そらまふうらさか横浜アリーナで新年会、2019年を最高の幕開けで飾る

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After the Rainそらるまふまふ浦島坂田船のうらたぬきとあほの坂田によるユニット・そらまふうらさかが、1月20日に神奈川・横浜アリーナでワンマンライブ「そらまふうらさかのふゆやすみ!~明けまして新年会~」を開催した。

「そらまふうらさかのふゆやすみ!~明けまして新年会~」の会場の様子。

「そらまふうらさかのふゆやすみ!~明けまして新年会~」の会場の様子。

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2018年12月31日にも東京・TOKYO DOME CITY HALLで「そらまふうらさかのふゆやすみ!~年越し忘年会~」と題したカウントダウンライブを行ったそらまふうらさか。彼らは横浜アリーナでも、このカウントダウンライブのセットリストを下地にした内容でライブを行った。

「エフピーエス」のパフォーマンスの様子。

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アリーナに大きな歓声が響き渡る中、モデルガンを片手に登場した4人は、まずは新曲「エフピーエス」を熱唱。続けてまふまふ、あほの坂田の2人が王冠をかぶってマントを羽織り、「しんでしまうとはなさけない!」でにぎやかな掛け合いを繰り広げた。3曲目の「ロメオ」では、前半パートはAfter the Rainのそらるとまふまふ、後半パートは浦島坂田船のうらたぬきとあほの坂田が、2人でセンターステージに移動して歌唱。会場を埋め尽くす観客を興奮に包んだ。

そらる

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ライブ中盤は、各メンバーが順番にソロで2曲披露し、3曲目を次のメンバーと一緒に歌ってバトンタッチしていく構成で進行。あほの坂田はカウントダウンライブでも歌った「アウトサイダー」のほか、同じくEveの楽曲「お気に召すまま」も歌唱した。坂田と同じようにそらるも、この日はカウントダウンライブでは歌っていなかった「セパレイト」を力強く歌い上げた。まふまふはステージ上でトーチの炎が揺れる中、自身が昔飼っていた猫のことを歌詞にした、まだ音源化もされていない新作バラード「ナイティナイト」を初披露。ピアノ1台の演奏をバックに歌うまふまふの、まるでささやくような優しい声を、観客は息を呑んでじっと聴いていた。

まふまふ

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「ナイティナイト」を歌い終えたまふまふが「ごめんなさい、盛り上がってるところに突然しんみりした空気を持ち込んでしまった」と話していると、うらたぬきがテンション高めに登場。「いい意味で、すっごい出にくい空気だったけど、切り替えるためにバカな奴が出てきたと思ってください」と笑ったうらたぬきは、まふまふと2人で初めてコラボした曲「キッス~帰り道のラブソング~」を2人で歌い上げた。さらにうらたぬきはソロパートで、カウントダウンライブでは歌っていなかった「ドラマツルギー」で会場を盛り上げた。

各メンバーのソロパートがすべて終わると、4人は袴に着替え、センターステージに置かれたこたつを囲んでトークを開始。会場の物販で販売されたおみくじ「そまうさみくじ」を引いたところ、そらるは「吉」、あほの坂田は「大吉」、うらたぬきは「たぬ吉」、まふまふは「小吉」という結果になった。また来場者から寄せられた質問にメンバーが答える「おたよりコーナー」では、「好きな人がいます。どうやってアタックすればいいですか?」という相談に対して、そらるが「会うたびに1万円渡す。そしたら『次はいつ会えるんだろう』って思ってもらえる」と回答し、会場の笑いを誘った。

