ネスミスも駆け付けた!GLAY、熱狂の「グレモバ」10周年ツアーZeppDC公演

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GLAYの公式モバイルサイト「GLAY MOBILE」会員限定ツアー「GLAY MOBILE Presents 10th Anniv. Tour『平成最後のGLAYとChristmas 2018 ~SURVIVAL~』」が、本日12月23日の北海道・Zepp Sapporo公演をもって終幕した。この記事では5会場で行われたツアーのうち、12月18日の東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の模様を紹介する。

「GLAY MOBILE Presents 10th Anniv. Tour『平成最後のGLAYとChristmas 2018 ~SURVIVAL~』」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:岡田裕介)

「GLAY MOBILE Presents 10th Anniv. Tour『平成最後のGLAYとChristmas 2018 ~SURVIVAL~』」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(撮影:岡田裕介)

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TERU(Vo)(撮影:岡田裕介)

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今回のツアーは「GLAY MOBILE」発足10周年を記念して企画されたもの。1999年の夏に千葉・幕張メッセ駐車場特設ステージで行われ、20万人を動員した「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」の演出や演奏曲が盛り込まれ、集まったファンを大いに熱狂させた。暗転と共に観客の耳に入ってきたのは、録音された大歓声。フロアからも大きな歓声が沸き、続いてメンバーとサポートのTOSHI(Dr)がステージに登場した。そして、HISASHI(G)の弾く歪んだギターの音色から「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」でも演奏された「I'm yours」でライブはスタート。JIRO(B)の奏でる低くグルーヴィな音色にTERU(Vo)が力強い歌声を絡ませ、その声に合わせて大きなシンガロングが起きた。

TAKURO(G)(撮影:岡田裕介)

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ライブは「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」の再現ではなく、1999年から現在にかけて発表された楽曲を組み込んだセットリストをもとに進行。「everKrack」では同曲のコンポーザーであるHISASHIがギターをかき鳴らす横で、TERUが観客と一緒に踊り、楽しげな空気を作り出していく。TERUの「OK! 1999年、(ライブの)タイトルになったこの曲を!」という紹介で「サバイバル」へ。観客は一斉に手を挙げ、ステージに向かって動かす。すると波を打つような光景がフロア全体に広がった。

最初のMCでTERUは「今日は、『平成最後のGLAYとChristmas』を一緒に過ごそうってことで。まだクリスマスには早いですね……」と言い、1999年を振り返り新しい時代に向かっていきたいと発言。真面目な雰囲気に終始すると思いきや、「(GLAY MOBILE会員の皆さんは)GLAY愛がバンバンある人なんで、僕ら忘年会の気分でいますんで、よろしく!」と言い放った。その後はメンバーにとって思い入れのある曲が随所で披露されていく。まずはTERUの思い出の曲という「summer FM」がプレイされ、さわやかな夏のムードが会場を満たした。懐かしいナンバーに続いたのは、「愁いのPrisoner」「YOUR SONG」という最新曲2曲。「YOUR SONG」の終盤では「これからもみんなを楽しませるぜ。こういったイベントを増やして、これからも愛し合っていこうぜ」と即興で歌うも、本人的にはイマイチの出来栄えだったようで「ちょっと下手くそだったー」と謝罪して観客を爆笑させた。

HISASHI(G)(撮影:岡田裕介)

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TAKURO(G)は「みんなの顔を見てるといかに楽しんでくれているか、触るように、手に取るようにわかります」とうれしそうに語り、「『クリスマス気分じゃないか』のあとに『今夜は忘年会だー!』って言ってて時空が歪んでた」とTERUのMCにツッコミを入れる。さらに「夏にJIROからセットリストが届いて、『JIROがおかしくなったのか』と思った」と選曲について言及すると、JIROが「あんたが作った(曲)だろうが!」と返してメンバーとファンを笑わせた。続いてTAKUROの思い入れのある1曲として「INNOCENCE」が始まり、穏やかで優しい時間が紡がれた。

