米津玄師、東京ドラマアウォード授賞式で感謝「アンナチュラルチームのおかげ」

TBS系ドラマ「アンナチュラル」の主題歌「Lemon」が、「東京ドラマアウォード2018」の主題歌賞を受賞。この楽曲を歌う米津玄師が、本日10月25日に東京・東京プリンスホテル 2F プロビデンスホールで行われた授賞式に出席した。

作品の質の高さだけではなく、“市場性”と“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高いテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード」。今年の授賞式には、米津のほか作品賞（優秀賞）を受賞した「アンナチュラル」のキャストと制作チームや、作品賞（グランプリ）を獲得したテレビ朝日系「おっさんずラブ」の出演者らが登壇した。

「アンナチュラル」主題歌賞の受賞者としてトロフィーを受け取った米津は、司会の石坂浩二からの「こういう場所にはあまり出たくないんですか？」という質問に「出たくないわけじゃないんですけど、あまり慣れてなくて……光栄な賞をもらえました」とコメント。「Lemon」については「個人的な曲で……肉親が死んだりしたんですよ。個人的な側面で作ってしまったので、ドラマで流れることに即したものになるか不安があったんですけど、『アンナチュラル』が素晴らしいものになって。妥協なく作ってるチームがいて。その一環として自分が主題歌を書き下ろせたことはすごくありがたいことだなって」と思いを明かす。さらに石坂から「（主題歌として）大成功だったんじゃないですか？」と聞かれると、「自分の手の平の上からすぐ離れていって、ものすごく広い音楽になって。それはひとえにアンナチュラルチームのおかげだなって。感謝の気持ちでいっぱいです」と答えた。なお「アンナチュラル」は作品賞（優秀賞）と主題歌賞のほか、脚本賞、演出賞、特別賞も受賞。主人公・三澄ミコトを演じた石原さとみは主演女優賞を獲得した。

またローカル・ドラマ賞はSHEENA & THE ROKKETSを題材としたNHK福岡放送局の「You May Dream」が受賞。一坊寺剛プロデューサーは「福岡出身なんですけど、福岡の人間にとってSHEENA & THE ROKKETSというのは憧れであり、神様のような生き方で。東京で長らく音楽番組に携わっていたこともあって、お二人をドラマ化して後世に伝えていきたいと思いました」とコメントした。