AKB48チーム8の悲願叶う!「リクアワ」第1位は「47の素敵な街へ」

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1月18、19日に東京・TOKYO DOME CITY HALLでAKB48グループのイベント「リクエストアワー セットリストベスト100 2019」が開催された。

AKB48チーム8 (c)AKS

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「リクエストアワー」はAKB48グループの楽曲のファン投票を行い、メンバーが上位にランクインしたナンバーをパフォーマンスする毎年恒例のイベント。この記事では、75位から1位まで発表された19日公演の模様をレポートする。

「わかりやすくてごめん」パフォーマンスの様子。 (c)AKS

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75~51位、50~26位、25~1位の3部構成で行われたこの日の公演。第1部はHKT48プラチナガールズの楽曲「隣の彼はカッコよく見える」でスタートし、さわやかなパフォーマンスが繰り広げられた。73位にランクインした渡辺麻友のソロナンバー「純情ソーダ水」では、彼女に代わってAKB48チーム8の高橋彩香が緊張した面持ちでステージに登場。ソーダ色の衣装を着てフレッシュに楽曲を歌い上げ、オーディエンスの注目を集めた。69位にはPRODUCE 48選抜の「わかりやすくてごめん」が入り、村瀬紗英、後藤萌咲、千葉恵里といったメンバーが一体感のあるダンスを披露。その後も大家志津香がセンターを務めるユニークな楽曲「池の水を抜きたい」、SKE48チームKIIの劇場公演曲「クロス」、大森美優のソロ曲「ロマンスかくれんぼ」などが次々とランクインし、客席から1曲ごとに大きな歓声が沸き起こった。

MCの様子。左から柏木由紀、加藤玲奈、大家志津香、込山榛香。 (c)AKS

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楽曲の合間にはメンバーが個性あふれる企画コーナーを展開し、オーディエンスを楽しませる。第1部ではAKB48の久保怜音がSHOWROOMで配信している「さと散歩」を特別編としてステージで行い、岡田美紅にものまねを求め、29歳の松村香織をおばあちゃんと呼んでいじるなど自由奔放にステージを周回した。53位には山本彩の卒業シングル曲「僕だって泣いちゃうよ」がランクインし、白間美瑠率いるNMB48メンバーが気迫にじむダンスを見せる。51位にはSTU48の「ペダルと車輪と来た道と」が入り、彼女たちの清涼感あふれるパフォーマンスで第1幕の発表は締めくくられた。

第2部は江籠裕奈がセンターに立つSKE48の楽曲「奇跡の流星群」で幕を開けた。MCでは春に船上劇場が完成するSTU48より岡田奈々、薮下楓、瀧野由美子が、SKE48にライブを盛り上げるコツを質問。出張公演の際に観客との距離の近さに慣れないという薮下が「ライブ中どんなところに気を付けていますか?」と尋ねると、長年劇場に立ってきた高柳明音はファン1人ひとりの顔を見ることの大切さを挙げていた。宮崎美穂らベテランメンバーが47位「嵐の夜には」で艶やかなパフォーマンスを見せたあとには、後藤の初センター曲「ひと夏の出来事」、同じく倉野尾成美が初めてセンターを務めた「終電の夜」といったナンバーが並ぶ。42位にランクインしたAKB48チーム8による「蜂の巣ダンス」では、会場に熱いコールが響きわたった。

柏木由紀 (c)AKS

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ランキングも37位まで発表されたところで、16日に同会場でソロコンサートを行ったばかりの矢作萌夏が峯岸みなみをゲストに招き、企画コーナー「萌夏の部屋」を展開。AKB48チームKドラフト3期性として昨年グループに加入した矢作は、「高いの奢ってもらおう!」と峯岸に一緒にご飯に行く約束をさせるなど、物怖じせずトークを繰り広げていた。9年連続で「リクアワ」にランクインしたのは、柏木由紀のバラードナンバー「夜風の仕業」。柏木は透明感あふれる歌声で観客を魅了し、客席から大きな拍手を浴びた。その後も岡田のソロ曲「コイントス」、高橋朱里らによる「秘密のダイアリー」といったナンバーが熱演され、26位に入った吉田朱里率いるNMB48内ユニットQueentetの「Which one」で第2部の発表は終了した。

