橘ケンチ(
「魍魎の匣」は京極夏彦の人気ミステリー小説「百鬼夜行シリーズ」のうち、1995年に発表され日本推理作家協会賞を受賞した同名小説を原作とした舞台。橘は2017年の「幽劇」以来、約2年ぶりの主演舞台となる。
今回の上演に際し橘は「鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なので、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています」、原作者の京極は「血肉を得た言葉は、声となり動きとなって、演劇という端境を作り出すのでしょう。そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません」とコメントしている。「魍魎の匣」東京公演は6月21日から、兵庫公演は7月4日から上演。チケット一般販売は5月19日より行われる。
舞台「魍魎の匣」
2019年6月21日(金)~30日(日)東京都 天王州 銀河劇場
2019年7月4日(木)~7日(日)兵庫県 AiiA 2.5 Theater Kobe
橘ケンチ コメント
京極夏彦先生の「魍魎の匣」という作品を舞台化させていただけることになり、大変光栄に思っています。鍵となる魍魎の存在をどう表現していくのか、そして人間の死生観が垣間見えるようなとても奥行きのある作品なので、演者としてこれ以上ないやりがいを感じています。明るく華やかな作品というよりは、観ていただく方々の心の奥底に深い衝撃を投げかけるような世界観になるのではないかと思っています。皆様を「魍魎の匣」中毒にできたら、、と願っています。是非楽しみにしていて下さい。
京極夏彦 コメント
魍魎は、この世のものではありません。
この世とあの世の端境に棲みつく化生のものです。当然、簡単に逢えるものではありません。魍魎の姿をとらえるためには、数え切れないほどの呪文が必要だったのです。そこで、言葉を集め文を紡ぎ、魍魎を小説という匣に閉じ込めようとしてみました。もう、四半世紀も前のことです。うまくいったかどうかはわかりませんが、「魍魎の匣」という小説は出来上がりました。そして時代は移り変わり、匣に詰められた忌まわしい妖物は、舞台という新しい匣に移されるのだそうです。血肉を得た言葉は、声となり動きとなって、演劇という端境を作り出すのでしょう。そこに果たしてどのような魍魎が涌き出ずるのか、今から愉しみでなりません。
リンク
- 舞台「魍魎の匣」 | Nelke Planning / ネルケプランニング
- 舞台「魍魎の匣」 (@stage_mouryou) | Twitter
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あまりゆう @yoyu_arimaonsen
京極夏彦「魍魎の匣」EXILE橘ケンチ主演で舞台化「これ以上ないやりがい」(コメントあり) - 音楽ナタリー https://t.co/sQJVzuXd20
京極夏彦がEXILEで舞台化ってなんだよと思ったらマジだった。