今回のツアーでは11月から12月にかけて5都市を巡ったハバナイ。東京公演は2015年に無料ライブを開催した会場でもあるLIQUIDROOMが舞台となった。
テーマパーク風のアナウンスとSEが流れたのち、「わたしを離さないで」の演奏がスタートするとステージの幕がオープン。定位置に着いたメンバーの姿が見えると、オーディエンスのテンションは一気に高まった。ハバナイはきらびやかなVJをバックに、「Blood on the Mosh Pit」「ファウスト」などメロウなナンバーを次々と披露。合間に浅見北斗(Vo, Key)は「おい東京、しばらく見ないうちにつまんないやつらになったな」「お前ら気配消しすぎだよ!」と観客たちをアジテートし、「Are you ready? (suck my dick)」でフロアにモッシュピットを作り出した。
幻想的なムード漂う「ハートに火をつけて」の演奏を終えると、浅見は「前のやつ見飽きた! 後ろのやつもっと気合い入れてくれ」「俺らの曲のおかげですごいハッピーな気持ちになれたでしょ?」と挑発的なMCを行った。普段のライブではブーイングが巻き起こる場面だが、今回は打って変わって客席から拍手や歓声が聞こえた。これを受けて浅見は「いつものバチバチした感じじゃない!」「なんなんだお前ら! 感謝すんのやめろ」と困惑し、オーディエンスの笑いを誘った。
この日のライブはこのままアットホームな雰囲気となり、「BLUE MIRRORBALL」終了後には「ありがとう!」とファンが素直にお礼を言うシーンもあった。「やりづれえよ!」と浅見が突っ込みを入れる中、中盤からは“ウルトラダウンテンポタイム”へと突入。ハバナイは「ミッドナイトタイムライン」「F/A/C/E」といったノスタルジーな曲調のナンバーをプレイし、フロアを心地よく彩った。さらに「マーベラス」終盤では演奏をストップし、観客たちと共にサビを大合唱。これまでのライブとはまた違った一体感が生み出された。
ライブ定番の楽曲「フォーエバーヤング」「LOVE SUPREME」ののち、浅見が次の曲が最後となることを明かすと、オーディエンスの態度は一変。「ふざけんな!」「足んねえんだよ!」と浅見に情け容赦のない文句を浴びせた。そしてハバナイは映画「チワワちゃん」の主題歌「僕らの時代」でライブのフィナーレをドラマチックに演出。しかし「また新たなモッシュピットでお会いしましょう! Have a Nice Day!」というさわやかな影アナが流れると、「うるせえ!」「金返せ!」と観客たちの罵声が飛び交い、物々しい雰囲気でワンマンは終わりを迎えた。
ハバナイはこの公演内で1月24日に東京・新宿LOFTにて主催企画「NU VOID」を開催することを発表。当日はENTHを競演者に迎える。現在LINEチケットでは、本公演のチケットの先行予約を受け付けている。
Have a Nice Day!「ダンスウィズバビロン 2/0/1/8/」
2018年12月12日 LIQUIDROOM セットリスト
01. わたしを離さないで
02. Blood on the Mosh Pit
03. ファウスト
04. Are you ready? (suck my dick)
05. ロックンロールの恋人
06. ハートに火をつけて
07. Fallin Down
08. Riot Girl
09. BLUE MIRRORBALL
10. ミッドナイトタイムライン
11. F/A/C/E
12. マーベラス
13. フォーエバーヤング
14. LOVE SUPREME
15. 僕らの時代
Have a Nice Day! presents NU VOID
2019年1月24日(木)東京都 新宿LOFT
<出演者>
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【ライブレポート】優しい観客に浅見北斗が困惑、ハバナイの「ダンスウィズバビロン」ファイナル(写真27枚)
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