LUNA SEAデビュー期のレア曲も披露した「LUNATIC X'MAS」、いよいよ結成30周年へ

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LUNA SEAが12月22、23日に埼玉・さいたまスーパーアリーナでクリスマスライブ「LUNATIC X'MAS 2018 -Introduction to the 30th Anniversary-」を開催。この記事では昨日12月23日公演のレポートと両日のセットリストを掲載する。

LUNA SEA (c)LUNA SEA inc.

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LUNA SEAとSLAVE(LUNA SEAファンの呼称)にとって、クリスマスシーズン恒例のライブイベントとなる「LUNATIC X'MAS」。今年は初日の22日公演が1992年のツアータイトル「IMAGE or REAL」、23日公演が93年のツアータイトル「SEARCH FOR MY EDEN」と銘打たれ、それぞれメジャーデビューアルバム「IMAGE」と、メジャー第2弾にして通算3枚目のアルバム「EDEN」をフィーチャーしたセットリストが用意された。

RYUICHI(Vo)(c)LUNA SEA inc.

RYUICHI(Vo)(c)LUNA SEA inc.[拡大]

23日のオープニングではケイト・ブッシュ「Rocket's Tail」がSEとして流れる中、スクリーンにアルバム「EDEN」のジャケット写真が映し出される。RYUICHI(Vo)の楽曲コールから真矢(Dr)がビートを刻み始め、彼らは「JESUS」でライブ開演の狼煙を上げた。5人は序盤こそクールな表情を見せていたが、楽曲が展開するに連れてテンションを上げていき、観客を扇動。また片目を覆うほどのロングエクステを垂らしたRYUICHIの表情がスクリーンに映し出された際に、悲鳴に近い歓声が沸き起こるなど、5人の一挙手一投足にファンの視線が向けられていた。

LUNA SEA (c)LUNA SEA inc.

LUNA SEA (c)LUNA SEA inc.[拡大]

「今日はさらに進化したLUNA SEAを見せてやるからな」とRYUICHIが話してから、バンドはINORAN(G)のクリーンサウンドとSUGIZO(G, Violin)の歪んだサウンドのアンサンブルが映える「ANUBIS」、シャッフルビートの「STEAL」、J(B)の小気味よいベースプレイが際立った「LAMENTABLE」を披露。約25年前にリリースされたアルバム「EDEN」の楽曲群が盤石のアンサンブルを誇る現在のLUNA SEAによって再現されていった。RYUICHIは「来年で結成30周年。すごい歴史の中で無茶苦茶なことをやってきたけど、LUNA SEAは筋が通ってると思うんだよね。星の数ほどバンドがいるけど、俺たちはこれからも5人でLUNA SEAの道を進みたいと思います」と結成30周年に向けた意気込みを語り、ひさびさの披露となるバラード「RECALL」を歌唱。SUGIZOがバイオリンを奏でた「Providence」では、紗幕やスクリーンにはステンドグラスや火の揺らめくキャンドルの映像が映し出され、楽曲の世界観が幻想的な視覚効果で彩られた。

LUNA SEA (c)LUNA SEA inc.

LUNA SEA (c)LUNA SEA inc.[拡大]

ライブ中盤に荘厳なBGMが流れ、ドラムソロがスタート。真矢は熱いドラムプレイのみならず、コール&レスポンスやユーモラスなトークでも観客を楽しませた。続くJのソロコーナーでは、EDM系のトラックに合わせてJが気合十分にシャウト。Jが自身のパフォーマンスに呼応するかのように雄叫びを上げる観客を見渡して笑顔を見せると、場内はお祭り騒ぎの盛り上がりを見せた。ステージに再び登場した5人は、「BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー」を投下。INORANは手拍子をするよう観客を煽り、RYUICHIは20代の頃のパフォーマンスを彷彿とさせるひときわ激しいシャウトを繰り返し、ファンを熱狂の渦へと巻き込んだ。さらに5人はクリスマスのスタンダードである「White Christmas」と、名バラード「I for You」を届け、場内に感動的なムードをもたらした。

RYUICHIが「人間って本気になる瞬間あるじゃん? みんなが本気になる瞬間を、今やってみようよ!」と呼びかけ、バンドはアルバム「EDEN」の中でポップさの際立つ「STAY」「IN MY DREAM」を軽快に披露。さらにラストスパートとばかりに「TIME IS DEAD」をプレイして観客のヘッドバンギングを誘い、代表曲「BELIEVE」でライブ本編を締めくくった。

LUNA SEA (c)LUNA SEA inc.

LUNA SEA (c)LUNA SEA inc.[拡大]

暗転した場内では、アンコールを求めるファンが1人、また1人とスマートフォンのライトを掲げ、いつしか「きよしこの夜」の合唱が。LUNA SEAのメンバーは再びステージに戻り、しばし観客の歌声に耳を傾けたあと、2016年発表のLUNA SEA初のクリスマスソングである「HOLY KNIGHT」を捧げた。その後、カラフルなレーザーが飛び交う中で最新アルバム「LUV」から「BLACK AND BLUE」を披露したあと、メンバー紹介では真矢が自身を「根っからのヴィジュアル系」と称し、クセのある歌い回しで「赤鼻のトナカイ」を歌うなど、サービス満点のトークを披露。そしてRYUICHIは結成30周年を迎える2019年、ファンへの感謝を込めて5月29日に東京・Zepp TokyoにてSLAVE限定のフリーチケットライブを開催することを告知。さらに5月30日と6月1日には東京・日本武道館で2DAYS公演を行うことを明かした。

LUNA SEAの新たな展開に歓喜するファンを前に、5人は「ROSIER」で再び会場に熱狂を生み出し、「お前ら全員、かかって来い!」とRYUICHIがシャウト。ラストに「WISH」をパフォーマンスし、来たる30周年への期待を煽る形でライブを大団円へと導いた。

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LUNA SEA「LUNATIC X'MAS 2018 -Introduction to the 30th Anniversary-」2018年12月22日、23日 埼玉県 さいたまスーパーアリーナ セットリスト

IMAGE or REAL

01. Dejavu
02. MECHANICAL DANCE
03. IMITATION
04. IN MIND
05. Image
06. SANDY TIME
07. WALL
08. VAMPIRE'S TALK
09. Drum solo & Bass Solo
10. FATE
11. White Christmas~I for You
12. SYMPTOM
13. PRECIOUS...
14. TIME IS DEAD
15. WISH
<アンコール>
16. MOON
17. Hold You Down
18. ROSIER
19. TONIGHT

SEARCH FOR MY EDEN

01. JESUS
02. Dejavu
03. ANUBIS
04. STEAL
05. LAMENTABLE
06. RECALL
07. Providence
08. Claustrophobia
09. Drum Solo & Bass Solo
10. BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー
11. White Christmas~I for you
12. STAY
13. IN MY DREAM
14. TIME IS DEAD
15. BELIEVE
<アンコール>
16. HOLY KNIGHT
17. BLACK AND BLUE
18. ROSIER
19. WISH

LUNA SEA The 30th Anniversary SLAVE限定GIG

2019年5月29日(水)東京都 Zepp Tokyo

LUNA SEA The 30th Anniversary Special Live 日本武道館 2days

2019年5月31日(金)東京都 日本武道館
2019年6月1日(土)東京都 日本武道館

※「Dejavu」のe、aはアキュートアクセント付きが正式表記。

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最高のLUNATIC X'MASでした。

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