このツアーはヤバTが9月発売のシングル「とってもうれしいたけ」を携えて行ってきたもの。ツアーファイナルにヤバTは同郷の先輩
GOOD4NOTHINGは「ヤバTが堺のヤバいおっさん屋さんを呼んでくれましたー!」とステージへ。中でもTANNY(Vo, G)はダンボールでできた“しいたけ”をかぶって登場するほどの気合いの入れようで、4人は1曲目の「RIGHT NOW」でさっそくフロアにダイバーを発生させた。「J.C.」や「In The Mosh Pit」など次々に楽曲を披露したGOOD4NOTHING。MCでTANNYは「こやまくんに『なんで俺ら?』って聞いたの。だって僕らもう40歳ですよ?」とうれしそうに話し、U-TAN(Vo, G)も「歳とか歴とか関係なく誘ってくれるところはバンド冥利に尽きます!」と笑みをこぼした。
GOOD4NOTHINGは10月にリリースしたばかりの新曲「THIS SONG'S TO MY FRIEND」を熱演したあと、爽快感のあるコーラスワークで魅せるライブ定番曲「It’s My Paradise」を投下。場内にシンガロングを巻き起こし一体感を高めていく。MAKKIN(B)が奏でるヘヴィなベースラインが印象的な「IN MY EYES」、SUNE(Dr)の高速ビートが鳴り響く「SIGNAL」を経て、TANNYは最初に脱ぎ捨てた“しいたけ”を演奏の邪魔になる軸の部分を外して再び装着。スポットライトに照らされながら「Cause You're Alive」を朗々と歌い始め、会場の笑いを誘った。4人は最後の「FOUND」までスピーディに駆け抜け、ヤバTへとバトンを渡した。
ヤバTは勢いよくステージに登場し、1曲目にキラーチューン「ハッピーウェディング前ソング」をドロップ。観客は待ってましたと言わんばかりに大盛り上がりで「キッス!キッス!キッス!」「入籍!入籍!入籍!」と景気のいいコールをステージに送った。もりもりもと(Dr, Cho)がキレのあるビートを鳴らした「Tank-top of the world」に続いて、3人は「タンクトップくんのキャラソン」を披露。こやまたくや(G, Vo)は華麗なギターソロを決めたあと、ヤバTのキャラクター“タンクトップくん”になりきり、“5年3組マサヒロくん”役のしばたありぼぼ(B, Vo)とやり取りを繰り広げた。
「カワヤマキ」と謎の単語を発するしばたに、こやまともりもとが「それ“川崎”って読むんやで」と突っ込むという小ボケで会場を笑わせたヤバTは、今回のツアーをトークで振り返る。3人はツアー先で2つの遊園地に行ったそうで、こやまとしばたはそのうちの1つ三重・ナガシマスパーランドでもりもとがジェットコースター・スチールドラゴン2000に乗るのを渋り結局乗らなかったことを暴露した。
しばたが意気揚々とベースを鳴らし始まった「DANCE ON TANSU」、もりもとの“ハーモニカタイム”が設けられたレゲエチューン「君はクプアス」、3人が力強く歌うファストチューン「Universal Serial Bus」などを怒涛の勢いで演奏したあと、こやまは「昨日発表されたんですけど……」と「第69回NHK紅白歌合戦」への出場が叶わなかったことを切り出す。「NHKフレッシャーズキャンペーン2018」のイメージキャラクターに起用されたり、岡崎体育と共にNHK総合「テンゴちゃん」のMCを務めたりと、NHKと深く関わり、スポーツ紙からも「ダークホース枠」「内定」などといったワードを添えて報道があったが出演に至らなかったことを悔やむと、客席からは「来年がんばって!」の声が。それを受けてこやまが「絶対来年は出たいなって思っていて。今までテレビで歌を歌ったことないやんか。そんなヤバTが出たらめちゃめちゃ面白いやん。それが夢でやってるからホンマに応援してもらってもいいですか? ホンマに本気でやってるんで、本気でかかってきてください」と決意を述べたあと、ヤバTは自らの生き様を歌った「サークルバンドに光を」を披露。普段以上に熱量の高い演奏と、心の叫びのようなエモーショナルな歌唱でメッセージを届けると、オーディエンスは彼らに大合唱でエールを送った。
リクエストを受けて即興ソングを歌ったり、ピックをあげたりとファンとの交流を楽しんだヤバTは、照明が激しく点滅する中、「とってもうれしいたけ」のリード曲「KOKYAKU満足度1位」でラストスパートをかける。「喜志駅周辺なんもない」「とりあえず噛む」「鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック」といったキラーチューンの連続にフロアのボルテージはどんどん上昇していき、「無線LANばり便利」ではそれを爆発させるようにいくつものサークルモッシュが発生。こやまは声を枯らしながら「もっと行けると思う! むちゃくちゃやってくれよ! 俺らもむちゃくちゃやるから!」と絶叫し、3人は「ヤバみ」でフロアを熱狂の渦に巻き込んで本編を終了させた。
