杉本雄治(Piano, Vo)が同日に30歳の誕生日を迎え、メンバー全員が30代へ突入したこの日。3人は“大人WEAVER”をコンセプトに、ストリングスやサックスを迎えた編成で2部構成のパフォーマンスを披露した。ドレスアップした観客が食事とドリンクを楽しむ中、客席を縫ってステージに上がった3人。まずは、杉本が弾く繊細な旋律で幕を開けるセッションを届け、オーディエンスをうっとりと酔わせる。続く「トキドキセカイ」は躍動感たっぷりのサウンドはそのままに大胆なアレンジを施した間奏で観客を沸かせ、初期の代表曲「Hard to say I love you~言い出せなくて~」も新たなアレンジを取り入れることで、バンドの成長ぶりを証明した。
MCでは6年前に初めてBillboard Live TOKYOのステージに立ったときのことを振り返り、奥野翔太(B, Cho)が「前は異様な緊張感があった。お客さんも……」と語り、河邉徹(Dr, Cho)が「お互いにね」と笑う。さらに、奥野の「30代の始まりの夜に!」との発声で杉本の誕生日を祝う演出が設けられた。
後半に入ると山下達郎の「クリスマス・イブ」、Wham!の「Last Christmas」を、WEAVERならではのコーラスワークを盛り込んだメドレーで披露。「ふたりは雪のように」の間奏ではステージ背景の幕が開いていき、美しい冬の夜景が登場した。ロマンチックな空気に拍車がかかる中、3人はOfficial髭男dismの楢崎誠(B, Sax)を迎えた「Lupin」を皮切りにラストスパートをかけていく。本編のラストには母、父への感謝を歌詞につづったバラード「Tonight」を情熱的で丁寧な演奏と共に届けた。
アンコールではWEAVERからのプレゼントとして新曲の配信や、ベストアルバム「ID2」のリリースなどが告知されファンを喜ばせる。そんなMCのあと3人は第1部では「最終バス」、第2部では「Just one kiss」をプレイ。最後に「Shall we dance」をサポートメンバーを交えてパフォーマンスした。なお第2部のアンコールではケーキが運び込まれ、杉本の誕生日を会場を巻き込んで祝う場面も。杉本は満面の笑みで「『音楽、楽しいなあ』と最近、思っていて。紆余曲折してきたんですよ、僕たち。でもやっとひとつになれてきてる。自分たちのやりたいことができていて、“何か”を起こしていきたいと思ってる」と意気込んでいた。
WEAVER「WEAVER Billboard Live~The Beginning of Our Thirties~」2018年12月3日 Billboard Live TOKYO セットリスト
01. Opening
02. トキドキセカイ
03. Stay
04. Hard to say I love you~言い出せなくて~
05. メドレー
06. ふたりは雪のように
07. Lupin
08. Wake me up
09. だから僕は僕を手放す
10. Another World
11. Tonight
<アンコール>
12. 最終バス(第1部) / Just one kiss(第2部)
13. Shall we dance
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もつい ぱんだ @motsuipanda
今年の東京のライブ写真はないのでしょうか?😭
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