宮藤官九郎のオリジナル脚本をもとに、オリンピックの知られざる歴史を描く「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」。会見には星野のほかに、新たに出演が決定した松坂桃李と松重豊、ドラマで主演を務める中村勘九郎と阿部サダヲが登壇した。
ドラマの中で1964年オリンピックの開催地を決めるミュンヘンIOC総会での最終スピーチを任される外交評論家 / ジャーナリストの平沢和重を演じる星野は、「平沢さんのことを知れば知るほど人間的に素敵な人だなと思って演じさせていただいた、と言いたいんですが……この中でもっとも撮ってないのが僕です。皆さんちょこちょこやってると思うんですが、僕は2日しかやってないです」と苦笑い。「しかもセリフがほとんど英語。次の参加は数カ月後ということでとにかく平沢さんのことを調べて、その魅力にどんどんどんどん虜になっているので演じるのが楽しみな日々です」と語った。
新たな共演者たちを迎えた阿部は、星野らが着座のまま挨拶したことをイジりながら「やっぱり挨拶するときは立ってしたほうがいいかなって思って」と立ち上がる。星野と松坂は「ずるい」、松重は「(立っても)大して変わらねえだろ」と野次を飛ばした。そんな中、阿部は「頼もしい方々だなと思います」と松坂と松重についてコメント。さらに、「松坂くんと松重さんに囲まれると身長的に凸凹になって滑稽で画的に面白いと思います」と言いつつ、星野に向けて「源ちゃんなんて、最初から外国の方の前で英語でしょ? それをカンペを見ないでやってたんで、感動した。でも、しばらく会えないかと思うとね。それまで僕、あっためておきますんで!」と述べた。
また星野は宮藤が手がけた1話の脚本について、「始まりから終わりまで本当に面白いです。発想も展開も日本で起きたことだと思うんですけど、こんなに面白く描くのかと。これが1年続くのかとワクワクして仕方がない1話になってます」とアピール。質疑応答では新キャストに対して役柄に関する質問が飛び、“お茶の間のマダムキラー”という設定の役の星野は「今日知りました。一切聞かされておらず、今日パンフレットを読んだら『どういうこと?』と。でも実際に平沢さんがそれほど人気だったということなんだろうと思います」と回答し、平沢の魅力を熱弁した。そして松坂が自身の役について「どうやら女性にモテるようなんですが、今のところ台本を読んでいる段階ではそういう描写はないんです。宮藤さんの脚本なので途中で変わる可能性もなきにしもあらずなんですよ」と懸念。「前回宮藤さんの作品では童貞だったので、いつまた童貞設定がくるかと思ってます」と続けると、隣の星野も「僕も前にそうでした。ずっと(設定が)童貞だったんです。宮藤さんの脚本だと」と頷く。松坂は「あ、童貞でした? 我々可能性ありますね。臨機応変に対応したいと思います」と笑った。
そして阿部との共演についてコメントを求められた星野は「阿部さんはいい意味で力が抜けていて、緊張感を周りに与えず、リラックスして芝居に集中させてもらえる、素晴らしい人だと思います。これから(撮影が)楽しみです」と期待を膨らませた。
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- いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~ | NHKドラマ
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