ファイナル公演のチケットはソールドアウト。大勢のオーディエンスが待つ会場に先立って登場したMOSHIMOは岩淵紗貴(Vo, G)の威勢のいいMCで盛り上げながら、「猫かぶる」でライブをスタートさせる。彼女たちは9月に配信リリースした「電光石火ジェラシー」などを熱演し、最後に「命短し恋せよ乙女」でコール&レスポンスを巻き起こしてステージを下りた。
MINT mate boxはmahocato(Vo, G)の「初っ端から盛り上がっていくぞ!」という声を合図に、10月3日にリリースしたばかりの音源「ideal」の収録曲「ミント」でパフォーマンスを開始。mahoはギターをかき鳴らしながら力強くハイトーンボイスで歌い、やすだちひろ(B)は笑顔で骨太なベースラインを鳴らす。さらにKJ(G)のギターソロが高らかに響くと、会場から歓声が沸き上がった。mahoは英語講師だったキャリアを生かして英語を交えたトークを展開。「今日はスペシャルデイになるわけでしょ? スペシャルな夜に! 1分1秒大切にして行きましょう! 今日はよろしくー!」とmahoが盛り上げたあと、バンドは「メイクキュート」や「カフェオレ」など、切ない恋心を歌ったミディアムテンポのナンバーを披露した。
MCでやすだが「このツアーで初めて全国7カ所を回って、全国の人に会えている実感があります。クアトロでライブができるなんて思っていなくて……本当に幸せ。みんなありがとうございます」と涙する一方で、KJは大好きなラーメンを各地で食べ歩いた話を披露。中でも2日間滞在した福岡では5、6杯もラーメンを食べたそうで、「もっとたくさんの場所を回りたいと思いました」と次のツアー開催への意欲を見せていた。「MINT RADIO」と題したラジオ番組風のMCコーナーを経て、MINT mate boxのライブは後半戦へ。パワフルなロックチューン「スタート」、「カセットテープ」、そして最後にやすだが作詞した「君のことで悩みたい」を届け、彼女たちは本編を終了させた。アンコールならぬ“MINTコール”が起こり、MINT mate boxはステージに舞い戻る。mahoは「みんなの熱気に何度も涙腺がやられそうになりました。本当にうれしい。みんな本当にありがとう」とメンバーを代表してファンに感謝の気持ちを述べ、バンドはデビュー作「present」より「スロー&スロー」と「リサイクル」を届けてツアーの幕を下ろした。
MINT mate box organize "GOOD CREW TOUR" 2018年10月21日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト
MOSHIMO
01. 猫かぶる
02. 吾輩は虎である
03. 寝グセ
04. 電光石火ジェラシー
05. 触らぬキミに祟りなし
06. 命短し恋せよ乙女
MINT mate box
01. ミント
02. シャッター
03. ラブラブファイヤー
04. メイクキュート
05. カフェオレ
06. 3cm
07. 漫画でもないようなはなし
08. スタート
09. なんでばかりの恋
10. カセットテープ
11. 君のことで悩みたい
<アンコール>
12. スロー&スロー
13. リサイクル
リンク
- MINT mate box OFFICIAL WEBSITE
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】MINT mate box、MOSHIMOと回った全国ツアー完走「みんな本当にありがとう」 https://t.co/D1EgUqYV1v https://t.co/QpyVMGVdPl