンバーなんだ、一員なんだっていう自信を持って、みんななりのNGT48を作っていってほしいなと思います。皆さんにもぜひ一番近くにいて支えてほしいなと思います。これからの新生NGT48の応援を皆さんどうぞよろしくお願いいたします。本当に皆さんお世話になりました。ありがとうございました。
本間日陽(チームG キャプテン) コメント
昨年の4月の単独コンサートの組閣でチームGが結成されることが発表されて、このメンバーが集まりました。最初はわたしもキャプテンをやることは決まってなかったんですけれど、5月中にキャプテンそして副キャプテンの指名を受けてこのチームを引っ張っていくことを決意しました。でも私はチームを引っ張っていくというより、チームGのメンバーはみんなで一緒のスタートだったから、みんなで作るチームにしたいなと思ってここまでやってきました。MCとか聞いていても、チームGでよかったなって思う瞬間がたくさんあったし、思い返せば楽しいことばっかりで、本当に、本当にチームGでよかったなと思いますし、私自身チームGのキャプテンになれたことは本当に幸せだなと思います。
チームGは今日でなくなってしまいますが、これからもNGT48は続いていきます。皆さんの中でチームGをいつまでも、いつまでも、心の中に留めておいてもらえたら私たちチームGは本当に幸せな気持ちでいっぱいです。
長谷川玲奈(チームG) コメント
昨年の(AKB48世界選抜)総選挙のランクインからアイカブの声優のお仕事や、これからもっともっとがんばらなきゃいけない時に急な発表となってしまい、そして、この状況で皆さんにたくさんの不安や悲しい気持ちにさせてしまい、本当に申し訳ございません。私は本当にチームGが大好きで、チームGになれてすごく幸せでした。残りわずかのアイドル活動ですが、最後まで私らしく全力でがんばっていきたいと思うので、これからも応援していただけたらうれしいです。本当にありがとうございました。
菅原りこ(チームG) コメント
私はたくさんの方々に笑顔、勇気、そして強い心をいただいてきました。私がつらいときも、皆さんから届いたたくさんのお手紙や、握手会などでの温かいお言葉、そして一緒にがんばろうって言ってくれた言葉、ずっとずっと忘れません。これからも、こんな私を支えてくださって応援してくださる皆様と一緒に、また一緒の夢を追いかけていけたらいいなと思います。本当に私に笑顔や感謝の気持ちをくれてありがとうございました。絶対に次また皆さんと会ったときには必ず全力の笑顔を私に見せていただけるように、これからも上を向いて、1歩ずつでも少しずつでも前に向かって進めるようにがんばっていきたいと思います。今までの皆様方からの支えが、ずっと私の宝物でもあります。ですので、皆さま方もどうか私のことを大切にずっと思ってくださったらうれしいです。本当にありがとうございます。
山口真帆(チームG) コメント
私、山口真帆はNGT48を卒業します。今日はちゃんと紙に書いてきたので、皆さんへ今まで黙っていた思いを言いたいと思います。
私はアイドル、そしてこのグループが大好きでした。だからこそ、このグループに変わってほしかったし、自分がつらかったからこそ、大切な仲間たちに同じ思いをしてほしくないと全てを捨てる覚悟で取った行動でした。 事件のことを発信した際、社長には「不起訴になったことで事件じゃないということだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで、何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました。 目を逸らしてはいけない問題に対して、「逸らさないなら辞めろ。新生NGT48を始められない」というのが、このグループの答えでした。だけど、この環境を変えなければまた同じことが繰り返されると思い、今日までずっと耐えて最善を尽くしましたが、私にできたことはほんのわずかなことでした。私には人の命より大切なものが何かわかりません。大切な仲間たちが安全にアイドルをできる毎日になってほしいと心から願っています。
そして、私がこうして世間に発信してからも寄り添ってくれたのは、(長谷川)玲奈と(菅原)りこと もふ(村雲颯香)でした。みんなの今後が決まったらこの発表をすると決めていました。今の私にNGT48のためにできることは、卒業しかありません。ファンの皆様には、本当に申し訳ないと思っております。たくさんの方が応援してくれて、私のもとには同じような被害に遭った方からのメッセージが寄せられ、私を見て勇気や元気が出たという方もいました。ですが、結果的にこのような形になったこと、そのような方たちの希望もなくしてしまったんではないかと申し訳ない気持ちでいっぱいです。正しいことをしている人が報われない世の中でも、正しいことをしている人が損をしてしまう世の中ではあってはいけないと私は思います。
たくさんの方が私のために自分の時間を削って、私のことを支えてくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後は皆さんのご自身ために、楽しいことに時間を使い、幸せになってほしいです。皆さんが私に幸せになってほしいと願ってくれたように私もそう願っています。
そして、私を今まで支えてくださったファンの皆さん、このような形で卒業することになってしまい、本当に申し訳ありません。以前のように歌って踊って、毎週のように握手会があって、お互いに「またね」と言い合いたいのですが、5月5日と6日で最後の握手会となります。今までお休みをさせていただいた握手会も、そこで振り替えをさせていただきます。そこで「またね」の続きができたらうれしいなと思います。そこでは一緒に夢の話をしましょう。最終活動日は、(長谷川)玲奈と(菅原)りこと一緒に5月18日の卒業公演になります。怪我で今日の公演に出られていなかったりことリハビリをがんばって、またステージで笑顔で、今度は夢に向かって歩いていく姿を皆さんに見せることができたらうれしいです。 私がこれからできることは、今の苦しい姿ではなくて、笑顔で幸せな姿を見せて、皆さんに元気を与えることだと思います。皆さんが私を助けてくれたように、私も困っている人に手を差し伸べられる人でありたいなと思います。
そして、今回のことで私はNGT48にならなきゃよかったんじゃないかなって思うこともありました。だけどやっぱり、こうやってみんなでステージに立って、みんなで公演をして、ファンの方に声援をいただいて、メンバーのみんなやファンの皆さんと出会えたことが幸せです。NGT48になってよかったと思います。
メンバーの皆にも、ファンの皆さんにも、これからの人生をまっすぐに生きて、みんなには笑顔で笑っていてほしいなと思います。残り1カ月もありませんが、最後まで1人の人として、NGT48として、皆さんに今度は笑顔でまたお会いできたらうれしいなと思っています。あと少しの間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
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