その後、4人は緑のレーザーと赤い照明の演出の中で「Time for Christmas」、TERUが「今日は1日中抱きしめ合いましょう」と語り甘く歌い上げた「Lock on you」、パンキッシュなリズムと勢いのあるギターで構成された「Prize」をプレイ。またひと足早いクリスマスプレゼントとして、新曲「The light of my life」が届けられた。TERUとTAKUROが向かい合い歌声とギターを重ねるオープニングから、徐々にHISASHI、JIROの奏でる音色が加わり、柔らかで切ないアンサンブルを紡いだ。オーディエンスは耳を澄ませ、曲が終わると大きな拍手をメンバーに送った。

JIRO(B)(撮影:岡田裕介)

JIRO(B)(撮影:岡田裕介)[拡大]

「ここではない、どこかへ」「More than Love」という「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」でも披露されたナンバーに続き、インディーズ時代の「KISSIN' NOISE」を叩き込んだ4人。「Ruby's Blanket」ではTERUはHISASHIの肩に腕を回し、ファンへの愛を伝えるように情熱的に歌う。幸せな空気にフロアが満たされる中、TERUは「こういう時間が一番幸せです。だから続けられてるんだね。この曲でみんなを昇天させたいと思います」と、爽快なギターサウンドが炸裂する「XYZ」につなげた。曲の終わりと同時に、ステージに設営されたスクリーンには「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」の客席エリアの映像が映し出され、TERUの「お前ら最高!」のシャウトが響いた。

アンコールではHISASHIが「今日はDiverCity、更新したんじゃないの? 何かのレコードがあったら更新してると思う」と観客の熱烈な盛り上がりを絶賛。そんな言葉を経て「25年前に戻った気持ちでやります」とインディーズ時代の「LADY CLOSE」「Flowers Gone」をパフォーマンスした。パンキッシュで勢いのあるサウンドについて、メンバーは「デビューするまではこういう曲をやってたんです」と振り返る。続けてJIROは「素晴らしいクリスマスパーチーでした」とおどけつつ、「やっぱり何回弾いても発見があるんです」と過去の楽曲をステージで披露する意味や面白さを熱弁。ラストナンバーの布石として「こんなことやったのをまったく覚えてないんだけど、面白いことをやってたなと」と、「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」でも披露した「BURST」からパンクアレンジの「RAIN」で構成されたメドレーに突入した。アレンジを大幅に変えた「RAIN」を演奏している最中に、TERUは「ショック? GLAYってパンクじゃん?」と「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」でも放ったセリフを叫び会場を大いに沸かせた。しかし、直後の歌い出しを間違え周囲から「演奏はちゃんとやろう!」と注意を受けつつ、「RAIN」の続きをパフォーマンスした。

「RAIN」を無事歌い終えたあと、TERUは「クリスマスプレゼントを届けたいという人がやってきました!」とNESMITH(EXILEEXILE THE SECOND)を呼び込む。予想外のサプライズに観客がどよめく中、NESMITHは「ASAYAN」オーディションのときにGLAYの楽曲を歌ったエピソードや、D.I.E.やTOSHIとのつながりについてトーク。さらに、会場を訪れているという母と観客に向けて「皆さんに伝わるように歌わせてもらいます」と「都忘れ」を柔らかな声で歌唱。サビではTERUがコーラスを添え、2人の美しく息の合ったハーモニーに観客は聴き入った。NESMITHとのセッションを終えたあと、4人は再び「BURST」をエネルギッシュにプレイ。「BURST」コールが盛大に巻き起こる中でライブはフィナーレを迎え、最後にTERUは「デビュー25周年のGLAYをよろしく!」と年末らしい言葉と共に「行ってきます!」とおなじみの挨拶を叫ぶ。フロアには「行ってらっしゃい!」の声が響き、この日の公演は幕引きとなった。

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GLAY MOBILE Presents 10th Anniv. Tour「平成最後のGLAYとChristmas 2018 ~SURVIVAL~」2018年12月18日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. I'm yours
02. everKrack
03. サバイバル
04. summer FM
05. 愁いのPrisoner
06. YOUR SONG
07. INNOCENCE
08. Time for Christmas
09. Lock on you
10. Prize
11. The light of my life
12. ここではない、どこかへ
13. More than Love
14. KISSIN' NOISE
15. Ruby's Blanket
16. XYZ
<アンコール>
17. LADY CLOSE
18. Flowers Gone
19. メドレー(BURST~RAIN~都忘れ~BURST)

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HISASHI @HISASHI_

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