BAND-MAID新木場2DAYSで全国ツアー終幕、予定外の追加曲演奏に「ビックリっぽ」

BAND-MAIDが全国ツアー「BAND-MAID WORLD DOMINATION TOUR 2018-2019【侵略】」のツアーファイナルを1月11、12日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催。2日間異なるセットリストでライブを行い、合計約4000人のご主人様・お嬢様（BAND-MAIDファンの総称）を熱狂させた。この記事では2日目の公演の様子をレポートする。

開演前、ステージと客席の間に垂らされた紗幕には、妖しい雰囲気の洋館が投影された。その後、激しいドラムのビートが会場に響き渡ると紗幕にはAKANE（Dr）のシルエットが映し出され、続いてMISA（B）、KANAMI（G）、小鳩ミク（Vo, G）、彩姫（Vo）の順にシルエットが出現。熱狂の中「DICE」でお給仕（BAND-MAIDのライブ）の幕が上がった。

彩姫が「新木場、声出せるか！」と煽ると、ライブは「the non-fiction days」に突入。続く「モラトリアム」のイントロで紗幕が振り落とされ、BAND-MAIDのメンバーがはっきりと姿を現した。彼女たちはその後も、アニメ「遊☆戯☆王VRAINS」のエンディング曲「glory」を始めとした攻撃的なセットリストで観客を興奮に導きつつ、小鳩のMCで張り詰めた会場の雰囲気を緩和していく。

ライブ前半戦のラストには、この日のために書き下ろしたというインスト曲「without holding back ～instrument～」を初披露。ライブ後半戦はKANAMIが鍵盤の前に立ち、しっとりとした音色で「start over」「Daydreaming」をパフォーマンスした。さらに彼女たちは、アコースティックな「anemone」、アッパーなハードロック「Matchless GUM」「FREEDOM」と、緩急の効いた構成でライブを展開。1月16日に「glory」と同時リリースする、テレビドラマ「パーフェクトクライム」の主題歌となったシングル曲「Bubble」も披露した。

インスト曲や、小鳩がリードボーカルを務める「TIME」の演奏を経て、MCでは彩姫1人でのグッズ紹介、小鳩が「萌え萌え」「キュンキュン」とコール＆レスポンスをする「おまじないタイム」を展開。BAND-MAIDらしさあふれる「you.」「Play」「Choose me」といった楽曲を連発したのち、彩姫の「ラスト！ 新木場、まだまだトバして行こうぜ!!」という叫び声と共に本編最後の楽曲「Don't you tell ME」が披露された。

お給仕はここで終了するはずだったが、彩姫が「新木場それでいいの？ まだ聴きたいか？ ちょっと待って」と発言。メンバーがドラムの前に集合して相談を始め、「こっちもまだやり足りない！」と言ってセットリストには入っていなかった「FORWARD」を急遽演奏することに決めた。これには小鳩も「ビックリっぽ」と動揺を隠せない様子。彼女たちはラストに、これからも前に向かっていく強い意志を表した「FORWARD」をパフォーマンスした。ライブが終幕すると、ステージではシングル「Bubble」のミュージックビデオが初公開された。このMVは後日YouTubeでも公開が予定されている。