「Rock, Talk, Smoke….Drunk?」は百々が縁のあるアーティストを招き、お酒やタバコを嗜みながらトークと音楽を楽しむ定期開催企画。これまでには大木伸夫(ACIDMAN)、ホリエアツシ(ストレイテナー)、山中さわお(the pillows)、向井秀徳(ZAZEN BOYS)、木下理樹(ART-SCHOOL)といった面々が出演してきた。
今回のゲストである
「なんだか愉快なぼくたちは」「ロックンロールハート(イズネバーダイ)」を歌った百々はステージに斉藤を招き入れてトークを展開。2人は、かつて斉藤がドラムを務め百々とTheピーズの大木温之(B)の3人で組んだバンド・カリモーチョの話題で盛り上がり、斉藤は「またカリモーチョやりたいね」と懐かしそうに話した。その後、百々は斉藤のWikipediaのページを参考にしながら音楽ルーツを掘り下げていく。その中で、斉藤が主題歌を担当した、伊坂幸太郎原作の映画「ポテチ」の話になると、百々は「『ポテチ』は伊坂さんが、MO'SOME TONEBENDERにインスパイアされた作品みたいなんですよ。だから『やった!主題歌になる!』と思ったら、主題歌は斉藤和義(笑)」と当時の心境を明かした。
話が盛り上がり、予定時間を大幅にオーバーしたトークタイムが終わると、斉藤による弾き語りライブが始まった。1曲目は百々がトークの中で「好きなんですよ」と伝えていた「月光」。斉藤がアコースティックギターとハーモニカを奏でながら、家族をテーマにした温かいナンバーを届けると、会場は大歓声に包まれた。代表曲「ずっと好きだった」でハンドクラップを巻き起こしたあと、斉藤は「昔はよく酒飲みながら(ライブを)やってたんですけど、飲み過ぎて覚えてないことがあって(笑)、最近はやめてました。今日だけは解禁です」と告白。その後、ほろ酔いの様子で「歌うたいのバラッド」を歌い始めたが、途中で「ダメだ、酔っ払い過ぎて声が出ない(笑)」と中断する一幕も。会場からは「聴きたい!」と惜しむ声が上がったが、彼は代わりに「空に星が綺麗」を歌い、ライブを締めくくった。
「百々くーん、早く来てー!」と、斉藤は心細そうに百々を呼び込み、2人は酒のおかわりをつぎ足して、尽きないトークに花を咲かせる。そして2人は百々の「そろそろやります?」という言葉をきっかけにして、アコースティックセッションを披露。百々と斉藤はツインボーカルが陽気なメロディを紡ぐTheピーズ「ドロ舟」のカバー、百々のエレキギターのフレーズがメロディと美しく絡み合う「やさしくなりたい」をパフォーマンスし、セッションを終えた。最後に百々は斉藤に「できればこのイベントは長く続けたいと思ってるので、2回目も来てもらえたらうれしいです。今度は飲ませすぎないようにしますので(笑)」と伝え、イベントの幕を閉じた。
なお次回の「Rock, Talk, Smoke…Drunk?」は1月25日にRethink Loungeにて開催されることが決定。ゲストは初回にも登場した武藤昭平 with ウエノコウジを迎える。チケットはイープラスで販売されているほか、メールでも予約を受け付けている。詳細は百々のオフィシャルサイトにて確認を。
百々和宏「Rock, Talk, Smoke…Drunk? Vol.13」
2019年1月25日(金)東京都 Rethink Lounge
<出演者>
百々和宏 / 武藤昭平 with ウエノコウジ(ゲスト)
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ひのえ茶屋 @HinoeChaya
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