NGT48「世界の人へ」パフォーマンスの様子。 (c)AKS

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浴衣を着た植木南央らが「波が伝えるもの」を届け、第3部が華やかに開幕。24位にはU-16選抜のナンバー「最強ツインテール」が入り、チェックの衣装に身を包んだ矢作らフレッシュなメンバーがエネルギッシュにパフォーマンスした。5月に卒業を控え、最後の「リクアワ」出演となる指原莉乃がセンターを務める「#好きなんだ」は21位に。昨年44位だった「Show fight!」は19位に大きくランクアップし、武藤十夢らが凛とした佇まいでキレのあるダンスを披露した。昨年5位だったNGT48の「Maxとき315号」が15位で発表されると、オーディエンスがどよめく。村山彩希ら大人選抜によるナンバー「それでも彼女は」は14位に入り、メンバーはスモーク漂うステージでクールに楽曲を届けた。12位にランクインしたのは、グループを卒業した山本がNMB48研究生に提供した楽曲「夢は逃げない」。研究生は疾走感あふれるサウンドに乗せて、ポジティブなメッセージを歌い上げた。今村麻莉愛、松岡はな、村川緋杏のHKT48ドラフト2期性がバックステージで11位「仮想恋愛」をキュートに披露すると、メインステージではHKT48メンバーも大はしゃぎ。NGT48の最新シングル曲「世界の人へ」は10位となり、メンバーは笑顔でステップを踏んだ。

横山由依 (c)AKS

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ここで昨年次期総監督に指名された向井地美音が、自身の決意をつづった手紙を読み、改めてファンに思いを伝えた。AKB48で活動することが夢だったため、グループ卒業後の夢がないことがコンプレックスだったという彼女は「去年の春に『AKB48グループ センター試験』で1位を獲得して、自分のAKB48愛に自信を持てました。そんなときに横山さんを隣で見ていて、『これだ!』と思った」と思いを明かす。そして「これまでの偉大な総監督にはない、私の強みがたった1つだけあります。それはAKB48に入るずっと前から本当にAKBが大好きで、皆さんと同じAKB48のファンだったことです。だから私はファンの方の気持ちを誰より知っているつもりです」と力強く述べ、「AKB48にとって私はほんの一部ですが、私にとってAKB48はすべてです。すべてを懸けてがんばるので、これからもよろしくお願いいたします!」と意気込んだ。AKB48研究生が7位「抱きつこうか?」を可憐に踊ったあとは、須田亜香里とSKE48卒業を控えた松村香織が6位「ここで一発」を仲睦まじく披露した。横山由依のソロ曲「月と水鏡」は5位にランクイン。神聖な空気を漂わせ、横山は美しい歌声を響かせた。4位に入ったのはライブ初披露となる「AKB48グループ センター試験」上位メンバーによる「君は僕の風」。熱いスピーチを行ったばかりの向井地はセンターに立ち、生き生きと楽曲を届けた。

「ロマンティック病」パフォーマンスの様子。左から田島芽瑠、田中美久、松岡はな。 (c)AKS

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ここからはいよいよ上位3曲の発表へ。観客の熱い視線がスクリーンに集まる中、3位として発表されたのは松井珠理奈が昨年選抜総選挙でセンターを勝ち取った楽曲「センチメンタルトレイン」。フリルがキュートな青い衣装に身を包んだメンバーは、さわやかなパフォーマンスで会場を盛り上げた。シングルリリース時は松井が活動休止していたため、松井を加えたオリジナルメンバーで楽曲がフル尺で披露されたのは今回が初めて。歌い終えた松井は「10年間走り続けてきて、ファンの方々にいただいた大切な曲です。素敵な順位で歌わせていただけてうれしく思います」とコメントした。見事に2位となったのは田中美久らHKT48メンバーの楽曲「ロマンティック病」。間奏では田中が喜びいっぱいに「これからもがんばるので、よろしくお願いいたします!」と叫び、大きな歓声を浴びた。