アンコールではもりもとがグッズ「もりもとアイマスク」が完売したことを報告。その後、3人は12月21日に全国公開される映画「ニセコイ」の主題歌「かわE」をライブ初披露し、会場をハッピーなムードに包み込む。ヘヴィな「Tank-top in your heart」と代表曲「あつまれ!パーティーピーポー」で盛り上がりのピークを迎えると、15公演におよぶ全国ツアーの幕を下ろした。
ヤバTは本日11月16日にミュージックビデオが解禁された「かわE」をはじめ、全13曲を収録した3rdフルアルバム「Tank-top Festival in JAPAN」を12月19日にリリース。本作の発売を記念したツアーを2019年1月から開催する。
「ヤバイTシャツ屋さん “とってもうれしいたけ” TOUR 2018」2018年11月15日 CLUB CITTA' セットリスト
GOOD4NOTHING
01. RIGHT NOW
02. J.C.
03. IN THIS LIFE
04. STOMPING STEP
05. In The Mosh Pit
06. THIS SONG'S TO MY FRIEND
07. It’s My Paradise
08. IN MY EYES
09. BE FREE
10. SIGNAL
11. Cause You're Alive
12. FOUND
ヤバイTシャツ屋さん
01. ハッピーウェディング前ソング
02. Tank-top of the world
03. タンクトップくんのキャラソン
04. メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲
05. DANCE ON TANSU
06. 君はクプアス
07. Universal Serial Bus
08. ざつにどうぶつしょうかい
09. スプラッピ スプラッパ
10. サークルバンドに光を
11. KOKYAKU満足度1位
12. 喜志駅周辺なんもない
13. とりあえず噛む
14. 鬼POP激キャッチー最強ハイパーウルトラミュージック
15. 無線LANばり便利
16. ヤバみ
<アンコール>
17. かわE
18. Tank-top in your heart
19. あつまれ!パーティーピーポー
ヤバイTシャツ屋さん "Tank-top Festival in JAPAN" TOUR 2019
2019年1月27日(日)北海道 Zepp Sapporo
2019年2月1日(金)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2019年2月2日(土)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2019年2月10日(日)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2019年2月16日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
2019年2月17日(日)愛知県 Zepp Nagoya
2019年2月22日(金)東京都 Zepp Tokyo
2019年2月23日(土)東京都 Zepp Tokyo
2019年3月9日(土)香川県 高松festhalle
2019年3月10日(日)高知県 CARAVAN SARY
2019年3月12日(火)岡山県 YEBISU YA PRO
2019年3月13日(水)鳥取県 米子 AZTiC laughs
2019年3月19日(火)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
2019年3月21日(木・祝)広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
2019年3月23日(土)鹿児島県 CAPARVO HALL
2019年3月24日(日)熊本県 熊本B.9 V1
2019年4月7日(日)岩手県 Club Change WAVE
2019年4月8日(月)福島県 HIPSHOT JAPAN
2019年4月10日(水)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
2019年4月11日(木)群馬県 高崎clubFLEEZ
2019年4月13日(土)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
2019年4月15日(月)新潟県 NIIGATA LOTS
2019年4月16日(火)石川県 金沢EIGHT HALL
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