「Sakura Music Night」
「Sakura Music Night」は、桜の名所が多く存在する東京・日本橋で桜を楽しむためのイベント「日本橋 桜フェスティバル2019~つながり、広がる日本橋・八重洲・京橋~」の一環として企画されたもの。桜の木を模した高さ8mのデジタルアート「The Tree of Light -灯桜(ともしざくら)-」のふもとで行われた2組のライブには、約4倍の抽選倍率を突破した250人が無料招待された。
まずステージに登場したのは、この日のために編成された蓮沼執太、石塚周太(G)、斉藤亮輔(G)、イトケン(Dr)、Jimanica(Dr)のメンバーからなる蓮沼執太チーム。蓮沼の「こんばんは、蓮沼執太チームです」という短い挨拶のあと、蓮沼フィルの代表曲「ONEMAN」でライブをスタートさせる。通常のフィルよりミニマルな構成で奏でられた同曲は、ギターの力強さが際立つアレンジで締めくくられた。またライブ定番曲「ZERO CONCERTO」も疾走感あふれるリズムにひずんだギターサウンドが重なり、これまでにない猛々しいアレンジで演奏された。そして蓮沼チーム最後の曲には、今回がライブ初共演となる中村がゲストで参加。中村が在籍していた大学に蓮沼が講師で訪れたことがきっかけで親交が始まった2人は、昨年末に制作したという新曲「CHANCE」を初披露。蓮沼と中村のツインボーカルによるジャジーなサウンドに、観客は心地よさそうに体を揺らしながら聴き入っていた。
続いては中村のソロステージが展開される。オブジェを見上げながら「こんなところで弾くことなんて一生に一度でしょうね」と語った彼女はおもむろに鍵盤を叩きながら「ここから見える1つひとつの灯りの先に人がいるなんて」と目に入った景色を即興で歌い始める。自己紹介や「FUJI ROCK FESTIVAL '19」出演決定の告知などを挟みつつ、伸びやかなボーカルで瞬く間にオーディエンスを魅了した。さらに2016年のフジロックでも披露したという「口うつしロマンス」を歌い終えた中村は「3年前よりもうまく歌えたんじゃないかな」と笑顔を浮かべた。ここで中村はこのイベントのための特別コーラスメンバーとしてドラマーのsenoo rickyとT.A.M.M.Iを招き入れる。3人は重厚感あふれるハーモニーで「Trust you」をしっとりと届けたのち、最後に中村の最新アルバム「AINOU」の収録曲「きっとね!」を楽しげにパフォーマンスしてライブを終えた。
「Sakura Music Night」2019年4月5日 福徳の森 セットリスト
蓮沼執太チーム
01. ONEMAN
02. Juxtaposition with Tokyo
03. ZERO CONCERTO
04. FULLPHONY
05. CHANCE feat. 中村佳穂 ※新曲
中村佳穂
01. adlib
02. 口うつしロマンス
03. get back
04. Trust you
05. きっとね!
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リンク
- 日本橋 桜フェスティバル
- 蓮沼執太 | Shuta Hasunuma
- 中村佳穂(Kaho Nakamura) | SPACE SHOWER MUSIC
- 蓮沼執太 Shuta Hasunuma (@Shuta_Hasunuma) | Twitter
- 中村佳穂 (@KIKI_526) | Twitter
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Luna Otohara 音原瑠菜👩🦯 @applemango
【ライブレポート】蓮沼執太チーム×中村佳穂、桜の灯りの下で新曲「CHANCE」を初披露(写真20枚) - 音楽ナタリー #SmartNews https://t.co/pvCewjk0aH