AKB48チーム8 (c)AKS

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今年の「リクアワ」1位に輝いたのは、AKB48チーム8の「47の素敵な街へ」。一昨年、昨年と2位になり悔し涙を流した彼女たちだったが、今年はうれし涙を浮かべて元気いっぱいに楽曲をパフォーマンスした。会場には「おめでとう!」という祝福の声が飛び交い、総監督の横山も「悔しい思いをしているのを見てきたから、すっごくうれしいです……!」と涙を流す。メンバーを代表してセンターの中野郁海が声を詰まらせながらも「満を持して1位を取れてうれしく思います!」と言葉にし、小栗有以も「やっと1位を取れました! 本当に本当にありがとうございます!」と喜びを全開に。最後はチーム8メンバー全員で深々と客席に向かって頭を下げ、ファンに感謝の思いを伝えた。アンコールでは出演者全員で「少女たちよ」を歌唱。最後に横山がメンバーを代表して「これからも楽しいことをたくさんしていきたいと思いますので、AKB48グループの応援をよろしくお願いいたします!」と挨拶し、大盛り上がりの中イベントを締めくくった。

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「リクエストアワー セットリストベスト100 2019」2019年1月19日 TOKYO DOME CITY HALL 第1部 セットリスト

75位 隣の彼はカッコよく見える
74位 ぎこちない通学電車
73位 純情ソーダ水
71位 夢へのプロセス
71位 制服を着た名探偵
70位 大人の世界
69位 わかりやすくてごめん
68位 泣きべそかくまで
67位 池の水を抜きたい
66位 サンダルじゃできない恋
65位 抱いてツインテール
64位 “好き”のたね
63位 クロス
62位 ロマンスかくれんぼ
61位 赤いピンヒールとプロフェッサー
60位 恋よりもDream
59位 会いたくて嫌になる
58位 Chain of love
57位 ロマンティックなサヨナラ
56位 友達じゃないか?
55位 ジャーバージャ
54位 恋するRibbon!
53位 僕だって泣いちゃうよ
52位 虹の作り方
51位 ペダルと車輪と来た道と
<アンコール>
01. 世界の人へ
02. 恋するフォーチュンクッキー
03. 少女たちよ

「リクエストアワー セットリストベスト100 2019」2019年1月19日 TOKYO DOME CITY HALL 第2部 セットリスト

50位 奇跡の流星群
49位 微笑みの瞬間 
48位 窓際LOVER 
47位 嵐の夜には 
46位 ひと夏の出来事 
45位 終電の夜 
44位 早送りカレンダー
43位 心に太陽 
42位 蜂の巣ダンス 
41位 さくらんぼを結べるか?
40位 友達ができた
39位 大人列車
38位 Whatcha Gonna Do
37位 僕らのStand By Me
35位 誰かの耳
35位 季節のせいにしたくはない
34位 下の名で呼べたのは…
33位 青春時計
32位 夜風の仕業
31位 猫アレルギー
30位 コイントス
29位 夢の階段を上れ!
28位 パッションフルーツの秘密
27位 秘密のダイアリー
26位 Which one
<アンコール>
01. 風を待つ
02. 僕だって泣いちゃうよ
03. ヘビーローテーション
04. 少女たちよ

「リクエストアワー セットリストベスト100 2019」2019年1月19日 TOKYO DOME CITY HALL 第3部 セットリスト

25位 波が伝えるもの
24位 最強ツインテール
23位 マドンナの選択
22位 新しいチャイム
21位 #好きなんだ
20位 抑えきれない衝動
19位 Show fight!
18位 春はどこから来るのか?
17位 アイスのくちづけ
16位 おはようから始まる世界
15位 Maxとき315号
14位 それでも彼女は 
13位 今日は負けでもいい
12位 夢は逃げない
11位 仮想恋愛
10位 世界の人へ
9位 涙の表面張力
8位 暗闇
7位 抱きつこうか?
6位 ここで一発
5位 月と水鏡
4位 君は僕の風
3位 センチメンタルトレイン
2位 ロマンティック病
1位 47の素敵な街へ
<アンコール>
01. 早送りカレンダー
02. 恋するフォーチュンクッキー
03. 少女たちよ

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