マカロニえんぴつとLUCKY TAPESが名古屋で異色競演、新曲やカバーで観客沸かせる

マカロニえんぴつとLUCKY TAPESが昨日9月25日に愛知・CLUB UPSETで行われたライブイベント「ZIMA MUSIC FIGHTERS meets ライブナタリー」に出演した。

「ZIMA MUSIC FIGHTERS meets ライブナタリー」はナタリーのイベント企画「ライブナタリー」がプレミアム低アルコール飲料ブランド「ZIMA」とタッグを組み、音楽シーンを盛り上げるために立ち上げたライブシリーズ。9月から10月にかけて全国5都市で対バンライブが行われ、北海道公演に続く第2回となる名古屋公演では、マカロニえんぴつとLUCKY TAPESという異色の2組がそれぞれのライブパフォーマンスで観客を楽しませた。

先攻はマカロニえんぴつ。照明がステージを赤く染める中、定位置についた彼らは「鳴らせ」で勢いよくライブの口火を切り、「girl my friend」「MAR-Z」とアッパーチューンをフロアにぶつけていく。MCでLUCKY TAPESの高橋海（Vo, Key）との出会いを語ったはっとり（Vo, G）は「俺らはオシャレなライブしないからね。俺たちのライブしてもいいですか？ 名古屋ついて来れる？」とフロアに問いかけると、キラーチューン「洗濯機と君とラヂオ」でライブを再開。マカロニえんぴつの楽曲の中ではアダルトな雰囲気の「クールな女」をプレイしつつ、続く「MUSIC」を力強く演奏し、エモーショナルな彼らのスタイルを印象付けた。

前日に出演した野外フェス「RESORT JAM 2018」でずっとZIMAを飲んでいたというはっとりは、10月3日発売のニューシングルについて、「『レモンハイ』ではなく、『レモンパイ』」とアピールして会場に笑いを起こしたあと、同曲を披露。続いて「眺めがいいね」を歌ったマカロニえんぴつは、ここでLUCKY TAPESの「Touch!」をカバーしてLUCKY TAPESファンを喜ばせる。ここから彼らは「夏恋センセイション」「ハートロッカー」と疾走感あふれるナンバーを畳みかけるようにプレイしたのち、「ミスター・ブルースカイ」を熱演して出番を終えた。

後攻を務めたLUCKY TAPESは「レイディ・ブルース」でライブの幕を開けると、続けて「体温」をプレイ。高橋海の透き通った歌声と高橋健介（G, Syn）のハードなギターサウンドで観客の体を揺らしていく。「NUDE」に続く「Balance」では田口恵人（B）が前に出て巧みなベースプレイを見せつけた。MCで高橋健介がZIMAを片手に観客に乾杯を促し、「一緒に楽しい夜にしましょう！」と呼びかけたあと、LUCKY TAPESは10月3日発売のニューアルバム「dressing」から新曲「Punch Drunk Love」を披露。続く「Gravity」ではコール＆レスポンスで会場を大いに盛り上げた。

「ハッピーな曲やります！」という曲紹介から「EASY」を届けたLUCKY TAPESは、暗転した会場で壮大なセッションを繰り広げて観客を圧倒。そのまま「MOOD」の演奏になだれ込んで、会場を心地よい雰囲気で包み込んだ。緑の光の中、高揚感のある新曲「ワンダーランド」を披露したLUCKY TAPESは一旦退場したのち、アンコールに応えて再登場。最後は「シェリー」を届けて、「ZIMA MUSIC FIGHTERS meets ライブナタリー」の名古屋公演に幕を下ろした。