「深夜喫茶スジガネーゼ」ユニコーン＆日向坂46迎えた初の公開収録で豪華セッションも

2月25日に東京・フジテレビ湾岸スタジオにて、「深夜喫茶スジガネーゼ」の公開収録が行われた。

「深夜喫茶スジガネーゼ」はフジテレビとフジテレビNEXT ライブ・プレミアムで放送されている、綾小路翔（氣志團）と森山直太朗がMCを務める番組。東京都港区白金台の“近く”にある「筋金台」にひっそりと佇む喫茶店を舞台に、毎回筋金入りの“スジガネーゼ”なゲストを招いてトークを展開していく番組で、番組初となるこの日の公開収録には300人のスジガネーゼファンが来場した。

まず登場した綾小路と森山、“常連客”の鬼龍院翔（ゴールデンボンバー）はスタジオに組まれた豪華なセットに感激しつつオープニングトークを始める。するとそこへ「バイトの面接に来ました」と、日向坂46の加藤史帆と佐々木美玲が登場した。2人はこの日のサプライズゲストで、観客の驚きの歓声を受けつつ自己紹介。そして面接としてMC2人からのさまざまな質問に受け答えしつつ、自身の生い立ちや特技を明かしていった。

加藤と佐々木が無事面接に合格すると、喫茶店を訪れたのは“スジガネーゼ”なゲスト・ユニコーンの奥田民生とABEDON。ここで公開収録の参加者が全員揃い、7人は乾杯をしてトークに花を咲かせた。新人バイトの佐々木が大先輩であるユニコーンの2人に「今まで活動してきて一番苦労したことを教えてください」と問いかけると、奥田とABEDONの口からはバンドメンバーの仲のよさについての興味深いエピソードが語られる。奥田が「今、（ユニコーンは）ものすごく仲がいい」と言うと、綾小路と鬼龍院も自分のバンドのメンバーの距離感について言及し、日向坂46の2人も観客も、それぞれの話に興味深そうに耳を傾けた。

またトーク中には、座ると歴史上の偉人が憑依するという番組ではおなじみの椅子に鬼龍院が座ってしまい、ある偉人の“乱入”でスタジオのムードが混沌とするシーンもあった。そして終盤には出演者全員が参加しての豪華なスタジオライブも実現した。「民生さんは僕の歌とギターのヒーロー」と明かした森山が熱望した奥田とのセッションでは、森山が大きな影響を受けたという奥田のソロ曲「The STANDARD」と、森山の「どこもかしこも駐車場」の2曲が披露される。またABEDONと綾小路の“師弟コンビ”は鬼龍院、日向坂46の2人と一緒に氣志團の「One Night Carnival」を歌った。

さらにユニコーンの2人がQueen「ボヘミアン・ラプソディ」を歌うスペシャルな場面も。にぎやかに盛り上がったライブコーナーは7人全員による井上陽水奥田民生「ありがとう」の合唱で締めくくられ、大きな拍手の中で公開収録は幕を閉じた。

収録後、MCの2人は撮影を振り返りながらそれぞれの思いを語った。森山は「ひと言で言うと、いい思い出になりました」と充実感を漂わせ、綾小路は「単純に、大好きな先輩とかわいい後輩、直太朗とお酒が飲めて。やっと新年明けた感じがありましたね」と続く。あまりの楽しさに「途中から進行のことは考えてませんでした」と言う2人は、脱線しまくりのトークを立て直そうと奮闘していた日向坂46の2人に感謝したそうで、綾小路は「俺たちに対して空気を読みすぎずにバシッと言ってくれる感じがよかった」、森山は「芸達者だなという印象でした。コンビでデビューされてもいいんじゃないかな？ 名前は『フォークダンスde日向坂』」とそれぞれに印象を語った。

ゲストたちとのセッションに関しては、森山が「緊張しましたけど、民生さんも『自分も緊張してる』とおっしゃってくれて、すごく安心して歌えたので。リハーサルよりも楽しくやれて、いい経験だったと思います」と語った。2人は収録後に奥田から「またこの番組に来るよ」と声をかけられたことがうれしかったと言い、森山は「ユニコーンさんだけで1年回さない？」と綾小路に提案していた。

フジテレビでは、公開収録の模様を明日3月2日（土）深夜の放送回より4週連続で放送。また3月末より、フジテレビTWO ドラマ・アニメ / フジテレビTWOsmartおよびフジテレビNEXTライブ・プレミアム / フジテレビNEXTsmartでは「深夜喫茶スジガネーゼ～春のファン祭り～＜延長営業＞」と題した60分版を、J:COMプレミアチャンネルとフジテレビNEXTライブ・プレミアム / フジテレビNEXTsmartでは「深夜喫茶スジガネーゼ～春のファン祭り～＜完全版＞」と題した90分版を順次放送する。