この日の舞台は上段と下段が用意され、各段にドラム、ベース、鍵盤を1台ずつ設置。開演するとステージ後方のスクリーンにH ZETTRIOの3人の映像が映し出された。彼らが楽器を弾くと、それに合わせて上段に置かれた各楽器が自動で演奏し始めた。このパフォーマンスはヤマハが開発したアコースティック楽器の演奏再現システム「Real Sound Viewing」を用いたもので、ライブは「ジングルベル」でスタート。楽曲が「White Christmas」に移行するとメンバーがステージに登場し、スクリーンに映し出された自分自身とセッションを行い、客席からは割れんばかりの歓声が飛び交った。
「White Christmas」の演奏が終わると、H ZETT NIRE(B)は「メリークリスマス。大事なクリスマスイブの日にH ZETTRIOのライブを選んで頂き、ありがとうございます」とオーディエンスに挨拶。その後3人は「Trio,Trio,Trio!!!」「Make My Day」といったナンバーで心地よいグルーヴを生み出した。「Memory」「Neo Japanesque」「What's Next」では再び「Real Sound Viewing」を駆使した演奏を展開。さらに高度な掛け合いが行われたほか、H ZETT NIREやH ZETT M(Piano)がスクリーンに映し出された自分自身とソロ回しを披露し、観客たちを惹き付けた。
3人はライブ後半になると「PIANO CRAZE」「Beautiful Flight」を畳みかけ、「Dancing in the mood」で本編を締めくくった。アンコールに入るとH ZETTRIOは高木ブーと共演したことが今年一番の思い出になったと振り返り、それに関連してザ・ドリフターズ「いい湯だな」をカバー。この楽曲はH ZETT KOU(Dr)が歌い、会場はほのぼのとした雰囲気に包まれた。そして彼らはアグレッシブなナンバー「MESHI KUTTE YEAH!」を届け、この日のライブを終えた。
なおヤマハのオフィシャルサイトでは、「Real Sound Viewing」を用いたH ZETTRIOのライブ映像が公開されている。このほかH ZETTRIOは2019年の毎月1日に、12カ月連続で配信シングルをリリース。1月1日にはその第1弾として、今回のライブでも披露した新曲「Journey」を配信する。さらに2月10日には静岡・GRANSHIP 大ホール・海で「H ZETTRIO LIVE "WITH US" in GRANSHIP」、3月30日に兵庫・赤穂市文化会館ハーモニーホール、31日に兵庫・ライフピアいちじま大ホールで「H ZETTRIO HALL TOUR Lovely 2019」と題したライブイベントを行う。
H ZETTRIO LIVE "WITH US" in GRANSHIP
2019年2月10日(日)静岡県 GRANSHIP 大ホール・海
OPEN 16:00 / START 17:00
H ZETTRIO HALL TOUR Lovely 2019
2019年3月30日(土)兵庫県 赤穂市文化会館ハーモニーホール
OPEN 16:00 / START 17:00
2019年3月31日(日)兵庫県 ライフピアいちじま大ホール
OPEN 16:00 / START 17:00
リンク
- H ZETT M Official HomePage
- H ZETT M (@H_ZETT_M) | Twitter
- 人気アーティストがバーチャル本人とライブでセッション!初のライブ活用事例 当社の『Real Sound Viewing』が「H ZETTRIO」のライブで使用されました - ニュースリリース - ヤマハ株式会社
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【ライブレポート】H ZETTRIO「Feel Good !!! 18/19」ツアーファイナル、最新技術で自分自身とセッション - 音楽ナタリー https://t.co/YBEk4GkFZn