ハルカミライ、超満員のZepp Tokyoワンマンで大爆発

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ハルカミライが12月21日に東京・Zepp Tokyoにてワンマンライブ「A GOLDEN」を開催した。

「ハルカミライ presents 『A GOLDEN』」の様子。(Photo by Masanori Fujikawa)

「ハルカミライ presents 『A GOLDEN』」の様子。(Photo by Masanori Fujikawa)

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この公演は10月発売の2ndシングル「世界を終わらせて」のレコ発イベントとして行われたもので、バンドにとって初のZepp会場でのワンマンライブ。チケットはソールドアウトし、場内は超満員となった。

「ハルカミライ presents 『A GOLDEN』」の様子。(Photo by Masanori Fujikawa)

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ステージが暗転すると須藤俊(B, Cho)、関大地(G, Cho)、小松謙太(Dr, Cho)が軽やかにステージへ。最後にゆっくりと登場した橋本学(Vo)が「Zepp! Zepp! Zepp Tokyo! 受け止めてくれー!」と声を上げ、バンドは「君にしか」でライブの口火を切った。橋本はイントロからさっそくフロアにダイブし、関と須藤もステージの最前まで進み全身を大きく使ってプレイするなど、4人は1曲目から興奮と喜びを放出させるようなエネルギッシュなパフォーマンスを見せる。橋本が「こんだけ大人数で歌ったらどうなるか気になる。めっちゃ楽しみ!」と胸を踊らせてから始まった「春のテーマ」では橋本のボーカルにあわせて盛大なシンガロングが広がった。一気に5曲を畳みかけたあと、橋本が「ベース、俊! ギター、大地! ドラム、小松!」とメンバー紹介を始める。最後に「歌、俺とお前! よろしく」と続けると、同意するようにフロアから大歓声が上がった。

ロマンチックな歌詞でつづられた「ウルトラマリン」「predawn」で4人は、それまでのパワフルなパフォーマンスから一転、悠然と楽曲を届けていく。続くミディアムチューン「ラブソング」のブレイクでは橋本がフロアに下りて中央まで進み、大きく足を踏み鳴らして演奏を再開させる。しんと静まり返ったZepp Tokyoにラブソングが伸びやかに響き渡り、場内には感動的なムードが広がった。橋本のアカペラから始まった「世界を終わらせて」では、彼がマイクをフロアに向けると、観客が自然と歌を続ける。その様子を見た橋本は「俺の歌った歌で君の世界が変わるんだったら、俺も君らの歌った歌で人生が少し楽しくなるわ。ありがとう」と喜びを噛みしめていた。

永遠の花

ハルカミライ「永遠の花」
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中盤、橋本が1月16日にニューアルバム「永遠の花」をEMI Recordsよりリリースすることに言及。「メジャーデビューすると『遠くなっちゃった』とか思われたりするけど、ライブハウスにはもちろんいるし、俺たちの環境がガラッと変わるわけじゃないから。変わっていくけど、変わらない部分はずっと突き通していきます。これからも応援してください」と説明し、4人はファンの温かなまなざしに見守られながらニューアルバム収録曲「星世界航行曲」を披露した。

橋本が「ハルカミライ、大爆発してるぜー!」とうれしそうに声を上げていた通り、「デイドリーム」から始まった後半戦でバンドの演奏は再びエネルギッシュに。ドラムの音の変化を目指して増量中だという小松の繰り出す力強いドラミングに乗せて、橋本は何度もフロアへダイブし、須藤と関はスライディングするなどステージ上を激しく暴れ回りながらプレイしていた。

ハルカミライ(Photo by Masanori Fujikawa)

ハルカミライ(Photo by Masanori Fujikawa)[拡大]

フロアから「ありがとう!」との声を拾った橋本は、「こちらこそありがとう」と穏やかな声で返す。さらにステージに座って「いろんなことがたくさんできたらいいなと思うんです」と今後の展望をゆっくりと話したあと、「どうか末長く、俺たちの音楽が君たちの音楽でありますように。これからもよろしくね」と言い、祈りを込めるように「アストロビスタ」を丁寧に歌い上げる。最後に活動の拠点である八王子のライブハウスのビル名をタイトルに入れた「ヨーロービル、朝」を高らかに響かせると、橋本が「みんな一緒に歌ってくれてありがとね。普通のやつらが集まって作り上げた今日は特別な1日になった」と感慨深く語って、本編を締めくくった。

アンコールでは橋本が「ちっちゃいライブハウスから少しずつやって来て、日本一でかいライブハウスに、俺らが君らを連れて来ました。君らも俺らを連れて来てくれました」とファンへの感謝を改めて伝え、4人は駆け抜けるように「春はあけぼの」を届けてステージを去る。しかしその後もアンコールを求める声は止まず、メンバーはみたびステージに。小松は出てくるなりダイブをし、橋本はいまだに大勢のオーディエンスが残っているフロアを見渡して「半分くらいの人が(会場から)出ていってて、曲が始まったらワーって入ってくるっていうのが理想だったのに全然減ってない(笑)」と笑い、バンドはこの日2度目となる「ファイト!!」「俺達が呼んでいる」「エース」を連投。大盛り上がりの中「Zepp Tokyo、また来るぜー!」と約束して、初のZepp Tokyoでのワンマンライブの幕を下ろした。

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「ハルカミライ presents 『A GOLDEN』」
2018年12月21日 Zepp Tokyo セットリスト

01. 君にしか
02. カントリーロード
03. ファイト!!
04. 俺達が呼んでいる
05. 春のテーマ
06. ウルトラマリン
07. predawn
08. ラブソング
09. いつかきっと出会う
10. 世界を終わらせて
11. それいけステアーズ
12. パレード
13. 星世界航行曲
14. デイドリーム
15. QUATTRO YOUTH
16. エース
17. 21世紀
18. 君は何処へも行けない
19. Mayday
20. アストロビスタ
21. ヨーロービル、朝
<アンコール>
22. 春はあけぼの
<ダブルアンコール>
23. ファイト!!
24. 俺達が呼んでいる
25. エース

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