トロッコで会場を周回するそらまふうらさか。

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トークがひと段落した彼らは、こたつのそばに置かれた日本酒の樽で、新年会らしく鏡開きをすることに。4人が一斉に木槌を振り下ろすと、樽のふたが音を立てて割れ、それを合図に「脱法ロック」がスタートした。そこから「エイリアンエイリアン」に突入すると、4人は一緒に両手を上下させながら熱唱。「彗星ハネムーン」ではステージの両サイドに停車した2台のトロッコに、そらるとまふまふ、うらたぬきとあほの坂田がそれぞれ乗り込み、歌いながらアリーナを一周した。4人がステージに戻ると、まふまふが「僕らは友達です。友達4人がいろんなことをやって、ライブをしたら、こんな大きなアリーナに人が集まってくれて大吉な人生を引けたと思います!」と来場者に感謝。さらに「僕たちはゲームをしたり、音楽とは別のことをやる集まりなんですが、この友人というスタンスを壊さないで、楽しむことをモットーにこういう催しもやっていこうねと話しています」と今後について語り、4人がゲームではなく音楽でコラボすることになったきっかけの曲「ぼうけんのしょがきえました!」を歌唱したのち、彼らはステージを去った。

うらたぬき

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アンコールの声に応えてステージに戻った4人は、「ロキ」「厨病激発ボーイ」と定番曲を連発。会場を再びヒートアップさせた。「厨病激発ボーイ」の終盤には、演奏をストップさせて4人がトークを開始。そらるがまふまふに「いい歳して中二病をこじらせんなよ」と声を掛けると、まふまふは「歳なんて些細な問題さ。僕には関係のない話。それに僕は17歳ですけど」と返し、そこにあほの坂田が「ということは同い年の俺は必然的に17歳か!」と乗っかった。さらにうらたぬきが「僕は今年で30になります」と潔く告白。そらるがほかの3人から「何歳になったんですか?」と問い詰められる展開になり、客席からも「そらる」コールが沸き上がり、そらるはごまかすように「俺はいいのー!」と叫び「厨病激発ボーイ」を再開させた。曲が終わるとそらるが「最初は敬われてたのに、いじられ担当、オチ担当になってるよ」と愚痴をこぼし、観客の笑いを誘っていた。

あほの坂田

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最後に彼らは1人ずつ挨拶。そらるは「自分に付き合ってくれてる数少ない友達と一緒に、こうやってすばらしい会場でライブができて、今年1年がんばれる気持ちになりました。今年もこの4人をよろしくお願いします」と語り、まふまふは「実は昔、そらるさんがここでライブをしていたのを観てから、横浜アリーナでライブをしたいと思ってたんです。叶っちゃった!」と、このステージに立つのがかつて夢だったことを明かした。あほの坂田は「2018年はすごく楽しくて、人生のピークだったんじゃないかと思うくらいだったんですけど、今日皆さんが応援してくれて、2019年はもっと楽しい日々が待ってるんじゃないかとワクワクしています」と来場者に感謝。うらたぬきはオーディエンスに向けて「お前らの元気な声を聞けて俺は幸せだ!」と叫んだ。この日のラストナンバーは「ロールプレイングゲーム」。客席から沸き上がる盛大なコールがアリーナに一体感をもたらし、そらまふうらさかとファンによる新年会は大盛り上がりの中で幕を下ろした。

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「そらまふうらさかのふゆやすみ!~明けまして新年会~」2019年1月20日 横浜アリーナ セットリスト

01. エフピーエス
02. しんでしまうとはなさけない!
03. ロメオ
04. ノンファンタジー
05. 夢ファンファーレ / うらたぬき、あほの坂田
06. アウトサイダー / あほの坂田
07. お気に召すまま / あほの坂田
08. 太陽系デスコ / そらる、あほの坂田
09. Liekki / そらる
10. セパレイト / そらる
11. ブラッククリスマス / そらる、まふまふ
12. ジグソーパズル / まふまふ
13. ナイティナイト / まふまふ
14. キッス~帰り道のラブソング~ / まふまふ、うらたぬき
15. 廃墟の国のアリス / うらたぬき
16. ドラマツルギー / うらたぬき
17. 脱法ロック
18. エイリアンエイリアン
19. ダンスロボットダンス / そらる、うらたぬき
20. 星に願いを / まふまふ、あほの坂田
21. 彗星ハネムーン
22. ぼうけんのしょがきえました!
<アンコール>
23. ロキ
24. 厨病激発ボーイ
25. ロールプレイングゲーム

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撮影:小松陽祐(ODD JOB) / 堀卓朗(ELENORE) / 川田洋司(mosa) / 加藤千絵(CAPS)

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